注意
『ホリデー・スペシャル』が一番矛盾が少ないものの、テレビアニメやビデオ作品などはパラレルワールドと見なされているので、正史と捉えられるかどうかは不明である。
よって、以下の内容にも注意していただきたい。
(いずれもネタバレ注意!)
主人公側
・マスター・ファイブ/フュリアス・ファイブ (原語版)
ポーが憧れを抱いたカンフーマスターの5人組。彼らの中から龍の戦士が選ばれる筈だったが、ポーが選ばれる結果となった。束になり、タイ・ランと戦うが、全員揃って彼に敗北。
TVアニメでは、ポーが彼らに記憶を消す技を何十回も使った事で彼を曲者扱いし、襲いかかるが、彼に蹴散らされている(「友を弄ぶべからず!より」)。
また、ひょんな事で喧嘩も始め、泥棒を逃した事もあった(「旅は仲間連れ」より)。
詳細は本人の
項目を其々参照。
- マスター・タイガー/マスター・タイガレス (原語版)
- マスター・ツル/マスター・クレイン(言語版)
- マスター・モンキー
- マスター・ヘビ/マスター・バイパー (原語版)
- マスター・カマキリ/マスター・マンティス
取り巻く人々
・家族
- ミスター・ピン
声:英語版:ジェームズ・ホン 吹き替え版:龍田直樹
アニメ版:細谷カズヨシ
ガチョウの男性。一人称は儂。ポーを義理の息子として育てているラーメン店の店主で、ポーが作る「秘密の材料スープ」でいつも店は大賑わいであり、彼が店を継いでくれることを期待している。
アニメ版では店の宣伝にはポーに宣伝させたり、クーポンを配っている。
- リー・シェン
ポーの実父でパンダ村の村長。若い頃は力強い農夫であり、村を襲撃してきたシェン大老の軍勢にも抵抗し、ウルフ隊長の目を奪った。
・翡翠宮
- ウーグウェイ導師
ゾウガメの老人でガラパゴスの出身。一人称は私。カンフーの始祖にしてシーフー老師の師匠。「平和の谷」の実質的な指導者でもある。かつて暴れまわったタイ・ランを、秘孔を突いて瞬時に倒すほど、圧倒的な実力者。弟子であるシーフー老師やマスターファイブとは対照的に、ポーの素質を最初から見抜き、彼を龍の戦士に指名する。ポーの悩みを聞き入れ、考えを前向きに変えさせたり、ポーが龍の戦士であることに反対するシーフー老師に「この世に偶然は無いのです。」と言って諭すなど、この物語においてかなり重要な役割を果たす。自らの寿命が、タイ・ラン襲撃までもたないと悟ったウーグウェイ導師はシーフー老師に「(彼(ポー)を)ただ信じるのです。」と言い残し、桃の木の花びらが舞う中で静かに消滅していった。
- ゼン
雁の男性。一人称は私。シーフー老師に仕える使用人。また、メッセンジャーも務める。
1作目では彼の落とした羽がタイ・ランの運命を定める事となってしまう。
・カンフー評議会
『カンフーパンダ2』で初登場。シェン大老と狼親衛隊の追放後、そして孔雀一族の没落後、ゴンメン市の統治を行ってきた。
他のキャラクターの多くと同様に、映画とビデオ作品では、出自が全く異なるが、こちらの場合は年齢も異なる (他のキャラクターでもその可能性があるが)。
- マスター・サンダーライノ/マスター・サンダリング・ライノ
マスター・フライング・ライノの息子で評議会のリーダーを務める。得物の「クラウドハンマー」と角を使った防御、凄まじい突進力などで有名。
しかし、シェン大老の大砲の犠牲になってしまう。
- マスター・ストーム・オックス/マスター・ストーミング・オックス
マスター・サンダリング・ライノの一番弟子。この世界の水牛や熊のカンフーマスターや戦士等に多く見られる装いと得物を持つ。
ビデオ作品では、(アニメパートのみで)身長が最もあり、敵の弱点を見抜く観察眼と頭脳戦が得意とされる。
