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概要

原語名は「マスター・クレイン」だが、大多数のカンフーマスターと同様に本名は不明。

鶴拳使いの「マスター・ファイブ(フュリアス・ファイブ)」の一角であり、同グループにおける唯一の鳥類である。

性格

一人称は「僕」。

オスではあるが、何故か母性を感じさせるところがあると公式のプロフィールで明記されている。そんなこともあって、一見すると影が薄いが、彼が皆のまとめ役でもある(リーダーはタイガレス)。調子に乗って間違いを起こすこともある他の男性メンバーの間違いを正すことも少なくない。

その一方で、決してノリが悪いわけではなく冗談などを楽しむ場面も見られる。

かつては、一見すると弱弱しい細い体にコンプレックスを抱いており、ポーとは対照的だったとも言える。

特技は習字

能力

中国全土に名高い「フュリアス・ファイブ」の一員だけあって、実力は超一流。

戦闘や隠密行動の邪魔になりかねない帽子を被りながらも、実はまったく支障がないらしく、彼のカンフーマスターとしてのレベルを示唆させ、今では彼のトレードマークになっている。

ポーバイパーマンティスと同様に、自らの身体的なコンプレックスや弱点を逆手に取って強みへと昇華させている。また、他の面々と同様に、身体に備わっている武器(嘴や爪)をあえて使わずに敵を組み伏せる。

その飛行能力でポー達をサポートし、彼のおかげで仲間は高所からの転落をそこまで恐れることなく戦うことができる。

優雅に空を舞うだけでなく、翼で攻撃を受け流す防御の達人であり、多数の弓矢を同時に射られても、防具もなしに完全に防いで叩き落すことができる。また、翼で発生させる風を非常に繊細にコントロールすることが可能であり、何と風で食器を綺麗に整理したこともある。

見た目こそ華奢だが、パワーは非常に強く、傷ついた状態でも他のメンバーをまとめて運搬したり、高所から落下するポーを瞬時に軟着陸させたりしている。また、瞬時に強風を発生させる事もでき、敵の帆船を複数まとめて座礁させることもできるほどの威力を持つ。

また、著名なカンフーマスターだけあって「」も非常に強く、カイが感心するほどである。

出自

実はポーと境遇がどこか似ている。

昔は、カンフーに憧れていたが、「リー・ダ功夫養成所」にて掃除夫として講師や生徒から馬鹿にされながらも働くという悶々とした毎日を送っていた。

しかし、養成所で最強の生徒ながら、心優しくて美しい女闘士のメイ・リン(アジアゴールデンキャット)が、彼が長年の掃除夫として磨いた掃除のテクニックをふと見て驚き、彼にカンフーを未経験と知った上で卒業試験に出る様に促した。

しかし、自身のないツルは当然断るが、それでも人知れず筋トレを始めるなど、カンフーへの魅力は抑えられなかった。しかし、華奢なために筋力を簡単に上げることはできなかった。

卒業試験の当日、多くの生徒が脱落する中、アクシデントで障害物コースの中に紛れ込んでしまったツルだが、コンプレックスであった華奢さを逆に活かしてコースを完走し、メイ・リン以外の度肝を抜いて、一転して皆から称賛される存在になった。

外伝作品にて

登場人物たちの多くは、テレビアニメやビデオ作品ごとに全く出自が異なるので留意。

テレビアニメでは心配性の母をもっていて、カンフーはこっそり習ったとされている(「子は知らぬうちに育つもの」より)。

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