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シャーロック・ホームズ

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しゃーろっくほーむず

小説家アーサー・コナン・ドイルが19世紀から20世紀にかけて発表した推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの主人公。言わずと知れた名探偵の代名詞。

概要

19世紀末から20世紀初期に活躍した、天才的な観察眼と推理力を持つ私立探偵

ロンドンのベーカー街221Bにあるハドソン夫人所有のアパートで、相棒のジョン・H・ワトソン医師と共同生活をしていた。

イギリス政府に会計監査官として勤める下級役人のマイクロフト・ホームズという兄がいる。独身。

無愛想だが、性格は理知的で紳士的。ときに皮肉っぽいが正義のためには全力を尽くす行動派である。推理に詰まると、パイプの咥え口をガリガリと噛むクセが出る。当時の人間として、また典型的なイギリス人として、王室には絶対の忠誠を誓っている。

鋭い観察力と明敏な頭脳で様々な情報を得る事ができ、初対面の依頼人にその情報を披露して驚かせる事もしばしば。

(依頼人ではないが、「緋色の研究」で初顔合わせ時にワトソンの経歴を言い当て、後に解説をした際ワトソンはホームズを世界初の名探偵であるオーギュスト・デュパンに準えて称賛するが、それに対してホームズはにべもない反論を返している)

兄弟には兄のマイクロフトがおり、彼以上の推理能力の持ち主で、事件に行き詰ったときなど相談に行く事もあるが、マイクロフト自身は活動的な性格ではないため(例として人付き合いが嫌いな人々が集った『ディオゲネス・クラブ』の創立メンバーであるなど)、シャーロックは兄について「事件解決への意欲と行動力がもう少しあれば、優れた探偵になれた」「もし探偵の仕事が安楽椅子で推理する事に終始するならば、彼は今までで最も偉大な探偵だったろう」とも述べている。

  • 実際、マイクロフトは表向きのポストこそ下級役人ではあるが、その頭脳と知識・記憶力を生かしてイギリス政府における政策全般の調整役を担っており、シャーロックに「政府そのもの」とも評されている。

また「最後の事件」から「空き家の冒険」で復活するまでに唯一生存している事を打ち明けたのはマイクロフトだけであり、金銭援助を得る為に仕方なかったとの事である。

他の兄弟に関してはバイオレット女史(「ぶなの木屋敷」)からの依頼を受けた折に「僕の妹だったら、彼女を行かせはしない」という内容の発言をワトソンにしており、妹がいるのではないかとの説もある。

探偵としてはこの上もなく優秀なホームズだが、とてつもない変人としても知られている。

部屋の壁に銃弾で穴をあけたり、自分が必要とする知識以外はそれが常識的なものでも必要ないと言い切る程度は序の口である(たとえ家主のハドソン夫人が仰天し、ワトソンが唖然としようとも)。

悪気は無くても実験のために他人に毒を飲ませたり、自分も飲むかもしれないと評されたり(悪魔の足事件では実際に披検体となっている)もする。

ホームズの生きがいは難解な事件を解決する事のみにあり、それで金銭、栄誉、社会的地位を得る事には全く関心は無く、捜査のために、依頼人の目を気にする事無くいきなり這い蹲ることなどなんでもない。また、自らが信じる正義のためなら、法を破ることもいとわないという、ある種危険な思想の持ち主でもある。

その信念で同情すべき面をもち、今後も凶悪な犯罪を起こしそうにない、もしくはまだ更生できそうな犯罪者を状況によっては見逃す事もある。

趣味の一つはバイオリンで、自分でも演奏を嗜むほか、ワトソンと連れ立ってコンサートにも出かけている。

女性に対してはあくまで紳士的にふるまうが「どんな立派な女性でも、全面的には信頼はできない」と断言するなど女嫌いで通っている。

ただし”女のカン”の鋭さには一目置いており、またアイリーン・アドラー(「ボヘミア王のスキャンダル」)やバイオレット女史(「ぶなの木屋敷」)など、聡明で理性的な女性には敬意を示す(前者は自分のライバルとして見てもいる)。物語に登場する女性について、容姿も含めた魅力を評価する場面もあるなど決して朴念仁というわけではなく、捜査に必要とあれば僅か数日でメイドを口説き落として見せたこともある(「犯人は二人(「チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン」「恐喝王ミルバートン」とも)」)。