- マスター・クロコ
ワニの男性。波打った剣を得物とする剣技と尻尾の鉄球による打撃力、(他のマスターにも言えるが)演舞のようなアクロバットや水中を絡めたら戦術などに優れる。映画では、かつてはマスター・カマキリとも因縁のある盗賊団の長だったが、マスター・サンダリング・ライノに敗れただけでなく、赦され、その戦闘力を正義のために使うために改心する。
評議会のメンバーでは唯一、『カンフーパンダ3』にも映像で登場。
テレビ作品では出自も全く異なる。こちらでは、背中の鱗の防御力がウリだとしているが、マスター・ストーミング・オックスに後ろから羽交い締めにされ、マスター・サンダリング・ライノが腹部に突進しても何とかなる防御力を見せていた。
- マスター・ボア
監獄でチョイ役で登場したが、本来はもっと活躍する予定だった (皮膚の下の脂肪等の動きが難しくて断念したとか)。
『カンフーパンダ・ホリデースペシャル』の盗賊の猪たちも同じ格好をしている。
『カンフーパンダ3』で翡翠体として登場した猪のマスター達も、便宜上はマスター・ボアズと呼ばれることがある。
・その他
- グレート・マスター・バイパー
伝説のカンフーマスターの一名で、マスター・バイパーの父。名前が不詳の妻がいる。圧倒的な威力を持つ毒牙が武器であり、それ故にバイパーの一族は竜の子孫であり毒は竜の炎から生まれたとまで言われており、村を一人で長年守ってきた。
娘のバイパーが毒牙に恵まれず、そこに悩まされてきたが、父を励ますためにバイパーはリボンダンスを始め、それが更にカンフーマスターとしての道を示すきっかけとなる。
- バチェラー提督
タイ・ランを封じていた監獄のサイ軍団のリーダー。
- メイ・リン
ビデオ作品の一部にて、マスター・ツルがカンフーマスターを目指すきっかけを作った女性で、マスター・ツルが清掃員等として働いていたカンフー戦士養成所の優等生。見た目はオオヤマネコかアジアンゴールデンキャットに似る。
悪役
ビデオ作品では、中国全土の悪党共を集め、中国を支配しようとした。
テレビアニメ限定キャラ
主要キャラクター等の親族・恋人等 (一部例外あり)
- ソン
美しいユキヒョウの女性。他のメンバー同様に、傘を得物とする。旅の芸団を装った盗賊団の一員だったが、ポーと触れあうことで改心する。そして、リーダーが不在となった芸団を率いる新たなリーダーとなる。割りと初期からポーに好意を抱いており、ヌードルキスに失敗してポーに頭を呑まれかけたが、後に頬にキスをして別れた。
- ルーシー
雌のヤギで兄がいる。ポーと婚約するが、悶着の末、一から付き合う。
- シロン
レッサーパンダの老人。一人称は儂。シーフーの父親。彼もカンフーが得意で、手品もこなす。
詐欺師であり、12歳だったシーフーを置き去りにしており、詐欺を続けている。「ダメな親には旅をさせろ」のみ登場。
- メイ・リン
小柄な狐の女性で、ゼンが憧れるなど美貌の持ち主。シーフーの恋人だが、優秀なカンフー・マスターであると同時に手癖の悪い盗人でもあったため、シーフーとはくっついたり離れたりしてきた。
シーフーとの出会いはライバルのような感じであった。盗人をするが、シーフーと出会ってからはシーフーの好意をより得るために盗みを働いた部分があり、シーフーへの愛は本物である。そのため、現在は改心し、ヨリを戻している。
- タイガレスの両親
雨の日に、赤ん坊のタイガレスを孤児院に預けた。
- ツルのママ
ツルの女性。マスター・ツルの母。ツルの頭が彼女曰く「今は亡きパパゆずり」。ツルからは「翡翠城が宿」、「ポーとファイブが部下」、「シーフー老師は掃除人」と伝えられていた。
過保護だったが、カンフーマスターである彼の様子を見て、お互いに和解する。「子は知らぬうちに育つもの」のゲストキャラ。
