アルセーヌ・ルパン
あるせーぬるぱん
また、それに登場する主役の怪盗紳士。犯罪者ではあるが、その才能とユーモアのセンス、また「強きをくじき弱きを助く」紳士的な態度から、多くの国で支持されている。
ルブランは彼を生み出した功績によりレジョン・ド・ヌール勲章を与えられている。
父は平民の体育教師、母は貴族の娘。父はアメリカ合衆国で獄死し、母とも若い頃に死別している。大勢の部下と秘密の拠点複数を持つほか、新聞まで密かに所有している。作内では作者のルブランとも面識があるという設定。
変装の達人であり、「自分自身でも本当の顔がわからない」とジョークで言うほど。とはいっても、魔法のように姿を変えるわけでなく、大半は卓越した演技力によるリアリティーの追求の賜物である。
スペイン貴族ルイス・ぺレンナ、ロシア貴族ポール・セルニーヌ(ちなみにこの2つの名前はアルセーヌ・ルパンのアナグラム)、ラウール・ド・リメジー、ジャン・デンヌリ、イギリス人探偵ジム・バーネット、オラース・ベルスモンなど、多くの偽名を持っている。
身体能力にかけては超人的といっても過言ではなく、父親から伝授されたサバット(当時最新の護身術)の他柔道や空手などの(当時は)マイナーな格闘技をはじめ、種々のスポーツに精通しており、当時は最新・最速の乗り物である自動車も乗りこなす。しかし、最大の強さは、卓越した判断力と不屈の精神力。
犯罪をする側ではなく解明する側の探偵役を務めることも多く(探偵事務所を開いていた事もある)、特に短編集『八点鐘』ではきわめて独創的なトリックを解き明かしている。
愛国者(今ではやや引くレベルのナショナリストで、ドイツは嫌いだし、イギリスもあまり好いていない。19世紀生まれの人物であるためそれは当たり前なのだが、第一次世界大戦後はさすがに弱まる)かつ、フェミニスト。
過去に本気で愛した女性に対しては、アルセーヌ・ルパンの名を捨て、堅気として生きる道を選んでいる。少なくとも3人に対しては先立たれており、悲嘆にくれたあと、ルパンとして復活する。
(ヨーロッパ人に対する)殺人を嫌い、部下にもその点は徹底させている(自分のせいで3人の人命を奪ってしまった『8・1・3』では自殺未遂を企てた)。従軍中はさすがに別。モーリタニアでムーア人を大勢殺している。
この苦い経験は彼にとって一つのターニングポイントとなり、その後は怪盗としての彼よりも、窮地にいる人に手を差し伸べる「白馬の騎士」のような性格が強くなる。特に、陰謀に巻き込まれた恋人同士や女性を救う話が多くなる(『黄金三角』『三十棺桶島』『特捜班ビクトール』など。もちろん悪党からいただくものはいただくのだが)。
ライバルはガニマール/ゲルシャール警部、エベール刑事、エルロック・ショルメス(ハーロック・ショームズ)、イジドール少年など。長年の仇敵はカリオストロ夫人。
※ショルメスは、最初はシャーロック・ホームズの名前をそのまま用いていたが、コナン・ドイルに怒られたのでこの名前にした(なお、ホームズも初期から先輩刑事達にダメ出ししている)。日本版だと「ホームズ」のままのことが多く、相棒の「ウィルソン」も「ワトソン」のままである。
代表作は『8・1・3』『黄金三角』『奇巖城』『虎の牙』『ルパンの告白』『カリオストロ伯爵夫人』など多数。
なお、ポプラ社版は子供向けに翻訳されている(訳者が敬虔なカトリック信者だった事もあり、義賊色が過剰)ので、原典に忠実な作品を楽しみたい人は偕成社版を読んだ方がいい。
アルセーヌ・ルパンをモデルとしたキャラクター
- ルパン三世 ルパン一世⋯ルパン三世の祖父で、アルセーヌ・ルパン本人
- アンリエット・ミステール⋯ルパンが探偵業もしていた逸話も組み込まれている
- 峰・理子・リュパン4世
- ドラパン
- 仮面ライダールパン
- カブト虫ルパン
- ルパンカメラー
- アルセーヌ(ペルソナ)
- ルーペロイド
- Code:Realize(CV:前野智昭)攻略キャラの1人。
- 快盗戦隊ルパンレンジャー
- アルセーヌ(モンスト)
- ロヴァー(モンスト)
- アルセーヌガンダムX
- 怪盗キッド
- アルセーヌ・ルパン(怪盗ジョーカー)
コメント
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キャラメルは慰めない