当時は犯罪の捜査に科学的手法が本格的に取り入れられはじめた時代にあたるが、ホームズもかなり科学に精通している。

自身も実験が好きで、物や薬品の知識に明るく、自ら血痕や指紋の検出に関する、新手法の開発も行っている。面白い事件がないときはコカインを注射する悪癖がある(当時は合法だった。ただしワトソンの忠告で後年にはやめている)。

探偵と聞いてインドアな印象を持つ人も多いが、実は自らの足で(だけでなく、時には警察と協力し、時にはストリートチルドレン達に小遣いを渡して)証拠を探しまわり、ときに暴漢との対決やアクション映画顔負けの冒険劇を披露するなど、非常にアグレッシブで、時には強盗紛いの行為に出る事さえある。

というか、ホームズは行動の人である。変装技術に優れ、幾つもの隠れ家と偽名を使いこなし(「ブラックピーター事件」「バスカヴィル家の犬」など)、ボクシングバリツ(サー・ドイルが武術を聞き間違えた、当時日本人が英国で流行らせようとした棒術の名からなどの説あり)、拳銃の腕にも優れている(「4つの署名」「最後の事件」「バスカヴィル家の犬」など、多数)。

反面、非常に無気力になることもしばしばで、精神科医に言わせたら、間違いなく躁鬱と診断されるだろう。

後年になると探偵業を引退してロンドンを去り、サセックスで養蜂家となるが、その隠棲先でも事件を解決している(ライオンのたてがみ)。

元祖『名探偵

言わずと知れた推理小説の大家といえるシリーズの主人公であり、彼の衣装として知られる『鹿撃ち帽・パイプインバネスコート虫眼鏡』は探偵コスチュームの定番となっている。ただし、パイプ以外のコスチュームは劇中で明言されておらず、書籍化される際に表紙挿絵にホームズの姿を描く必要に迫られたために用意されたもの。

これが堂に入ってため、以後探偵のトレードマークともなった。

  • そもそも『ストランド・マガジン』の挿絵でもこの格好をしていることはあまりなく、せいぜい証拠を探すために森の中に入るときぐらいである。
  • また、パイプも原作で使用しているのは柄がまっすぐで長い「ビリヤード」である。メイン画像にあるような曲木のパイプは、20世紀になって登場した「キャラバッシュ」で、ホームズの時代には存在していない型だが、名優ウィリアム・ジレットによる舞台化の際に、舞台映えするということで採用されたものである。

ときにスマートに、ときに大胆に犯人を突き止めるホームズの姿は、今日においても決して色あせることなく、すべての探偵物語の金字塔として燦然と輝いている。

いわゆる「名探偵」の初代はエドガー・アラン・ポーが創造した勲爵士オーギュスト・デュパンだが、彼の作品が3作しかないことと、またワトソンをはじめとしたサブキャラクターの充実、その他の理由によって、ホームズの名は名実ともに「名探偵の代名詞」として輝いている。

彼の人物像はその後のミステリーや刑事ドラマなどの主人公像にも多大な影響を与え続けており、文化的な点から見ても非常に重要なキャラクターであると言える。

ホームズの熱狂的なファンは「シャーロッキアン(本国イギリスではホルメジアン)」と呼ばれる。

余談

作者のドイルは「ホームズ」シリーズの連載に疲れ、1893年に発表した「最後の事件」でホームズが宿敵モリアーティー教授と共に滝壺に落ちて死亡した設定とし、物語りに一応の区切りをつけた。しかし当時から既に熱狂的ファンを獲得していたホームズシリーズを終えることは世間が許さず、ドイルの元には「最後の事件」の結末を悪しざまに罵る手紙も多数送りつけられたと言う。出版社はこぞって「ホームズ」シリーズの再筆を依頼するが、当初ドイルはこの要請を固辞していた。それでも「バスカヴィル家の犬」は執筆されたが、これも当初はホームズシリーズでは無い予定だったうえに「最後の事件」の前の時間軸という設定で、ホームズを復活させたわけではなかった。然し実母の説得など様々な要因があり、最終的にはホームズを生き返らせ執筆を再開する事になる。詳細はリンク先を参照。

