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Fallout

ふぉーるあうと

Falloutとは、海外産のビデオゲームシリーズの第一作目及びシリーズの総称である。ここでは、シリーズ総称としてのFalloutについて記述する。
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概要

1997年にInterplay社の発売した第一作目『Fallout』に端を発する(注)洋ゲーシリーズ。
ゲーム中の物語の主な舞台となるのは、核戦争によって荒廃し弱肉強食の掟が支配する過酷な暴力の世界となったアメリカであり、現実の年代で換算して22~23世紀頃の近未来を描いている。
マッドマックス北斗の拳などの所謂『世紀末』(ポストアポカリプス)モノの一種だが、本作独自の特徴として、世界観の描かれ方のベースとなっているのは1950年代に思い描かれた古い時代の未来予想図『レトロフューチャー』であり、本作の随所に見られる何気ないセンスの古臭さはこれに由来する。
また、1950年代当時の世界情勢やアメリカの体制・思想・核の認識のいい加減さなどを風刺したブラックジョークなども随所に光っており、国よってはその危うさ故に発売禁止になってしまったところもある。

シリーズを通して極めて自由度の高いゲームデザインも特色の一つで、困った人々を助ける正義の味方になることもできれば、道行く人や訪れた先々の集落を片っ端から討ち滅ぼす人類の敵になるのもすべてプレイヤー次第。
また、トラブルの解決方法も戦闘だけでなく、話術や交渉技能といった手段で解決・回避することができる場面も多い。

『Fallout2』まではコンピュータゲームとしてInterplay社名義で発売されていたが、同社が経営破綻の末にゲームの製作を行っていた元傘下のベセスダ・ソフトワークスにシリーズの全権利を売却、『Fallout3』以降はベセスダによって開発が進められている。
これに伴い、ゲームジャンルが見下ろし視点RPGから、同じくベセスダ社の「The_Elder_Scrolls」同様の一人称視点RPGに変更された。また、日本語化及びコンシューマ機移植も「3」から行われた。pixivでの投稿もそのような事情から「3」以降のものがほとんどである。
「3」以降のPC版ではTESシリーズ同様にMOD作成ツールが公式から無料配布されており、ネット上のコミュニティでは有志達によって作成された多種多様なMODが配信されている。

現在、第五作目『Fallout4』をシリーズ最新作とする。

シリーズ作品

Fallout

シリーズ第一作目。1997年Interplay社発売。日本語版はなし。作中年代は2161年頃、舞台はかつてのロサンゼルス等西海岸。
主人公は核シェルターVault13の住人で通称『Vaultの住人(Vault Dweller)』。Vault13の生活用水の浄化に必要なウォーターチップが故障、その代替品の探索のために住民を外部への探索へと派遣、主人公もその中の一人であり、冒険はそこから始まった。スーパーミュータントを率いて、核戦争後の生き残った人類の末裔であるウェイストランド人を駆逐しようと企む『ザ・マスター』との死闘がストーリーの大筋として描かれている。

Fallout2

シリーズ第二作目。1998年Interplay社発売。日本語版はなし。作中年代は2241年頃、舞台は引き続き西海岸。
主人公は前作の主人公の孫にして、彼が作ったアロヨ村の住人である通称『選ばれし者(Chosen One)』。今作の敵は、戦前のアメリカ政府の末裔とも言える武装組織『エンクレイヴ』であり、海上油田に本拠地を置き、戦前からの技術を発展させたものを戦力として用いる非常に強力な集団。自分たち以外の全てを殲滅しようと企むエンクレイヴとの死闘がストーリーの大筋として描かれている。

Fallout3

シリーズ第三作目。2008年ベセスダ・ソフトワークス販売。作中年代は2277年頃。舞台はキャピタル・ウェイストランドと呼ばれるかつてのワシントンD.C.、即ち東海岸であり、旧作とは地理的に大きく隔たっている。核戦争時、開戦直後に多数の核が降り注いだ土地であることから、汚染レベルと荒廃度はシリーズ随一。
主人公は通称『Vault101のアイツ』、公式には『孤独な放浪者(Loan wanderer)』。詳細は該当記事を参照。
なお日本語化は家庭用ゲーム機版のみで、PC版は日本語化されていない(有志による日本語化MODが存在する)。

