この項目での表記は、一般的に知られる「ギネスブック」で統一するものとする
概要
アイルランドのビール会社ギネス社代表取締役だったサー・ヒュー・ビーバーが「世界記録を集めた本を作れば酒のつまみになる」という事で1951年にマクワーター兄弟社に調査を依頼し、1955年に初版が発行されている。ちなみに版数が確認出来る本の売り上げ記録として、ギネスブックはギネスブックに記載されている。
現在、日本での発行は角川マガジンズが行っている。
あらゆるジャンルの多種多様の記録が掲載されており、日本でも町おこしのイベントでギネスに挑戦する企画が多数行われているが、そういった企画ものでは予めギネス社に申請し、ギネス社の派遣した審判に認められなければならない。
これは、逆に言えば「どんな凄い大記録でも、申請して認定されなければギネス記録にはならない」ということである。実際、このルールを知らなかったがために何度も大記録を打ち立てながらも認定されなかった人や、認定確実と目されながらも諸般の事情(「目立ちたくない」「申請が面倒」など)で申請しようとしない「ギネス級記録」も存在する。
ただし、例外的に公に知られるスポーツの世界記録などはそれぞれに信頼のおける公式記録が残るため、記録達成後に申請する事は出来る。
日本においては、世界記録の事をギネスブック掲載の有無は関わりなく「ギネス記録」「ギネスもの」と表現されることも多い。
注意
以前は早食いや大食い、不眠や最年少の出産と言った類の記録も掲載されていたが、現在ギネスブックでは生命の危険のあるものや犯罪を誘発しかねないもの、あるいは現代倫理や人道的に問題のある記録は掲載されていない&新記録の受付も行っていないので注意が必要である。