この執筆再開の結果「ホームズには日本の武術の心得があり、その御蔭で滝壺から生還出来た」と言う設定が生まれる事となった(バリツの項目も参照の事)。

また、ドイルが「ホームズ」シリーズを所詮はただの娯楽小説とみなしており、本人はより高尚なジャンルと考えた歴史小説で成功を収める事を望んでいた事は有名である。当時の本人の感覚では現代で言うところの「金に困ってライトノベルを書いた」というようなものであった。そのため上記の逸話から「コナン・ドイルはホームズが嫌いだった」と紹介される事も多い。

ドイル自身は、ホームズを復活させた事を後悔はしていないと語っている。ただしその論調は「ホームズを書くことが他の作品の執筆を邪魔する事はなかった」というものであった。また、その上で「もっとシリアスな著作を認めてもらううえでホームズが若干のお荷物になったということはあるかもしれない」と語っている。

ホームズは1887年から1927年まで(中断をはさんで)イギリスの「ストランド」誌に掲載された。このストランド誌は挿絵を多くした読みきり小説中心の月刊誌で、駅の売店などで販売されていた。刊行当初から人気を博し30万部を超えていたが、ホームズの連載が始まると一気に売り上げが50万部を超えたという。

先述の「生還」後はさらに売り上げを伸ばした結果、当時の印刷能力の限界を超えてしまい、ストランドを購入できない読者が図書館に押しかけ図書館側が開館時間の延長を余儀なくされたと言う逸話が残る。ある意味創作作品による「社会現象」の最初の例であるといっていいかもしれない。

なお、イギリス・ロンドンではホームズは実在の人物扱いであり、舞台となった番地にはホームズの家を忠実に再現された部屋がある。

またディスカバリー・チャンネルでCIAの捜査手法を説明する番組が放映された際には、CIAの現役捜査官が真顔で「シャーロック・ホームズはCIAの先生の一人です」と語るなど、その影響は現代でも大きい。