Fallout:Newvegas

シリーズ第四作目(もしくは三作目のスピンオフ)。2010年オブシディアン・エンターテイメント開発、ベセスダ・ソフトワークス販売。
作中年代は2281年頃。舞台はネバダ州南部のかつてラスベガスと呼ばれた土地を中心としたモハビ・ウェイストランドで、大小問わず数多の勢力による複雑な抗争が描かれる。
オブシディアン社はかつてインタープレイ社傘下のブラックアイル・スタジオでfallout旧作に携わったスタッフが多く、開発頓挫したインタープレイ版fallout3のネタなどインタープレイ版falloutへの言及が多数盛り込まれている。
主人公は通称『運び屋(Courier)』。詳細は該当記事を参照。
「3」同様PC版は日本語未対応。

Fallout4

シリーズ第五作目。2015年ベセスダ・ソフトワークス販売。作中年代は2287年頃。舞台はかつてのボストンであり、また東海岸へ戻る格好。
主人公の通称は『唯一の生存者(Sole survivor)』。非公式なものでは前々作に倣って『111のアイツ』、既婚者で子持ちである設定から『111パパ(もしくはママ)』など。
PC版もついに日本語対応しており、さらに北米版そのままで言語のみ日本語対応しているため、ゴア描写もそのままにプレイできる。

その他:番外編

  • fallout:tactics――シリーズ初のシミュレーションタイトル。「2」後の時系列となる。日本語化なし。
  • fallout:Brotherhood of steel――アクションRPG。「1」後、「2」前の時系列。PS2にて日本語化されているが翻訳の都合、「3」以後のタイトルとは用語が食い違う。
  • Fallout Shelter――核シェルターVaultを発展させていくスマホ向けアプリ。

製作中止

  • fallout online――interplayが開発していたが、ベセスダと訴訟(和解成立)の後、権利売却に伴い製作中止。
  • van buren――同じくinterplayが開発しており、デモ画面を発表できるほど進行していたが、経営破綻のため製作中止。完成していればこのプロジェクトが「fallout3」になる予定であった。


基本用語

世界観

  • ウェイストランド

核戦争後の荒廃した大地を揶揄した言葉。その名の通り、飲み水の確保にすら事欠くほど世界は乾き荒れ果ててしまっている。正しく弱肉強食の過酷極まる世界であり、放射能の影響で巨大化・凶暴化した人喰いクリーチャーが跋扈し、武装したならず者たちが道行く人々の命と物品を無慈悲に奪い去っていく。また、そこに住まう人々は「ウェイストランド人」と呼ばれる。
かつての土地の名前はおろか、「アメリカ」という名さえ忘れ去られてしまっている。

  • グレート・ウォー
作中年代2077年10月、世界が滅ぶ切っ掛けとなった世界規模の核戦争。どこの国が口火を切ったかは分からず、多くの町や人々が炎に焼かれ、放射能に汚染されてしまう。一方、意外にも核の爆風による破壊は主要都市を中心とした局地的なものであったため、生き残った人々もまた多かった。しかし、放射能汚染や漏れ出した化学兵器の影響によって環境や生態系が狂い、動植物が恐るべきクリーチャーへと進化する要因となってしまう。現在の状況に落ち着くまでに数十年の期間、ありとあらゆる生物、人間同士による過酷で悲惨極まる混沌の生存競争が展開されていたという。

  • Vault
核戦争を予期した当時のアメリカ政府がVault-Tec社に開発させた大規模な地下核シェルター。ただのシェルターではなく、小さな町規模の大人数を収容可能で、尚且つその中で自給自足が完結しており、世代交代を重ねての長期生活が可能なほどの設備と機能を有している。一方、(住人には知らされることはなかったが)実験施設としての一面もあり、Vault毎に様々な目的やテーマが設定されていた。その中には『放射能を防ぐはずのドアが完全に封鎖されない』『ギャンブル依存症者だけを集める』といった全滅を前提とした非人道的なもの・意義の不明なものも多く含まれており、事実として大部分の実験施設vaultは全滅してしまっている。
「1」「3」「4」の主人公もこのVaultの居住者である。また、vaultにおける制服である「vaultジャンプスーツ」はシリーズの象徴的装備のひとつであり、全主人公の初期装備である(vaultと無縁なはずのNewvegas主人公『運び屋』ももらえる)。

  • キャップ
戦前に一世を風靡した瓶入り炭酸飲料ヌカコーラのボトルキャップ(王冠)。どういうわけだかウェイストランドでは基本通貨として流通している。
詳細な経緯は明らかになってはいないが、グレート・ウォーによって文明や国家が崩壊して戦前の紙幣は今じゃケツを拭く紙にもなりゃしねってのによぉ!になってしまったため、どうやら紙幣並みに流通というか各家庭に溜め込まれていたヌカコーラのキャップに目がつけられたようである。
「NewVegas」の舞台のモハビ・ウェイストランドでは別の炭酸飲料であるサンセット・サルサパリラのボトルキャップも使用されている。
なおゲームの主人公は10000キャップとか普通に持ち歩くが、設定的にはウェイストランドの経済は物々交換が基本であり、キャップはあくまで補助通貨である。

  • 人は……過ちを繰り返す……/War,war never changes.
シリーズを象徴するキーワードであり、各シリーズはこの言葉に始まり(オープニング)、この言葉に終わる(エンディング)。
訳については、非常に端的な言い回しをうまく音節内に収めた名訳とも、ニュアンスを十分に汲み取れていないとも賛否両論。
「4」では初めて作中のキャラクター(主人公)がこのセリフを口にする。

人種・生物

  • ウェイストランド人

ウェイストランドに住まう人々の総称。グレート・ウォーの後、放射線その他諸々の過酷な環境で数世代を経ていることから、大なり小なり肉体に何らかの変異を抱えている者も多い。
生活レベルは地域やコミュニティごとにまちまちで、廃墟でガラクタを拾って物々交換で日々の糊口を凌いでる者から、キャラバンによる交易を営む者、傭兵や用心棒として生きる者、戦前のハイテク施設を独占して優雅に暮らす者など様々。綺麗な水が比較的潤沢に手に入る汚染度の低い地域では農業で自給自足の生活を確立している者達もいるが、中には完全に文明を忘れて石器や骨角器で狩猟生活を送る集団までいる。共通するのは、とにかくみんな逞しく生きている。

  • レイダー

襲撃を企てるレイダーたち


ウェイストランドに蔓延るならず者の総称。北斗の拳で言うところの『ヒャッハーさん』たちであり、出会うとやはりそう叫ぶ。モヒカンに露出度の高いボディアーマーという出で立ちは、本作の彼らにおいても例外なく基本スタイルとなっている。対話の手段は一切なく、目に付いた仲間以外のモノには容赦なく攻撃を仕掛ける。強盗、強姦、殺人、死体オブジェ、果てはカニバリズムまで、残虐な悪事は何でもござれでやってのけるサイコパスな悪党どもである。
一見すると知性をサッパリ感じさせないが、ドラッグの合成技術やハイテク武器の扱い等に長けた一派も存在しており、それらを背景として一大勢力を築き上げている集団もいる。

  • 部族(或るいは「トライバル」)
ウェイストランド人のコミュニティの中でも独自のルールや宗教等を持ち、血縁関係や強い帰属意識で結ばれた閉鎖的な集団。
近隣の街と積極的に交易を行っている友好的な部族もあれば、旅人を見かければ問答無用で襲い掛かって追い剥ぎを働くレイダー同然のものまで様々。
ただし、作中では曖昧な概念を持った呼称であり、単に閉鎖的なコミュニティを指して「部族」と呼ぶこともあれば、部族をまとめてレイダーとして揶揄する人物もいたり、そのまま「トライバル」という名称の敵キャラが登場したりしてかなりややこしい。そのため、日本語版では翻訳の際にその辺の細かなニュアンスが拾えずに、変な会話になっていることもしばしば。

