概要
2024年3月に公開されたシリーズ最新作。日本語のタイトルは『カンフー・パンダ 4 伝説のマスター降臨』だが、今作も日本での配給はされなかった。
ジャック・ブラックがハリウッドの殿堂入りを果たして以降、初の本編系列の作品となる。
- テレビアニメやネットフリックスなどの作品は世界観や内容的にも乖離や整合性の欠落が激しいパラレルワールドの外伝であり、制作者達がそれぞれ本編とは独立している事をインタビュー等で述べている。
三部作を経て、一人前のカンフーマスターかつ武侠者へと成長した、主人公であるパンダのポー。しかし、相変わらずのお調子者であり、「平和の谷」でポーを見かけても彼が「龍の戦士」であることを知らない者もいるなど、知名度的にもまだまだ向上の余地がある。
その上で前作でも示された、彼の「"戦士"から"師"への成長」が継続して描かれており、次代の「龍の戦士」の候補になり得るコサックギツネの少女・ジェンが新キャラクターとして登場する。
今回のヴィランである女魔術師カメレオンは、タイ・ランといった過去の戦士の魂を呼び寄せ、その能力や姿を片っ端から自分の物として取り込める難敵。
ポーは彼女を止める任務を帯び、ジェンを協力者に遠く離れたジュニパーシティへ出張するという物語(この為シーフーや別の任務に就いたフュリアス・ファイブは本格的に登場・活躍しない)。
このように今作はポーにとって、過去の宿敵達(の魂)と再会し「これまでの自分」を再確認しつつ、ジェンという後継者を得て「これからの自分」を考えるという、新たなターニングポイントとしての意味合いが強い。
余談
- 動画や予告編がリークされたことによって製作に支障が出たという話もある(実際に、最初の予告編の公開が2023年12月と非常に遅くなった)が、実情は不明である。しかし、予告編は公開から全世界で1週間で1億回以上再生されたとされている。
- エイの敵も登場するが、完全な水生生物モチーフのキャラクターが「本編」に登場するのは今回が初である(マスター・ドルフィンは鎧のみが登場していたため)。
関連動画
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MrBeast:本作にカメオ出演している。