ちなみに、夏目漱石の留学中の個人教授がベーカー街近傍の在住であり、ホームズと漱石が共演するパスティーシュ作品もいくつか存在する。

日本で有名なホームズ作品

『シャーロック・ホームズ』シリーズ
イギリスの探偵イギリスの探偵byさくらんコナン・ドイルの書いた小説のこと(1887〜1927年)。4編の長編と56編の短編(短編集は5冊にまとめられている)からなり、日本でも数多くの訳・出版がされている。ワトソン:ワトスンなど、訳によってタイトルや登場人物名が違うのはご愛敬。ファンからは「原作・正典・聖典」などと呼ばれる。
シャーロック・ホームズとワトソン博士
【レンフィルム】ソ連ホームズ買ってよ!チラシ2【レンフィルム】ソ連ホームズ買ってよ!チラシ2byshimizuソ連時代のロシアでスタジオレンフィルムが作成した映画シリーズ(1979〜1986年)。冷戦下の東側でつくられたといういわくつきの作品だが、実はシャーロキアンの間でも評価が高い逸品。主演はワシーリー・リヴァーノフ。通称「ソ連版・ロシア版」。
シャーロック・ホームズの冒険
Granada Sherlock HolmesGranada Sherlock Holmesbysh2jwイギリスのグラナダTVが作成した実写ドラマ(1984年〜1994年)。最も理想に近いホームズと呼ばれ、高い人気を集めている。通称「グラナダ版」。日本ではNHK-BSなどで放映。主演はシェイクスピア俳優のジェレミー・ブレット
名探偵ホームズ
空からこぼれたStory空からこぼれたStoryby八十重宮崎駿・御厨恭輔監督のもと、日本で作成されたアニメ(1984〜1985年)。登場人物がすべて犬の獣人となっており、子供向けアニメとして人気がある。ほぼオリジナルストーリーで、推理小説としての要素は薄い。ファンからは「犬のホームズ犬ホームズ・宮崎ホームズ」などと呼ばれている。
GSホームズ極楽大作戦!!
ホームズとマリアホームズとマリアbyシロ椎名高志による漫画『GS美神 極楽大作戦‼︎』のスピンオフ(2003・2005年)。本作のホームズは、学生時代にラテン語を師事していたドクター・カオス(錬金術師)が残した資料や文献を研究し、優れたGS(ゴーストスイーパー)としての能力も持つ。探偵稼業のかたわら、巻き込まれたオカルト絡みの事件を解決していく。
Sherlock Holmes
探偵と医者探偵と医者bysc2010&2012年にハリウッドで作成された映画2作品。ガイ・リッチー監督のもと、従来のホームズ像を大きく変えたアクション・エンターティメントに富んだ異色の作品。主演はロバート・ダウニーJr。「ガイリッチー版・映画版・ハリウッド版」と呼ばれ、pixivではシャーロック・ホームズ(映画)SherlockHolmesのタグが使われている。
SHERLOCK
SHERLOCK  MELODYSHERLOCK MELODYbyMOCAイギリスBBCが作成。現代にシャーロック・ホームズが生きていたら、というifを描いた実写ドラマ(2010年〜)。斬新なアレンジや登場人物の内面を深く描いた作品として注目を集めている。主演はベネディクト・カンバーバッチ。通称「BBC版・現代版」、詳しくはSherlockの記事へ。
エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY
エレメンタリー漫画①エレメンタリー漫画①by杉本さきアメリカCBSで放送されたテレビドラマ(2012〜2019年)。アメリカに移住したホームズがニューヨーク市警の顧問として凶悪事件を解決していく物語。舞台が現代アメリカであるのと、ワトソンをアジア系女性が演じているのが特徴。主演はジョニー・リー・ミラー。pixivでは「エレメンタリー・Elementary」のタグが使われている。
シャーロック ホームズ
ヤングなシャーロックホームズヤングなシャーロックホームズbyniaNHKが作成した三谷幸喜脚本による人形劇(2014〜2015年)。学園モノとしてアレンジされており、ホームズが15歳の少年として登場。子供向けとして殺人事件の起きない冒険物語になっているが、人間の負の部分も描かれている。放送するにあたり、三谷幸喜が「これを楽しめなければシャーロッキアンではないと思う」と発言したことに対して批判の声が挙がったものの、最終的には続編が希望されるほど高い評価を受け、日本シャーロック・ホームズ・クラブによる「日本シャーロック・ホームズ大賞」にも選ばれた。「人形劇・三谷ホームズ・学園シャーロックホームズパペットホームズ」などと呼ばれる。

その他作品リスト

シャーロック・ホームズの宇宙戦争 - 最古のパスティーシュ作品

漱石と倫敦ミイラ殺人事件 – 上述した夏目漱石とのパスティーシュ作品。著者・島田荘司

リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメンリーグ・オブ・レジェンド原作) - ホームズと縁のある人物が登場してくれるが…?

ホック氏の異郷の冒険 - 「最後の事件」から「空き家の冒険」までの大空白時代のホームズが日本を訪れていたというパスティーシュ作品。著者・加納一朗

シャーロック・ホームズVSゾンビ - 最新のパスティーシュ作品

ホームズ正典の一覧

※訳書によってタイトルが異なる場合もあることに注意。

長編

「緋色の研究」(1887年)

「四つの署名」(1890年)

「バスカヴィル家の犬」(1902年)

「恐怖の谷」(1915年)

短編集

※「ボール箱」は「最後の挨拶」に収録されている版もある。

シャーロック・ホームズの冒険(1892年)

「ボヘミアの醜聞」

「赤髪組合」

「花婿失踪事件(花婿の正体)」

「ボスコム谷の謎」

「オレンジの種五つ」

「唇のねじれた男」

「青いガーネット」

「まだらの紐」

「技師の親指」

「独身の貴族(花嫁失踪事件、誇り高き独身者)」

「緑柱石の宝冠」

「ぶな屋敷」

シャーロック・ホームズの思い出(回想)(1894年)

