ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

マッドマックス

まっどまっくす

ジョージ・ミラー監督のバイオレンス・アクション映画シリーズ。その世界観が後続作品に大きな影響を与えたことで知られる。
目次 [非表示]

概要編集

ジョージ・ミラー監督による、オーストラリアのバイオレンス・アクション映画シリーズ。

1作目から3作目まではメル・ギブソンが主人公のマックスを演じ、当時演劇学校の学生だったギブソンにとっての出世作となった。

4作目からはトム・ハーディに代わり、以降も続投する予定である。


1970年代に栄えたオーストラリア製B級映画がルーツ。

特に「2」におけるモヒカン頭やホッケーマスクの凶悪な悪党共が跳梁跋扈し、水や資源を巡って殺し合う荒廃した未来世界」という作品イメージは文明崩壊後の世界を舞台とした「ポストアポカリプス」と呼ばれるジャンルに画期的なイメージをもたらし、日本でも『北斗の拳』をはじめとして後続の多くの作品の世界観に大きな影響を与えている。


作品編集

マッドマックス(1979年)編集

最終戦争直前の近未来のオーストラリアの治安が悪化した片田舎の街。トーカッター率いる暴走族グループが無法の限りを尽くしていた。警官マックスは暴走族の男を追跡するが、運転を誤った男は事故死。トーカッターは報復としてマックスの同僚警官や、妻子までをも殺害してしまう。

怒りを爆発させたマックスは、特殊パトカー「V8インターセプター」を持ち出して、トーカッターに復讐を挑む。


マッドマックス2 / ザ・ロード・ウォリアー(1981年)編集

前作より数年後、東西大国間による世界大戦が勃発。石油資源の枯渇により文明社会は消滅し、残されたわずかな石油を巡って争いが繰り広げられる荒廃した姿に、世界は変わり果てていた。

そんな中をあてどもなく放浪するマックスは、ふとした出来事から出会った石油精製所の人々を守り、精製所を狙うヒューマンガス一味と死闘を繰り広げることになる。


マッドマックス / サンダードーム(1985年)編集

物々交換で全てが成り立つ町・バータータウンにたどりついたマックスは、町の女支配者エンティティにより、球状の檻「サンダードーム」でのデスマッチを強いられる。

敗れて砂漠に放り出されたマックスは、子供達に救われ、彼らの住む村に運ばれる。子供だけが暮らす村で、理想の世界を築こうとする純真な彼らの姿にマックスは徐々に人間性を取り戻してゆくが……


マッドマックス・怒りのデス・ロード(2015年)編集

シリーズ第4作。

世紀末の荒野を流離うマックスはウェイストランドに君臨する暴君イモータン・ジョー率いる武装軍団「ウォーボーイズ」に拉致されてしまう。医療用の輸血人間にされたマックスだが、時を同じくしてジョーの配下から脱走を企てた大隊長フュリオサと共闘することになった。

かくしてマックスとフュリオサ、ジョーの軍団との死闘が始まった。


マッドマックス:フュリオサ編集

2024年5月末に放映された第5作。原題は『Furiosa: A Mad Max Saga』。『怒りのデス・ロード』の前日譚に当たる物語で、主人公は幼き日のフュリオサ大隊長である。

暴走族によって故郷の「緑の土地」から拐われ、母親をも殺されたフュリオサは、自分から全てを奪った族長のディメンタスに復讐を誓う。


日本語吹替について編集

マックスはメル・ギブソンを他作品でも担当した安原義人(1作目、「2」と「サンダードーム」のスーパーチャージャートリロジーBlu-ray版での新録)や鈴置洋孝(「2」のTBSでの吹替版)、山寺宏一(「2」のテレビ朝日日曜洋画劇場版)、柴田恭兵(「2」のフジテレビゴールデン洋画劇場版、キャプテン・ジャイロの吹替担当がジョニー大倉であるため通称チンピラ版とも)などが吹き替えている。


余談編集

  • 「1」は製作費がほとんど車代だったため、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』というホラー映画に更新されるまで「世界で一番予算の割に収益を上げた映画」としてギネスブックにも記載されていた。
  • 「2」はアメリカ公開では『ザ・ロード・ウォリアー』の副題がついている。モヒカンや肩パットのスタイルと合わせ80年代大ブームを起こしたプロレスのタッグチーム「ロード・ウォリアーズ」の元ネタにもなった。また、ヒューマンガス一味のサブリーダーで、凶暴なモヒカン頭のウェズを演じたのは「コマンドー」のベネット役で知られるヴァーノン・ウェルズ
  • 監督のジョージ・ミラーは2003年頃、既に「マッドマックス4」の脚本ができており、制作に着手したい旨を発表していたが、イラク戦争による世界情勢の悪化や経済的事情により、撮影は延期に次ぐ延期を強いられる。ようやく完成した第4作は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の邦題で、2015年6月に公開された。
  • 前田真宏を招いてのアニメ化企画もあったが実現しなかった。「怒りのデス・ロード」の前日譚で、フュリオサを中心とした物語になる予定だった。その後、前田は「怒りのデス・ロード」でデザインを担当している。

関連動画編集

マッドマックス スーパーチャージャートリロジーBlu-ray


関連タグ編集

映画 洋画 アクション映画 映画の一覧

ジョージ・ミラー メル・ギブソン トム・ハーディ

ポストアポカリプス 世紀末

マッドレックス:「爆上戦隊ブンブンジャー」に登場する敵組織上級幹部。おそらく外観や名前、体につけたプレートの数字が公開年(順に1979=初代公開年の1979年1981=2作目公開年の1981年1985=3作目公開年の1985年)、武器の名前が『怒りのデスロッド』など様々なオマージュが存在しており、彼の死後、怒りのデス・ロードのオマージュを込めた怪人がかたき討ちのため現れた。

関連記事

親記事

ジョージ・ミラー じょーじみらー

子記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 5406005

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました