NFS

にーどふぉーすぴーど

エレクトロニック・アーツから発売されているレースゲームシリーズ。

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目次 [非表示]

1 概要

2 経歴

3 収録車種

4 シリーズ

概要

スポーツカーを改造するなどして主に公道を舞台に争うゲームで、実在するスポーツカーが多数登場し、エンジンなどを改造する点は他の同種ゲームにも見られるが、本シリーズにおいては部品交換により自動車の外観（形状やマーキング）をも大きく変更できるのが特徴である。場合によっては原型をとどめていないことも。

カーボン~アンダーカバーではAutosclupt機能により、ボディキットやエアロパーツの形状を細かく設定できるようになり、プロストリートではこれが性能を変化させるようになった。

また、実在サーキットを舞台としたプロストリート、シフトでは馬力、トルクが明記されており、チューニングやアップグレードによってどう変わったかがわかるようになっている。(なおプロストリートではモードとチューニング次第で1000馬力オーバーのモンスターマシンを作ることも可能)

実在車種が多数登場するものの、その挙動や世界観はあまり現実的とはいえない。とはいえ、映画ワイルドスピードシリーズのような独特な雰囲気とシステムを持つレースゲームとして進歩を重ね、ユーザーの支持を得ている人気シリーズである。

日本ではPC版は1作目からニード・フォー・スピードというタイトルで販売されているが、コンシューマー版は1作目から4作目まではオーバードライビンというタイトルで販売されていた。

2014年に実写映画が公開されている。登場車両も映画用に特注でチューニングされたシェルビー・マスタングだけでなくランボルギーニ・ケーニグセグ・ブガッティとスーパーカーが勢ぞろい。

経歴

ニード・フォー・スピードは当初カナダのバンクーバーにあるゲームスタジオ"ディスティンクティブ・ソフトウェア"（Distinctive Software）によって開発された。1991年、エレクトロニック・アーツに買収される前に同社は、Stuntsやテストドライブ IIなどの人気のあるレースゲームをすでに作っていた。EAに買収されると同時に同社はエレクトロニック・アーツ・カナダ(通称EAカナダ)に変名。同社は今までの経験を生かし、1992年後半ニード・フォー・スピードシリーズの開発を開始。EAカナダとEAシアトルは開発を続け、長年に渡りNFSシリーズのフランチャイズを拡大。2002年、シリーズ継続のためもう一つのバンクーバー拠点のゲーム会社Blackbox SoftwareがNeed for Speed: Hot Pursuit 2を開発。Blackboxはゲーム発売の直前エレクトロニック・アーツにより買収され、Electoronic Arts Blackboxと名前を変更。それ以来、EA BlackboxはNFSシリーズの主要デベロッパーであったが、2011年のThe Runを最後にスタジオを閉鎖。2013年のRivalsからGhost Gamesが主要デベロッパーとなっていたが、2020年以降はHP2010とMW2012を手掛けた、『BURNOUT』シリーズで知られるCriterion Gamesが以降のシリーズ開発を引き継ぐ事になった。

収録車種

BMWやフォードなど有名どころが勢ぞろいしており、カーボンモータースやマルシャなど珍しいメーカーも。

過去にEAは2016年までポルシェのレースゲーム独占契約を結んでいたため、他レースゲーム(グランツーリスモ、Forza Motorsports、湾岸ミッドナイト)はその権利の関係上RUFまたはゲンバラを使用していた(Forza4からForza6まではDLCの拡張パックとして販売された時期があった)。

しかし、ストリートレースや警察とのカーチェイスなど危険行為全開なため、サーキットでのレースを題材としたプロストリートとシフト以外の作品においてはホンダ(アキュラ)は諸事情から車両を提供していなかった。だが2015年に発売されたリブート作品以降は提供された。また、2005年版モストウォンテッドではゲームの性質上、日産までも許可されなかった。