「白銀号事件(名馬シルヴァー・ブレイズ)」

「ボール箱」

「黄色い顔」

「株式仲買店員」

「グロリア・スコット号」

「マズグレーヴ家の儀式」

「ライゲートの大地主」

「背の曲がった男」

「入院患者」

「ギリシャ語通訳」

「海軍条約文書事件」

「最後の事件」

シャーロック・ホームズの帰還(1905年)

「空家の冒険」

「ノーウッドの建築士」

「踊る人形」

「美しき自転車乗り」

「プライオリ学校」

「ブラック・ピーター」

「犯人は二人(恐喝王ミルヴァ―トン)」

「六つのナポレオン」

「三人の学生」

「金縁の鼻眼鏡」

「スリー・クォーターの失踪」

「アベ農園(僧坊荘園)」

「第二の汚点」

シャーロック・ホームズ最後の挨拶(1917年)

「ウィステリア荘」

「ブルース・パティントン設計書」

「悪魔の足」

「赤い輪」

「フランシス・カーファックス姫の失踪」

「瀕死の探偵」

「最後の挨拶」

シャーロック・ホームズの事件簿(1927年)

「マザリンの宝石」

「ソア橋」

「這う男」

「サセックスの吸血鬼」

「三人ガリデブ」

「高名な依頼人」

「三破風館」

「白面の兵士」

「ライオンのたてがみ」

「隠居絵具師」

「覆面の下宿人」

「ショスコム荘」

派生作品・キャラクター関連

本人設定の作品およびキャラ

子孫・血縁設定の作品およびキャラ

  • シャーロック・シェリンフォード … 『探偵オペラミルキィホームズ』に登場するホームズの子孫。ちなみに「シェリンフォード」とはホームズの母の旧姓で、ホームズ姓で無い事には公式いわく「意図的に隠された裏設定」がある、とのこと。
  • ヒュー・イブカ・ホームズ(井深飛由)…『ディジタル・ホームズ』に登場するホームズの子孫。井深飛由(いぶか ひゆ)が本名。「Ib(イブ)」の名で知られるデジタルネイティブのハッカー(クラッカー)でありイギリス系日本人。
  • 神崎・H・アリア … 『緋弾のアリア』に登場。ミドルネームの「H」がホームズ家を示す。ホームズの子孫でメインヒロイン
  • アイリーン・ホームズ/ヴィクター・ホームズ(ホームズ・ツインズ)…『ホームズ・ツインズ!』の主人公であるホームズ家の双子。「ホームズ・ツインズ」とは作品名でありながらも、この二人を示す通称。それぞれシャーロック・ホームズの姪(アイリーン)と甥(ヴィクター)に当たり、アイリーンがホームズ家の運動神経(格闘能力)を、ヴィクターがホームズ家の頭脳を、それぞれ受け継いでいる。ちなみに『緋弾のアリア』とは同作者(赤松中学)作品。すぐさま肉体言語に移行するアイリーンの姿などは、明らかにアリアを彷彿とさせる。(作品発表順でも時系列上でもではあるが)
  • エルロック・ホームズ乙女ゲーム英国探偵ミステリア』に登場する攻略対象。ホームズの息子とされる人物。なおエルロックの相方としてワトソンの息子であるウィリアム・H・ワトソンも登場する。
  • シャーロック・ホームスパン…『鉄腕アトム』に登場するホームズの子孫。なお、名前はホームズとルパンを掛け合わせたもの。
  • クリスティ・ホープ…新谷かおるの漫画作品『クリスティ・ハイテンション/クリスティ・ロンドンマッシブ』の主人公。フルネームはクリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープ。ホームズの大姪(姪っ子の娘)とされる。
  • エノーラ・ホームズ…ナンシー・スプリンガーの小説『エノーラ・ホームズの事件簿」、及び同作を原作とした映画に登場する主人公。ホームズの妹でホームズ譲りの推理力と行動力を持つ。同作には母ユードリアも登場。
  • 鴨乃橋ロン…『鴨乃橋ロンの禁断推理』の主人公。