ベシュ×ルパン前提のルブラン→ルパンです。 邪で腐っているので、苦手な方をご不快にしてしまうと思います。 上記カプ、設定が苦手な方、意味がわからない方は、閲覧をお避けください。 そして、今回は現代版(現パロ)です。 大丈夫だという方は、もしよろしければ、ご覧いただけましたらうれしいです。 ☆「キャラメルは慰めない」……「魔法にかけられて」「悪い男」「恋する狼」「太陽は微笑まない(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22193870)」の続編です。 (他、「ルブルパ&ベシルパXまとめ(掌編集)・1」に収録の「チョコミントにお願い」と、「キス・ミー・ディープ」とも話が繋がっています) 付き合っているベシルパ前提で、ルパンに片思いしているルブランのお話です。 とある事情で、突如ルブランの元を訪れたルパン。ルブランの心は千々に乱れるが……。 次回かその次で、この一連の現代版シリーズは完結させたいと思っています。もしよろしれば、最後まで三人の思いの行方を見守っていただけますと、幸いです。 ★泥棒さんの小説をお読み下さる方、ありがとうございます! 毎回、大変励まされています……!本当に感謝です! ★本当はルブルパいちゃいちゃ掌編を上げようと思っていたのですが、先にこちらの現代版ができたので、アップさせていただきました! いちゃいちゃ成人向けも、また上げさせていただく予定ですので、気が向かれましたら、お読みいただけましたら大変うれしいです。 ★そして、ルブルパ・ベシルパweb再録本を先日入稿してきました。まだ印刷会社さんとやりとりの途中なのですが、六月末までにはなんとかBOOTHを開けられたらいいなと思っています。 収録作品は、以下十六編です。 紳士協定/灯りのない部屋/作家さんの心理観察/独裁者への手紙/魔法にかけられて/部下Jの受難と愛/悪しきロマンス/見苦しいほど愛したい/二分の二/ダーク・パラダイス/悪魔に告ぐ/あなたのためのサド/ザ・デビル・メイ・クライ/とろけて瞳/恋人志願・前/恋人志願・後 本文はほぼ支部に上げたままですが、多少の修正、調整が入っています。紙の本で読みたい方、お手元に置いておきたいという方におすすめです。 本のタイトルは『ダーク・パラダイス』です。A6(文庫)サイズ、本文322ページ、オンデマンド、表紙フルカラーで頒布価格1000円くらいの予定にしています(値段は多少変動あるかもしれません)。 他、おまけで掌編コピー本(8ページミニ折本)をお付けする予定です(こちらは書き下ろしで、web収録の予定もありません)。 発送はBOOTHの匿名配送機能を使いますので、ご安心ください。 お取り置きのご希望や、そのほか仔細お知りになられたい方、おられましたらお気軽にDMなどでご連絡くださいませ。 なお、BOOTHを開いた際は、このシリーズ内に新しくページを作ってご案内させていただく予定です(個別にお取り置き等でご連絡いただいた方には、個別にDMでご連絡させていただきます)。 どうぞよろしくお願いいたします。6,583文字pixiv小説作品 - 快盗紳士と少年の話
青年が執事と昔を語る話
グッディがコグレさんを苦手にしている理由(捏造)。ジャックポット捜索隊もちょろっと。 ほぼほぼ会話文。 前回までの話の続きですが、単独でも読める…かな? 小さい子の記憶なんて印象に残ったことが中心になって変わっていくよね、という話。 あとアルセーヌさんは都合の悪いこととか面倒なことをだいたいコグレさんのせいにしてる気がする、という妄想でした。 読んでいただいてありがとうございます。 いいねとブックマークをくださった方には重ねて感謝申し上げます。2,981文字pixiv小説作品 人はそれをこう呼んだ
ルパン&ベシュ&ルブランです。 盗賊と作家に遊び倒される刑事。 ルパンもルブランも、ベシュ刑事がとっても大好き! というお話なのです。 CP無しで、ブロマンスかも? よかったら、ご覧ください。2,443文字pixiv小説作品- 1910年連載版813