- モンキーとウコンのママ
回想にのみ登場。故人(故猿)である。
- ペン
ユキヒョウの少年。一人称は僕。タイ・ランの甥。ポーより人気者になるカンフーの才能の持ち主。芸も得意で、タイガーさえも大笑いするほど。叔父であるタイ・ランをポーが倒した事で、彼との間に亀裂を生むが、変身の石でタイ・ランに変身したポーに諭され、解釈した。
その後、リオンと共にカンフークラブを作り、一般人にカンフーを教える事になる。(「カンフーは使う事にこそ意味あり」より)
- リオン
ユキヒョウの少女。一人称は私。ペンの恋人。彼と二人でカンフークラブを築き上げた。その後、トン・フォーに捕まるが、ペンとポーのおかげで危機を脱する。
- イジロー
日本から来た伊勢エビの男性侍で、イシダ家の家臣。かつての同胞のアサリのコウズ・キラがイシダ家を裏切り、その後に中国を占領するというキラの野望を止めに来中した。
尚、タイガーは彼に一目惚れし、かなりの好意を抱いていたり武士道を学んだ。のちにポーも彼の教えを学ぶ事になる(タイガーにはタイガー殿でポーにはパンダ殿と呼んだ)。
- コウズ・キラ
アサリの男性。前述のイジローとは同胞だったが、彼を裏切り中国へ亡命。後にポー達を襲う。その後他の盗賊に金を渡して雇う(因みにポー達に敗北後返されている。)。
しかし、イジローからの教えを学んだポーとタイガーにより阻止され、敗北。その後は逮捕され、イジローに連行された。
- バイ・リー
クワンのアシスタントをしているブタの女性。一人称は私。
ツルが一目惚れした相手。独特な引き笑いが特徴的。「ヒーローとは永遠なり」のみ登場。
- ウー本部長
レイヨウの男性。一人称は私。フー巡査の上司。非常に短気な性格で、趣味のように誰かを怒鳴る。
- ミン
レイヨウの少女。一人称は私。ウーの娘で、彼をお父様と呼ぶ。父同様短気かつ我儘であり、質の悪いツンデレである。
モンキーが惚れた様子に気づいたポーは彼の偽者を名乗り、恋文を送るが、有頂天になったモンキーに本当のことが言えなかった。実際はポーの方に病的な愛着を抱いており、ポーを追い詰めディープキスした場面を見て、ポーはモンキーの逆鱗に触れるが、「嫌な娘だな。」と和解し、ポーとモンキーは仲直りした。(「恋を邪魔すれば共を失う」より)
- ハオ・ミン
カマキリの女性。マスター・マンティスがかつて婚約した相手だが、何らかの理由で婚約を破棄(ドタキャン)した。その後、マンティスは彼女と結婚するために自分が「龍の戦士」だという嘘をつく。一度は再婚約したものの、嘘がバレて再破棄されるが、今度はマンティスも吹っ切れたように見える。
- ウコン/ウー・コング
サルの青年。モンキーの兄。一人称は俺。
幼い頃はモンキーと一緒にイタズラをしていたが、ウコンだけはそのイタズラがエスカレートして行き、犯罪をするようになってしまった。モンキーとは進むべき道が違った事もあり、仲は良くない。
弟が強盗の容疑で詰られるが、「パンダのせいにしてやろうぜ。」と言い残し、ポーに濡れ衣を着せようとするが、「ポーも俺の家族だ!」というモンキーに悪事を阻止される事に。
そのあと、兄弟で尻尾で逆さ吊りになりながら戦い、モンキーの足に鎖を引っ掛けるが、彼に突き飛ばされ、ポーと共に、ローラーに巻き込まれそうになるが、彼に助けられる。だが、鎖がローラーに引っかかり、今度はモンキーが巻き込まれそうになるが、気絶から目を覚ましたポーが彼を助けようとするのを見るだけで、逃亡しようとするが、彼を助けようと戻る。最終的にポーがローラーを止め、彼に兄弟揃って助けられた。
