名前
モーリス・ルブランがルパンのライバルとして創作したシャーロック・ホームズのパロディーキャラ。スペルはHerlock Sholmèsとなっており、姓を「ショルメス」と訳したり(フランス語では末尾の子音だけだと基本的に発音しないのだが)、英語読みで「ハーロック・ショームズ」としたりする場合も。
この名前は実はシャーロック・ホームズのアナグラムである。…というか雑誌での初発表時にはホームズの名前そのまんまで出ていたのだが、後付で自主規制的にこの名前に変更したという経緯がある。これについて、ホームズの作者コナン・ドイルからクレームがついたためという伝説があるが、その真偽は確認されていない。
まあ、日本じゃそんなこと気にせず『ルパン対ホームズ』と元のままで訳されるのが定番。
ホームズとの違い
ショルメの住居はベーカー街221Bならぬ「パーカー街219」であるが、これも元ネタと同じに「訂正」される場合がある。
ショルメがホームズとは別人とされるようになってからは、人物描写でもホームズとは差別化され、作中にも「”ホームズのような名探偵”と噂されて登場したショルメがホームズとは全く違う姿で現れる」という描写が盛り込まれた。また、エルロックはウィルソンという助手と行動を共にすることが多いが、この人物の名前も当初はワトソンであった。ただしジョン・H・ワトソンがホームズと対等な友人・相棒であるのに対し、エルロックにとってのウィルソンの扱いは部下に近い。そのためワトソンに直すと違和感が大きいと判断されたのか、日本の書籍ではこちらだけワトソンではなくウィルソンと表記されている物もある。
エルロック・ショルメが登場する作品
『ルパン対ホームズ』以外にも以下のものがある。
- Code:Realize
- ファントムノクターン(メイン画像)
- 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film→エルロック・ショルメ(ルパンVSパトレン)
- 大逆転裁判:日本語版ではシャーロック・ホームズとして登場するキャラの名前が、海外版ではエルロックに差し替えられている→シャーロック・ホームズ(大逆転裁判)