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こんにちは。 コドリアです。ヴァンカルで…ヴァンカルでいいのか? ルパン独白です。 ヴァンカル←ルパン要素あり。 前半大分前に書いたので後半多分予定と違う…。 独自解釈というか、√の合間を捏造してます。 無印ヴァン√ノインテーター戦直後の話。 あ、無理って思ったらバックでお願いします。 矛盾してたらごめんなさい。 気付いたら直してるかもしれない運転でいきます。 ヴァンってカルディアの呼び方何て言うんだっけ…?ってなって愛しい人が出てくるのホントFDの影響だと思うんですけど、自分で思い出してて笑った。無印の時は何だっけ?アイツ?彼女?今簡単に検証出来ないのが辛い…。 これ以上深くつっこむと暗くなりそうなので、この辺にしときます。 コドリアは上げるのちょっとまだドキドキしています。3,966文字pixiv小説作品- 1910年連載版813
連載版813【連載14日目】
1910年3月5日からLe journalにて連載されたアルセーヌ・ルパンシリーズ「813/続813」は単行本化(以下、単行本版)にあたり大幅なエピソードカットが行われていました。 このたび、連載時の内容を冊子化したもの(以下、連載版・紙)が本国フランスで刊行されたこともあり、素人翻訳ではありますが、毎土曜日に連載1日分ずつ日本語訳を公開しています。 今回は連載14日目の日本語訳になります。 この回で第三章が終わり、同時に第四章が始まります。 次回、連載15日目の公開は4月10日(土)を予定しています。 連載 1日目 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14243110 連載 7日目 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=146535325,424文字pixiv小説作品 - 三人のいうとおり
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※注意※ エロイカより愛をこめて+シャーロック・ホームズ+アルセーヌ・ルパンという、 ものすごく、ものすごく趣味をつめこんだ、好き勝手やっているクロスオーバーです。 上記、苦手な方はどうぞご注意ください。 話はつながっておらず、この小説のみで読むことができます。 「この人だれ?」という登場人物がいた場合は、こちら(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5132265)と続編(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5298227)をご参照ください。 (一作目に伯爵とルパンと少佐、ホームズとワトスンについての説明が、二作目にベシュについての説明があります) イラスト版説明はこちらです。→https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=52563791 □夏の海辺。ビーチパラソルの下、デッキチェアに座って、待つ六人のお話です。6,581文字pixiv小説作品 - 1910年連載版813
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1910年3月5日からLe journalにて連載されたアルセーヌ・ルパンシリーズ「813/続813」は単行本化(以下、単行本版)にあたり大幅なエピソードカットが行われていました。 このたび、連載時の内容を冊子化したもの(以下、連載版・紙)が本国フランスで刊行されたこともあり、素人翻訳ではありますが、水曜日と土曜日に連載1日分ずつ日本語訳を公開しています。 連載 1日目 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14243110 連載 7日目 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=146535324,266文字pixiv小説作品 - 三人のいうとおり
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