また、「恋を邪魔すれば共を失う」ではモンキーの回想のみ登場しており、モンキーはかつて何をしても女の子達に無視され、兄であるウコンに集まるだけだった。漸く出会った女の子と楽しい時間を過ごすが、その彼女も彼の虜。モンキー曰く「最高に幸せだったが、兄貴に、彼女を奪われた…。」。
- サソリ
サソリの女性。一人称はあたし。薬草に詳しく、元は平和の谷で医者をしていた。人を操る事の出来る毒の薬草を自ら育てて住民を操ろうとしたが、ウーグウェイ導師に阻止され、谷から追放された。
現在でも尻尾には人を洗脳できる毒を持ち、独り洞窟で暮らしている。
毒で洗脳したモンキーにポーを倒させようとするが、ポーとの友情でモンキーは毒の洗脳を打破し、最終的に2人に倒される。(「友情は毒よりも強し」より)
また、ピンの恋人になり、復讐を企てるが、毒を制したポーに倒される。ただし、互いに相性は良かった模様(「愛で毒を制するべし」より)。
その他
- マスター・チャオ
トカゲの男性。一人称は私。少林評議会の最高責任者。ウーグウェイ導師の弟子で、シーフーとは共に修行した仲。味方ではあるが、非常に厳しくしっかりとした性格。
- 先代マスター・ファイブ
マスター・エレファント、マスター・スノーレオパード(雌)、マスター・ルースター。
「最も強力なメンバーが袂を別つ」という過去のジンクスの通り、後述のフェンフアンが離脱した。
別件で、シーフーとの仲が良くなくなっていた。
- フー巡査
ゾウの男性。一人称は私。平和の谷で警察官巡査をしている。
仕事第一で規則にはきっちりと守る頑固者のため、翡翠城のやり方とは衝突することもあるが、
基本的にはポーやマスター・ファイブの味方。書類整理が得意。
- ユーン
ヤギの女性。一人称は私。饅頭を作って売っている。桃色の着物を着ている。
龍の戦士やマスター・ファイブのファン。ピンのラーメン屋の常連客。フー巡査の秘書もしている。
- ダオダイ
イボイノシシの男性。一人称は私。機械に詳しい発明家。翡翠城でシーフーと共に修行をしていた。道場にある修行用の機械は、彼とシーフーで発明したもの。
シーフーよりも技が上達せず、危険で過激な発明品で勝利しようとした事で城を追放された。
現在はカンフーを捨て悪の発明家になり、息子と山奥で暮らしている。発明した機械の力で、中国からカンフーを滅亡させようと企んでいる。
「まんじゅうを甘く見るな!」で初登場。ひょんなことから道場を壊してしまったポーに修理を依頼されるが、逆に自らの復讐に利用し、道場を兵器に変えて襲うが、ポーの作略により阻止され逮捕される。
更に、請求書を押し付けた腹いせに復讐を狙い、ポーがズルして覚えた記憶消しの技をファイブに何十回も使い、記憶を消されたファイブを弟子に手なずけ、シーフーとポーに復讐させようとしたが、ポーが記憶消しを治す薬を手に入れ、記憶が戻ったファイブに倒された(因みに名付けた名前はタイガーが”ねこもどきにゃー”、モンキーが”猿真似”、カマキリが”ちびっこ剣士”、ヘビが”ヌードル”、ツルが”コウノトリ”。一方ポーを”ポー食ってばっかり”、シーフーを”シーフーとぼけづら”というの名の悪党コンビと呼んでいた。)。
そして、最悪な事に声の人が逝ってしまった…。
- ビアン・ザオ
イボイノシシの少年で、13歳。ダオダイの息子。一人称は俺。父を親父と呼び、彼に呆れ、「ダッセェ。」としか言わない。
ダオダイが刑務所に入っている間は翡翠城で過ごしていた事もあり、父親の悪事を手伝いながらマスター・ファイブにも協力してくれたりする。その時はポーとは仲良くしていた事もあって、彼の弟のような存在。
- ファン
ワニの青年。一人称は俺。家業を継ぐのが嫌で山賊になったばかりの、ワニ(クロコダイル)の山賊団のボス。
