概要
1982年創業。略称は「EA 」。1999年頃までは□○△(□はE、△はA)と図形のロゴを使用していたため、雑誌では「EOA」と誤記されたことがある。
創業初期はPC専門のパブリッシャーであったが、80年代後半から自社製ソフトを開発するようになり、90年代に入って家庭用ゲームに参入した。
主にアクションゲームやスポーツゲームを販売するゲームメーカー。
『テーマパーク』、『ザ・シムズ』や『メダル・オブ・オナー』、『バトルフィールド』、『DEADSPACE』といった作品が有名である。スターウォーズ、ダイ・ハードなど洋画のゲーム作品を手掛けることも多い。現在の本社は米国カリフォルニア州のレッドウッドシティに拠点を構えている。
日本法人
エレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社を設立。
主に海外ゲームの日本版の販売などを行なっていたが、PS、セガサターンに参入してからは日本独自のソフトを手掛けるようになる。
ビクター時代は3DOソフトをPS、SS向けに移植することが多かった
1998年に提携先をスクウェアに変更して、エレクトロニック・アーツ・スクウェア株式会社を設立。
2003年にスクウェアとの合併を解消して日本法人はエレクトロニック・アーツ株式会社となる。
2011年セガと提携。2019年3月に日本法人の閉鎖を発表。ゲームの提供、サポートは継続される(サポートは米国本社を通じて行われるとのこと) 。
しかし、2021年6月12日、ハッカー集団によってFIFAシリーズやバトルフィールドなどの計780GB分のソースコードが流出されたとの発表があった。
評判
ゲーム開発会社を買収して傘下に収めては不要になるとあっさり切り捨てる姿勢や、顧客へのサポートが最悪などの理由により、2011年度と2012年度の「アメリカ最悪の企業(Worst Company in America)」に選出された(有名企業ゆえ目立つせいもあるだろうが)。また、1997年から2016年まで自社製品「ニード・フォー・スピード」へ登場させるべくポルシェと独占契約を結び、他社へのサブライセンスを認めないという閉塞的姿勢を貫いたため、「グランツーリスモ」や「Forza Horizon」、「湾岸ミッドナイト」などは苦肉の策としてRUFなどのポルシェチューニングメーカーと契約するしかなかった。そのため、それらゲームファンたちからもEAは忌み嫌われていた。
現在は、その嫌われ度はだいぶマシになっているが、顧客サポートの評判の悪さは相変わらずだったりする。
主な作品
EAスポーツシリーズ
タイタンフォールシリーズ
バトルフィールドシリーズ
スターウォーズシリーズ
アローン・イン・ザ・ダーク(PS移植版など)
関連タグ
3DO - 創業者の一人であるホーキンス氏が設立した会社。及び同社が開発したゲーム機規格の名称。
日本進出の際に提携したことがある会社
スクウェア(現:スクウェア・エニックス)