概要
ふざけているような名前だが「出会ったらヤバい」とされている。
初出は2008年9月22日、匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)のオカルト超常現象板に立てられた「ヤヴァイ奴に遭遇したかもしれん」というスレッドへの投稿から。
赤い服と長くサラサラの髪をした長身の女性の姿で、左腕には自傷痕のような切り傷があり、眼窩は空洞で眼球が無い。屋根やビルの上と言った高所での目撃例が多く、非常に活発な動きをするという。「アクロバティック」という呼び名はこの動きから(スレで「地元ではアクロバティックサラサラと呼んでいる」という発言があり、それを気に入ったねらーがそのまま使用した)。
真実かどうか定かではないものの、北海道、東北、茨城、大阪、広島等で目撃されており、四国・九州や離島での目撃証言はない。一説には、2003年ごろに福島県で投身自殺した女性の怨霊であるとも言われているが、詳細は不明。
2022年12月20日に放映されたTV番組『口を揃えた怖い話』では、この妖怪が取り上げられ、SNSで話題となった。
ホラーゲーム
- 赤い女
アクロバティックサラサラをモデルにしたと思われるホラーゲーム。
主人公は夜道で赤い服を着た筋肉質な女と擦れ違う。後日、赤い女が家にやって来て……。
この赤い女は異常な身体能力を有しており、見つかった瞬間に猛スピードで迫って来るので逃げ切ることは不可能。見つからないように警察が来るまで逃げ切る必要がある。
また隠しアイテムを利用して撃破することで真エンディングとなる。
関連タグ
- 八尺様 - 身長がほぼ同じとも言われ、目撃地も近いことから類似した存在とも言われている。
- しょうけら - 「屋根の上で奇怪な動きをみせる」「見た者に害を加える」などの点が共通している。漫画『地獄先生ぬ~べ~』でも登場。
- アクロバティックさらさら - ダンダダンのキャラクター。
- カタカタ(コワイ女) - ホラー映画『コワイ女』収録の短編のひとつ、及びその短編に登場する怪異の名前。監督は数々のホラー作品ほか牙狼など有名特撮作品を手掛ける雨宮慶太氏。コワイ女自体は2006年公開の映画であり、悪皿の発生時期とされる2003~2008年と一致する。