  • グール

ゴブ


ウェイストランドに住まう種族の一種。放射能の影響で変異した人間たちのこと。全身が腐敗したようなゾンビの如き醜悪な外見となり、肉の腐ったような体臭に見舞われる。しかし、きちんと人としての自我や理性は保っており、彼らもまた列記としたウェイストランド人である。また、放射能にほぼ完全な耐性を持ち、寿命も恐ろしく長く、中には200年以上前の戦前の時代から生き続けている者も居る。しかし、多くの場合普通の人間からは忌み嫌われ、迫害される傾向にある。

  • フェラル・グール

光りし者


理性を失い、人々を襲うクリーチャーと成り果てたグール。グール化する人間は、まず普通のグールとなるかこちらに変異してしまう。普通のグールがフェラル化することはないのだが、一部の人間にはそうなると勘違いされており、グールの迫害に拍車を掛ける一因となっている。同種や普通のグールは襲わないため、人目を避けたい一派が番犬代わりに利用することもある。

  • スーパーミュータント

スーパーミュータント
最終兵器嫁


超人兵士を生み出す目的で開発された生物兵器『FEVウイルス(強制進化ウイルス)』の影響で変異した元人間。2mを越す筋骨隆々の巨躯に凶暴な顔付きを有し、並みの人間を大きく凌ぐ怪力を誇る。放射能に対しては、耐性を持つどころかむしろ得意分野。性別の区別が存在せず、素体となった人間が女性でも男性でも、イラストのような外見となる。知能は一貫して低めだが、旺盛な闘争本能と身体能力に任せた荒々しい戦い振りは訓練された兵士を圧倒するほどであり、多くの場合は住人らにとって脅威となっている。
『1』及び『2』、『Newvegas』の舞台となった西海岸と『3』の舞台となった東海岸では、元となったFEVウイルスの性質が異なるため、スーパーミュータントたちの性質も異なっている。西海岸のものは知能が高く、『ザ・マスター』に扇動されていた一派以外は人類と共存している者も居る。一方で東海岸のものは完全に人間と敵対するクリーチャーであり、人々を容赦なく殺戮する無慈悲な敵として恐れられているが、フォークスやアンクル・レオなど、高い知能と理性を併せ持つ平和的な個体もごく一部確認されている。

  • ザ・マスター
第一作目「Fallout」のラスボス。西海岸のスーパーミュータントたちの始祖個体にあたり、彼らの生みの親とも言える存在。スーパーミュータントこそが次代を担う新人類であるとして、旧人類たるウェイストランド人を殲滅しようと目論んだ。その正体はFEVウイルスの影響で人としての姿を失う代わりに超常的な力を得た元人間。FEVウイルスが大量に保管されていたマリポーサ軍事基地に潜み、テレパシーのような能力で部下であるスーパーミュータントの軍勢「マスターズアーミー」を手足のように操り、人類を大いに苦しめた。しかし、最期はVaultの住人によって討たれ死亡した(選択肢によってはVaultの住人の説得によって絶望し自ら命を絶ったりする)。
なお、彼の手によって直接調整され生み出されたスーパーミュータントは「第一世代」と呼ばれており、取り分け高い知能と身体能力を誇っている。「第二世代」以降は漏洩したFEVウイルスの影響で偶発的に変異・誕生した個体であり、主体性に欠け知能も第一世代に劣る。ザ・マスターの遺した禍根は事件から100年以上経過した「New Vegas」の時代においても猛威を振るっており、人類との共存を嫌う過激派によるテロ行為が後を絶たない。

組織・派閥

  • ブラザーフッド・オブ・スティール(BoS)