あまり役に立たない手下たちを率いて、立派な山賊団になれるように努力している。怒ると、帽子を投げつける。
傲慢だが打たれ弱く、情に厚い面もあり、山賊としては未熟な部分も多いが、それなりに力は持っていて、ファイブや街の民からは警戒されている厄介な存在。
騙されやすいポーを利用して悪事を企む事も多い(「時には敵をも信じよ!」より)。
- ガーリ
ワニの青年。一人称は俺。ファンの右腕。かなり頭が良く、読書が趣味。一時はピンのラーメン屋で働き、客にも非常に気に入られていた。
山賊団の中で唯一ファンが頼りにしているが、彼からは"ゲイリー(Gary)"と呼ばれ、本当の名前を覚えてもらえない。
- リドン
ワニの男性。一人称は俺。滅茶苦茶でかいワニで、ファンのいとこ。
魔法の薬で体を大きくしたカマキリが気に入らず、自分より大きい相手に腹をたてる。カマキリと同じく薬を飲み、巨大化した。
その後、元の大きさに戻る薬を貰って来たポーから薬で元の大きさに戻ったカマキリが胎内を殴り、残りの薬を彼の胎内に入れ、小さいワニになってしまった。
- テムタイ
スイギュウの男性。チーダン国の王様であり、ボス。一人称は俺、もしくは俺様。
非常に体が大きく、凶暴な性格は伝説と恐れられている。たびたび翡翠城や街に現れトラブルを起こしているが、実はあまり強くないため、現れる度にポーやマスター・ファイブから痛い目に遭っている。
- フンドゥーン
犀の男性。一人称は俺。かつてはチョーゴン刑務所で働いていたが、収容していたタイ・ランをポーが倒した事で、刑務所が閉鎖しクビになった。仕事も家族も友だちも全て失い、龍の戦士(ポー)を憎んでいる。
怒りっぽく、すぐに物に当たったり自分を殴ったりする、極度の癇癪持ち。
ポーとの戦いでツノが欠けたため、自分で発明した付け替え可能なツノを持っている。回りくどい喋り方が特徴。「同情は人のためならず」で初登場。
その後、竜の戦士をお祝いする日の行事で、ポーが竜の戦士である事を知り、彼を倒そうとするが、弱点を克服したポーに倒される。そのまま、新たに再開したチョーゴン刑務所の最初の囚人となった。
だが、ポーを倒そうとする考えは変わらず、ラーメン店を開店し改心したように見えたが、これもまた彼の悪巧みだった事をポーに暴かれ、仲間共々再び逮捕される(「昨日の敵は今日も敵」より)。
名前は、とある悪魔に由来しており、同名のKaijuが(デル・トロ繋がりの作品に)いる。
- フェンホアン
フクロウの女性。一人称は私。シーフーと同期の元マスター・ファイブ。
当時5人の中では一番力を持っていたが、「最も強力なメンバーが離脱する」という負のジンクスの通り、闇の力に呑まれて悪者になった。翡翠城を支配しようとしたが、ウーグウェイ導師に阻止される。
谷を離れ、山奥の洞窟で暮らしていたが、後に時の狭間に葬られた。
- マスター・ジュンジー
キツネの男性。一人称は私。
少林評議会のメンバー。ウーグウェイ導師の弟子で、シーフーとは共に修行した仲。
翡翠城の責任者になれなかったため、彼を異常なほどに恨んでおり、追放を目論むが悉くポーに防がれ、失敗する。ポーを唆し、翡翠城を乗っ取ろうとも考えた(「心の目でものを見よ!」より)。
ネコの5人組を弟子に連れている。
- ジョン
ターキンの男性。一人称は私。本名はジョン・サン・ジャイ・カイ・チャウ。
初登場したのは「時には敵をも信じよ!」。ファンが名前を教えようとする時には名前を区切りながら呼んでいた。
サイやスイギュウの多くの手下を従え、宝物を狙っている。冷たくゆっくりとした拍手と共に登場するのがお約束のパターン。
- トン・フォー
メガネザルの男性。一人称は私。ファン達のボス。大きな目と、変態的なしゃべり方が特徴。
