カメレオンファントマ
かめれおんふぁんとま
『仮面ライダーX』第29話｢死闘‼Xライダー対Xライダー‼｣に登場。
フランスを荒らし回り、人々を恐怖のどん底へと叩き落とした犯罪の天才と謳われた・怪盗ファントマの化身とされるカメレオンの怪人(日本ではあまり知られていないが、フランスでは『怪盗ファントマ』シリーズは結構有名なミステリー小説であり、アルセーヌ・ルパンに匹敵する大泥棒として知られている)。
鳴き声は「ガーッ‼」
保護色を使って風景に溶け込み隠密行動をすることを得意としている他、この能力を応用して(あるいは光の屈折率を変化させて)他人に化けてその人物になりすますことができる擬態能力を持つが、鏡には本来の姿が映ってしまうという欠点を持つ。
カブト虫ルパンとは違い、根っからの悪人であるファントマを素体としているためか、残忍にして冷酷、卑怯な性格をしており、擬態した人物を殺害して本物とすり替わって相手に近づいて目的を果たしたり、自身が劣勢に追い込まれるとGOD戦闘工作員と入れ替わって身代わりにして自身の身を守る能力や瞬間移動能力を持つ。
口から長く伸びる舌で相手の首を絞めつける攻撃を得意としており、また、興奮すると顔の色が赤色あるいは橙色へと変色する。
ABC通信社の安藤記者に成りすまして神敬介がバレリーナの菊池明子に接触しようとしていることを突き止め、明子が南原博士のドイツでの友人ラビックからプレゼントされていた『RS装置』の設計図の一つを狙い、暗躍する。
キングダークからは「Xライダーを甘く見るな!」と忠告されていたにもかかわらず自身の能力に慢心し、立花藤兵衛に成りすましてまんまと設計図の入ったペンダントを奪取した…と思いきやこんな事もあろうかと事前に藤兵衛が明子と打ち合わせて設計図を抜き取っていたため、今度は明子を人質に設計図を手に入れようとした。
Xライダーとの最終決戦時に透明化能力を見切られたため、Xライダーに化け心理的に揺さぶりを掛けるも、所詮外見だけの真似事であり、本物に勝てるはずもなく『Xキック』の打ち合いの末に力尽きてあっさりと本来の姿へと戻ってしまい、最後は『真空地獄車』を受けて爆死した。
カメレオンファントマが持つ擬態能力でXライダーに化けた所謂偽者。
最終決戦で、Xライダーに心理的揺さぶりを掛ける為に化けた姿で、別作品の某宇宙人と同じく本物と瓜二つの姿をしており、おやっさんや視聴者の視覚を惑わす独特な異様な戦いを展開する。
とはいえ所詮は姿だけを真似ているだけで、戦闘能力はカメレオンファントマのままであり、別にこの姿になるとXライダーと同じ力が振るえるという訳ではない。
なお、ショッカーライダーとは違い外見上の区別はないが、しいてあげるならXライダーの2種類あるスーツの内、色が青い方が偽物に用いられている。