ウェイストランドに残る戦前のテクノロジーを収集・保管・研究する組織。パワーアーマーに代表される高度な戦力を持つ。テクノロジーを信奉するカルト団体的な側面があり、構成員は原則として親類縁者のみで構成される。またその価値基準はテクノロジーこそが全てであり、時にはキャラバンを襲ってテクノロジーを強奪する「ハイテク・レイダー」と揶揄されるような一派もいる。
また、支部ごとに性質もさまざまで、「3」に登場したエルダー・リオンズ率いる一派は、例外的に外部からの人材を受け入れ、技術の回収よりも治安維持や現地住民の保護を優先する方針を採った(ただし、BoS全体から見るとこうした行動は異端的である)。
「4」では、「3」に登場した東海岸の一派が後述のエンクレイヴの技術とテクノロジーを吸収したことで極めて強大な組織として登場。『人類を人類自身(のテクノロジーの濫用)から守る』という大義を掲げて積極的に行動するなど、シリーズによってその様相が大きく変貌する組織でもある。
しかし、一方で本隊である西海岸の一派はNCRとの戦争に大敗、本拠地を占拠され内部抗争が勃発するなど、その勢力を大きく衰えさせている。「NV」にもモハビ支部の西海岸BOSが登場するが、彼らもまたNCRに追い詰められて孤立しており、厳しい戦いを強いられている。

  • エンクレイヴ
戦前の政府高官と軍産複合体を母胎とし、戦前からアメリカ政府を裏で操っていた秘密結社。核戦争を海上油田施設に逃れることで乗り切り、200年の時を経てついにアメリカ本土に還って来た。戦前から断絶なく進歩を遂げたテクノロジーはBoSをも凌駕し、物量的にも豊富な、ウェイストランド最強の武装組織である。
かつてのアメリカ政府の正統な後継を自認しており、純血主義を掲げて「純粋なアメリカ人」の国家建設のため、グールやスーパーミュータント諸共ウェイストランド人を殲滅しようと企んでいたが、「2」で選ばれし者によって本拠地である油田施設を破壊された。
だが完全に壊滅したわけではなく、「3」で残党を再組織し東海岸はキャピタル・ウェイストランドに侵攻するも、Vault101のアイツとB.O.Sによって阻止され、さらに『3』のDLCで残党を三度組織して逆襲を試みるもこれも失敗、その軍備をB.O.Sによって吸収された。
一応、設定上はまだシリーズの舞台となっていない土地に広大な支配地域を持っているらしい。

  • 新カリフォルニア共和国(NCR
グレート・ウォーから100年近く経って「建国」されたカリフォルニア及びネヴァダを拠点とするウェイストランド人による連邦・民主主義共和国家で、秩序や法治、民主主義といった旧世界の価値観の復活を目指している。元々はVault15の生存者達を中心に作られたシェイディ・サンズというキャラバンと農業を生業とする小さな集落だったが、「1」の時代にVaultの住人に助けられたことを切掛に建国を宣言。「2」の時代に選ばれし者の助けで勢力を大きく拡大し、アメリカ南西部全域を治めるほどにまで成長した。
技術力こそエンクレイヴやBoSに劣るものの、「NV」の時点で70万以上の人口を抱え、きちんと整備された常備軍をも備えるという、アメリカのウェイストランドでは最大規模の勢力を誇る。しかし税金が恐ろしく高いうえに派閥争いや民主主義国家特有のフットワークの重さといった諸問題も抱えている。エンクレイヴとは勿論、エリート主義のBoSとも仲が悪く、散発的な小競り合いを繰り返しながら、長らく緊張状態にある。

  • シーザー・リージョン
『Fallout:NV』で新たに登場した組織。モハビ・ウェイストランドにおいて、フーバーダムの支配権を巡ってNCRと真っ向から対立している。
「シーザー」と呼ばれる一人の指導者に率いられる一大連合組織であり、周辺の80以上もの部族を統一して結成された。本拠地はアリゾナフラッグスタッフにあり、そこを中心にモハビ・ウェイストランドにまで至る広大な領域を支配下に置いている。軍事色が極端に強いという特徴を持ち、古代ローマの風習や制度を模した鉄の掟による厳格な支配体制を敷いている。男は皆戦士として徹底した教育と過酷な訓練を受け、冷酷な戦闘マシーンに仕立て上げられ、未婚女性などの弱者は奴隷として軍事以外の仕事に従事させられる。基本的に敵か味方かの認識しかしない排他的な集団だが、商取引においてはその限りではなく、外部の商人を優遇したり、支配領域には独自の通貨を流通させるなど経済管理は意外としっかりしており、NCRにも劣らない勢力を築いている。
兵士は一兵卒に至るまでシーザーに対して絶対の忠誠を誓っており、高い戦闘技能や死を全く恐れない蛮勇さ、そして完璧な統率で精強無比を誇る。技術力こそNCRには及ばないものの、練度の差と手段を選ばない戦術で、物量で押し潰そうとするNCR軍を圧倒している。

