マスター・カマキリ
ますたーかまきり
原語名は「マスター・マンティス」。
一人称は「俺」。
中国全土に名高い「マスター・ファイブ(フュリアス・ファイブ)」の一角であり、蟷螂拳を体現した存在。
他の大多数のカンフーマスター同様に、おそらくは本名ではなくて称号かもしれない。
父を亡くしているらしい(おそらくはカマキリ族の習性によって母に喰われた)。
元から用心棒を務めるなど腕には自信があったが、自身の弱点としては(おそらくが身体が小さいが故に)動きが速いのが災いして「自分以外の世界が遅すぎる」と感じて、落着きと忍耐力が欠如していたこと。
ちなみに、この時に対峙したワニの強盗団は、『2』と『3』で活躍したマスター・クロコが、まだ悪党だったころに頭領であった団体と関連があるのかどうかは不明。
しかし、ポーを揶揄し、あわよくばパワハラやモラハラをもって「翡翠宮」から追放しようと考えていたシーフーや「フュリアス・ファイブ」の中でも、マンティスとバイパーは最も最初にポーに助け船を出しており、心優しいことがうかがえる。
蟷螂拳使いであり、本作における数少ない戦闘を行う昆虫である。戦闘スタイルは、小ささを利用し、後述の通り凄まじいスピードとパワーで一気にダメージを与えたり、武装解除をするなど。
他の「フュリアス・ファイブ」のメンバーにも言えるが、武器や道具はほとんど使わず、自らの身体上の弱点やコンプレックスを逆に強みとして昇華させている。
昆虫であるが故に非常に小さいが、特筆すべきはそのパワーとスピード。この小さな体のどこに宿っているのかと思うほど驚異的な怪力と俊敏性を持ち、自らの何十倍・何百倍もの重さの物体を持ち上げる様はまるでカブトムシをも思わせる。
下手したら(気の力を使うカイをのぞけば)シリーズでも最上位またはそれに近いレベルの怪力を持つかもしれない。
その怪力とスピードを使い、一瞬のうちに敵の刀をバラバラにしてしまうことも可能である。
『2』では、その小ささが際立って役立った場面がある。
また、研鑽された身体能力と精神力から生み出される「気」も体の小ささに反比例して強いため、カイも言及したほどであった。
なお、鍼師としての技術も一流である。
パラレルワールドとも言えるアニメシリーズでは、小ささを侮辱されるとすぐ怒り、体は小さいが態度はでかい。小さい体に不満を抱き、自らの体を大きくしたいと考えた事もあった(「大は小を兼ねず!」より)。
また、元婚約者を悔しがらせようとして、自らが「龍の戦士」であると偽称したこともあった(「ウソもほどほどにすべし」より)。
なお、他のメンバーにも言えることだが、テレビアニメやビデオ作品ごとに全く出自が異なるので注意。
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