小さい体でありながら、ゴリラやワニやブタを部下に連れている。シーフーの事もマスター・ファイブの事も非常に嫌っている。
過去に翡翠城へ盗みを企み、マスター・ファイブに阻止され刑務所に入る。
その後脱獄し、ガンジャンサファイア(読心術を使えるようになる宝石)の力で読心術を使えるようになった亡き祖父であるトン・ローの無念の晴らそうとして、読心術を得ようとするが、ポーの体に身についてしまう。
その読心術にうんざりしたポーに頼まれ彼から移そうとするが、ファイブの声援を受け、精神統一を克服したポーに阻まれ失敗した。
結局、マスター・ファイブとポーに連行される形となった(「人の心は知らぬが花」より)。
- メイ・リー
ブタの少女。非常に我儘なお姫様。仲良くしようとしたポーに暴言され、泣きだす。その後、ポーと2人で話し、相棒と呼び合う関係を築いた。「我儘にも一理あり」のみ登場。
- クワン
ヒツジの男性。一人称は私。
過去に「不死身のクワン」というニックネームで呼ばれ、カンフーのパフォーマンス試合で大活躍したヒツジの戦士。
今ではすっかり年老いている。ポーの憧れの存在の1人。「ヒーローとは永遠なり」のみ登場。
- フーシー
キングコブラの男性。一人称は私。英表記は「Fuxi」。漢字のような模様が描かれている。
ヘビ曰く彼は竜の子孫で、戦争を終わらせた英雄だったが、ほかの種族に家族を襲われ、悪い心が芽生え、ほかの動物を「足の生えた者達」と蔑むようになった(人間でいう人種差別。)。
ポーがこらしめようとしたところ、ヘビは彼をポーから庇うようにポーを撃退する。その後、ヘビに「遊びは終りだ!そいつを消せ!」と命じるが、彼を噛んだふりをし、気絶させるが、始末すつ振りをしたヘビの態度を見て、ポーを裏切ったふりをしていたヘビに憤慨する。
ヘビの言葉でも差別意識を変えず、「奴はヘビをきらってる!」と、ポーを貶すが、彼に「嫌いなのは君だけだよ。」と言い返され、最終的にヘビとポーに倒された。「裏切りは蜜の味」のみ登場。
- ミストレス・ムガン
キンギョの女性。一人称は我。二人称は其方。翡翠城から離れた場所にある「柘榴石(ざくろいし)城」に住む。
偉大なカンフー・マスターの1人と言われ、弟子に非常に厳しい事で有名。柘榴石城を「要塞」と呼ぶ人もいるほどで、彼女自身も滅多に外へ出る事はない。魚だけあって常に水槽の中にいる。
ポーとモンキーとツルとヘビとカマキリは彼女の宣言に爆笑するが、タイガーは行きたいと思い、一緒に行く事にする。その時はポーのぐうたらな態度に腹を立てたタイガーは彼女の城の戦士となるが、ポーに「お前が来るまで、皆真剣にカンフーに取り組んだのに!」と暴言を言い残し、彼との絶交の形で別れるように出発する。
しかし、最初はすっきりしたタイガーだったが、彼女の侮辱し続ける態度にタイガーはポーと別れられてすっきりした感情も消え、最初の胸が躍る気分が嘘みたいに消え、心寂しくなっていた。
一方、タイガーを帰らせようとしたポーがやって来るが、ムガンの部下は侮辱され続け、カンフーを失ったヤギの男性の使用人から本当の彼女を知る(その使用人は昔カンフーで彼女に認められた一番弟子だった。)。
やがて、ポーがタイガーを連れて2人で脱走。それを阻止しようとするが、ポーとヤギの男性に水槽の柱を倒され、最終的にタイガーに別の水槽に閉じ込められる事になった。「修行も過ぎれば毒になる」のみ登場。
悪魔の首領で赤い竜の姿をしている。
若い時のウーグウェイ導師を追い込んだが、神聖な桃の木が発した「英雄の気」等により魔族は封印され、自身も力を奪われて、黒い豚か猪の姿になる。
竜の時は、口からの火炎放射と目からの雷撃、飛行などが武器。
ほか、追記及び訂正お願いします。