  • 連邦(コモンウェルス)
カナダに本拠地を置いていると言及される謎の組織。ある意味エンクレイヴすら凌駕する非常に高い技術力を有しており、彼らが開発したアンドロイドは人間とほとんど見た目に差異がなく、ほぼ完全な自我まで有しているという異常な完成度を誇る。
『Fallout3』には、連邦から来た科学者と彼が連れてきたアンドロイドが登場している。また、ピットに住まうイスマイル・アッシャーからは敵として認識されている。
「4」では『コモンウェルス』とはかつての『コモンウェルス・オブ・マサチューセッツ』、即ちボストンを中心とするマサチューセッツ州であったことが判明、アンドロイドを生み出した組織『インスティテュート』を追うこととなる。

アイテム

  • G.E.C.K.

Garden of Eden Creation Kit(エデンの園作成キット)。シリーズにたびたび登場するキーアイテムの一つで、アタッシュケース程の大きさながら、都市一つ分の土地の放射能汚染を完全に浄化し土壌を耕作に適したものに作り替えるトンデモ装置。戦前にVault-Tec社によって開発されたが、彼らは核戦争による被害規模を完全にナメきっていたため、ほんのごく僅かな数のVaultにのみ配布されるに留まり、戦後はそのほぼ全ての所在が不明となっている。
その存在を知る者も少ないが、当然ながら様々な勢力に狙われており、ウェイストランドのある地域ではこれによって文明を復興させ大都市を築くことに成功したところもある。
ちなみに「3」では公式から同名の専用MOD作成ツールが無料配布されており、ベセスダ社のユーモアが光る。

  • Pip-Boy
Vaultの居住者が10歳から死ぬまでその身に装着を義務付けられる機械端末。ただの装備品ではなく、専用のセンサーが体内に埋め込まれ、Pip-Boy本体も肉体と一体化する形で装着されるため、装着者にとっては正しく終生の身体の一部となる(このあたりの設定はシリーズによってまちまちであり、普通に外しているらしい描写もある)。また、時代毎にバージョンアップが施されており、その都度機能の追加やデザインの変更などが為されている。
体調管理及びアイテム管理機能やマップ、GPS、懐中電灯、ラジオ、ホロテープ再生、ガイガーカウンター、通信装置など様々な機能が搭載されており、便利で幅広い多機能性を誇る。また、戦闘向けの支援機構として「V.A.T.S.」システムも搭載されている。歴代主人公は全員がこれを着用しており、シリーズの顔役とも言えるガジェットの一つとなっている。

  • Vaultジャンプスーツ
別名vaultスーツ。vaultの居住者すべてにその着用が義務付けられた制服。青く染められたレザー調のジャンプスーツに、金のラインが入ったデザイン。
作品によって差異があるが、「1」コンセプトアートなどでは身体にぴったりとした近未来的なデザインとなっている。
シリーズの主人公たちは必ずこのスーツを装備することになる(vaultに居住することがない「2」「NV」主人公も必ず手に入れる)、シリーズの象徴的装備のひとつ。

核電池によって動く、かつて作中の米軍が運用した軍用パワードスーツ
その性能は「単騎で街一つを制圧できる」と言わしめる凄まじいもので、ナンバリングタイトルのジャケットはすべてこのパワーアーマーが飾っている。
アートデザインにおいても、作品の方向性を定めるために最初にデザインされる、まさにシリーズの看板。

関連タグ

Fallout Fallout3 Fallout:Newvegas Fallout4

正確にいえば、本シリーズの発端は1988年にインタープレイが開発し、エレクトロニック・アーツより発売された「wasteland」である。
発売元であるエレクトロニック・アーツから「ウェイストランド」の版権を買い取れなかったインタープレイがその精神的後継として作り上げたのが「fallout」シリーズである。

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