ホームズをモチーフとしたキャラ

その他

  • シャーロック・ホームズセット…『ドラえもん』に登場するひみつ道具。これを使うと、誰でも名探偵のように事件を解決することが出来る。
  • 社錠・宝仏東方二次創作
  • ポケモン剣盾』…キルクスタウンに“ハウスズ”というパロディキャラがいる(モデルはモブキャラの流用だが)。また、直接姿と名前が出てきたわけではないが、とあるNPCの台詞の中に「ガラルには昔の名探偵が駆使していた謎の格闘技バリツというものがあるらしい……」というものがあり、この地にホームズのような探偵がかつて存在していたことが示唆されている(ちなみに、ガラルのモデルは『シャーロック・ホームズ』の舞台となったイギリスである)。ちなみに、ポケモンにも探偵ものの作品がある。

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  • Blood  Sucer

    オンリーに行けない悔しさを、解き、放つ…! というわけでワト吸血鬼化ネタ加筆修正完全版 流血あるけどエロはないよ
  • 愛犬と忠犬

    グラットスートーンと探偵の時間です!
  • よんで、とかして

    1は三年前、2は塔から出た後です。長官のプロフを見て考えた話。書き手は癖のある剛毛で多毛なので、長官もそんなかな、と。兄様なら皆の髪質を実際に梳かして確かめても可笑しくないと思います。そして名前で呼んでほしい長官。兄様と探偵の組み合わせも好きかも。ぽわぽわ兄様が年上に思えない探偵(笑)
  • 解散

    ホームズ引退前夜。 一生懸命部屋を片付ける二人の話。とっても仲良し。 口調は原作イメージですが、やはりグラナダも交じっています。 グラナダブルーレイディスク欲しいです。 12/16追記:ブクマ・コメントありがとうございます。非常に励みになっております。デビワトはかっこ色っぽく、エドワトは癒しすぎて困る。ホームズ先生も、どっちのワトも好きすぎて困る!もう3人で一緒に住もう!とうれしい悲鳴を上げております。1/19追記:コメントありがとうございます。ワトスンの結婚一回説派閥もっと増えろ!と声を大にしたいわたくしです。大体二回も三回も結婚された日には、諮問探偵の神経が持たないのです。8/15コメありがとうございます。お返事はコメント欄にて(やっとコメント欄でお返事することを覚えました・・・)
  • 君よ知るや南の国

    「最後の事件」駆け落ち篇です。ワトスン先生の夢オチとして読んでもらっても。むしろその方がしっくりくるかもしれません。イタリアの南の方が性に寛容かどうかは実は知らないのですが、ドイツとかイギリスとか寒い方のヨーロッパの人が暖かい南の国に憧れるっていうのは、小説とか映画でよく見るような気がします。イタリアの町の描写はかなり適当です…
  • キス小ネタ詰め

    ■5月のオンリーで配ってたキスの格言。■どうせなら22個全部埋めたいですよねー。読みたいですよねー■ブクマコメありがとうございます!励みになります!
  • 【映画SH】君と接触

    ツンデレなんか書けない。二人ともデレデレ。ワトソンが冷静になってくれません。あと内容が結構下品なこと言ってるんで注意!たまには幸せもいいじゃない…。ところで、ちょっとしたアンケートをとりたいと思います。回答していただければ嬉しいです。■ブクマ評価ありがとうございます!アンケート回答もありがとうございました!今後の参考にさせていただきます!
  • 貴方に関して【SとJ】

    BBCのシャーロックを見た衝動のままに我侭にSとJの話。★注意:シーズン2最終回まで視聴済み前提のネタばれ含みで書いてます★*つまりシーズン3を勝手に妄想、wikで見たら全然違って、だろうな!、と思った*■GWからコツコツ見てたわけですが、全話視聴し終わってほわぁわぁあちょー!!!となったわけです。■ジョン可愛いよジョン(くりりんおめめ、チラチラ二度見)モリー可愛いよモリー(LOVE健気、死体と分析はどんとこい)■アイリーンもめんこいけど酷い扱いのモリーを幸せにしたい■シャーロックを好きすぎる皆を好きすぎるシャーロックの愛の深さが愛しい。でも、やっぱジョンだね。おっさんに時めく自分が辛い(妖精さんがおるでぇ・・)■つまり最後のあれはマジ泣きだったと思うわけです。“どないしようぉぉ予想以上に僕ジョンにめっちゃ愛されとるやぁぁん!(号泣)”みたいな■ゲイじゃないんだね、全てを超えた愛だよね、知ってる!!■ゲイネタと手錠と携帯は萌えアイテムだと熟知してる紅茶の国の人々の感性は我が国に通じるところがある、とかいう論文を頂きたいです、割と本気で。■カーセ○クスのシーンで思ったわけです愛のモールス信号って素敵やん?
  • 永遠のGood-bye

    捏造んま! 妄想してて思い付くまま書いてみましたらなんか訳わからんもんになりました; 途中で力尽きてますが、楽しんで頂ければ幸いです。
  • 夢中

    シャドウゲーム最後の最後あたりネタばれ。ホムワト…のつもりです。ワト先生が好きで仕方ないホームズさん◇追記 ブックマーク・評価ありがとうございます…!◇2012年03月26日~2012年04月01日付の小説ルーキーランキング 12位をいただいてました。ありがとうございました…!!
  • 寒いにも意味は色々あるのだよ

    (原典版の二人)丸一日遅刻ですが、2022年ホームズ誕小話!ホームズの誕生日をワトソンがお祝いに来たよ、というお話です! (タイトルの理由) 東京でも雪降りましたね!ロンドンも雪かな? →ホームズの誕生日ってなんだかんだ一番寒い時期かつクリスマス終わった直後だから、テンション低い人多そうだよね! →寒いしクリスマス終わっちゃったし心の中も寒いですよね…… →でもワトソン来てくれたら寒くなくなるよね! →寒いにも色々意味があるんですねぇ ←結論
  • もしこの世界に神が存在するのだとしたら

     大逆転裁判、発売おめでとうございます! 発表されてからずっとずっと楽しみにしてきたし、発売されてからもあっというまにクリアしてしまったのですが、いかんせん忙しくて小説を書いている時間がありませんでした……。しかし、今回どうにか書くことができたので、ここに供養していきます!  本編・ランドストマガジンのネタバレもありますので、ご注意ください! ――以下ネタバレあり。  内容としては、ホームズがいわゆる「見える人」で、死んじゃったあそーぎくんと会話できるという(あたしが)胸熱な設定です。成歩堂が「見える人」じゃないのが、なんとも切ないなあ。一応腐向けタグはつけておきますけど、熱すぎる友情と見えないこともない……。この話は龍アソともアソ龍ともつきませんが、自分自身としては子孫がスーパー攻様だったので、龍アソだし、龍シャロかな……と思います。無自覚天然総攻めだぜ、あれはきっと。周りの人間を次々に男の色気でキラーしてるにきまってますね。  あそーぎくんが死んでしまったことに関しては、まあ物語の構造上必要なことだったのかなあ(エディプスコンプレックスかい!)と自分の中で納得はしているんですが、霊媒ないのにこれやばいでしょ……という気持ちもあります(笑)ホームズさんだったら、その辺の理屈を一切合切乗りこえて、霊媒ちっくなことをしてくれるんじゃないだろうか、という気持ち込めてます!  人間の体と全く同じ材料で完ぺきに人間の体を再現しても、その体は動きださないそうです。では、体を動かしているものは一体なんなのか。それが「魂」である、という考え方があるそうです。そして、「魂」の重さは21グラム。今となっては、科学的にも非常にアヤシイ感じの実験ですが、なかなか夢のある話だなあ、と思います。あそうぎくんが死んでしまった時(死んでるのかどうなのかは謎ですが)その魂は、きっと龍之介くんの中に入っていったんだと思います。おそらく、あのハチマキの重さは21グラムくらいだったのでしょう。そして、物語の中では語られませんが、あそうぎくん自身も「成歩堂が継いでくれるなら、安心してアイツのことをこっちの世界で待っていられるな」って思ったと思うんですよ! もちろん、勝手な解釈ですけど。  で、ここまであそうぎくんと龍之介の友情を推しておいて、一番の推しキャラはホームズさんです、ごめん。  しかし、ホームズさん自身もワトソンという友人を失っているわけで、二人の友情を見て思うところがあるんじゃないのかな、とか。ランドストマガジンで「ノーバリィ」って囁く蓄音機があったって話を聞いてから、ワトソンがいなくなった後でも友人の声を録音したものを自分の戒めのために聞いているのかとか考えると胸熱です! 本当これから過去明かされてほしい! 明かされてほしいよ! (ホームズ自身の声かもしれない)  逆転裁判シリーズは、発売されたその時からやっていまして、二次創作の方もちょいちょい手を出してはいたのですが、シナリオの方が変わってからなんとなく疎遠になっていました。別のジャンルでもちょいちょい小説なんかを書いているうちに、シナリオライターさんが戻っていらっしゃることを知って、寸分の迷いもなく即座に予約を完了した次第です(笑)  予想通り、いえ、予想以上に素敵な物語でした。中でも書きましたが、こんなにも美しくて残酷な物語を書く神。私の貧弱な語彙ではこんな表現しかできませんが、あの方の書かれる「死」はいつもどこか前向きです。それは、「別れ」と同時に「出会い」のやってくるシナリオで、物語の構造上無意味な死がないからこそ、できることなのかもしれないですね。(でも、足滑らせて死ぬのはアレだな……本当は暗殺されたんじゃないのかな……)  こんな素敵な物語に出会えて、とてもうれしいです。
  • てんきあめ

    正典ホムワトの午後 タイトルはアーケードゲーム「オトカドール」内の同名楽曲から 「焼きたてのケーキが私の鼻くすぐる」「一緒に飲みたい とっておきの紅茶があるの」という歌詞からインスピレーションを受けて書きました 正典ホムワトはいいですね、好きです …これシャロジョンにもできそうだな(しませんよ)
  • 小話

    映画ホームズを見て、はまってしまい、原作を読みなおして妄想が膨らみ、小説などを書いたことも無いのに思わず作ってしまった話です。まったくの初心者が作っているので、たいしたものではないので。お時間があって、どんなものであってもかまわないという方のみ閲覧お願いします。
  • きみの ゆめに 溺れる

    ホームズが水の中に沈んでいく悪夢を時々視てうなされるワトソン。 不安からホームズを激しく求め、乱暴に抱いてしまうのだった。
  • never,or once again

    蔓日々草の花咲く頃 (後)

    映画版で『四つの署名』パロ。シャドゲ後設定で、『君に二度と助手は頼まない』と『私を巻き込むな』を巡るホームズとワトソンの話の完結編、後編となります。前編はこちら【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2583106】。詳しくは一ページ目の注意書きをご覧ください。■サブタイトルは話の内容に沿った花言葉を持つ植物から付けているので、それ自体にあまり意味はありません。英語タイトルはイギリスの花言葉、仏語タイトルはフランスの花言葉を採用しています。
    26,019文字pixiv小説作品
  • Oh, crazy Halloween!/ただのひ弱な医者志望と殺し屋たちの奇妙な祝祭

    吸血鬼が現れて「誘導」の話になる

    魔が喜ぶ一日は、ベーカー街とて盛り上がる。危険で素敵なパーティ・デイ! 二十一世紀の英国。 ベーカー街221Bの下宿の住人である、ただのひ弱な青年リーハ、殺し屋ホームズ、諜報員ロビンの三人は、ブラックな楽しみが詰まったハロウィンの訪れに朝から浮き足立っていた。 カボチャをくり抜いてランタンを作ったり、真面目に「真実とは何か」という議論をしたり、仮装をするのしないだのと喧嘩をしたり、頭が良いのか悪いのか分からない騒ぎを繰り広げるのに余念がない。 挙句の果てには「毒塗りタフィーを誰が食べるのか?」という危険なゲームまで始めてしまう。 クレイジーな殺し屋たちと共に魔の日を祝う凡人のリーハは、突如襲い掛かる死の手から無事に逃れることが出来るのか? ——Watch out, Halloween is a dangerous festival!! ☆本作は長編小説「僕のクレイジーDAYS」の番外編です。 https://www.pixiv.net/novel/series/8205853/glossary ですが、本編を知らない方にもお楽しみ頂けるよう配慮しております。ぜひご一読ください!

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