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概要編集

CV:藤田淑子/伊倉一恵ほか

名前の由来は、浮世絵師の東洲斎写楽ではなく、シャーロック・ホームズのもじりである(シャラク・ホースケ)。ゆえに相棒は和登さんワトスン)。

通称は写楽額に眼球のような感覚器官を戴く三つ目族の最後の生き残り。


三つ目族は二つ目の人間を遥かに越える優れた頭脳を持ち、さまざまな超能力が使える。

しかし、三つ目を塞がれると知能が幼稚園児並みになってしまうという弱点がある。

三つ目族である写楽も同様に超能力を持ち、ガラクタから魔法のような機械を作ったり、難解な古代文字をすぐに解読出来る。

その一方で三つ目が表に出ているときの写楽はその能力故にプライドが高く傲慢な性格であり、三つ目族の超科学による世界支配を目論む等危険な思想を持つため、普段は大きな✕印型をした粘着力の強い特製絆創膏で三番目の目を塞がれ、無邪気な幼児のような状態で生活している。


普段、自分の絆創膏を剥がされそうになったり貼られそうになると激しく拒否するが、時々自分から剥がそうとしたり貼られたがったりする描写がある。

このことから三つ目の写楽も、絆創膏の写楽もお互いの存在を感じていることがわかる。


三つ目の写楽の方が絆創膏の写楽より多少背が高く、三つ目の時には学ランをマントのように羽織る。

またアニメでは三つ目になると普段着用している青っぽい学ランから黒の学ランになるなど細かな演出がなされている。


性格編集

絆創膏を剥がした写楽は、誰に対しても傲岸不遜で上から目線の話し方をする。残忍かつ残酷であり、人間一人を殺すことなど何とも思わず実行する。一方で身内に対しては寛容で、特に和登さんには頭が上がらない。ただし連載初期には和登さんをひん剥いて裸にしたり、ボルボックを倒すのを邪魔しようとした来々軒のおじさんを雪の中に生き埋めにしようとした。連載が進むに連れてこう言った残虐性は鳴りを潜め、わがままでヤンチャなキャラクターへと変わっていった。

写楽は幼い頃に同じく三つ目族の母親と死に別れた為、母親の愛情に飢えている面がある。

作中では、母親の着ていた服を大事にしていたり、和登さんに母親の面影や愛情を求める様子が随所に描かれている。

基本的に一人称は「ぼく」だが作品によっては三つ目の時だけ「俺」に変わる。

武器編集

三つ目族の遺産である奇妙な形の槍「赤いコンドル」を従え、呼び出す呪文は「アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク」。

赤いコンドルは、物を溶かす強力な熱線を出す強力な兵器として使われるほか、写楽が作った機械や三つ目のその他の遺産のスイッチにも使われる。ただし使用される機会は段々と減っていき、戦闘パートでの出番は殆どなくなった。


漫画とアニメの違い編集

漫画版での三つ目の写楽はとかく傲慢で、世界のことなど特に何も考えていない。

(一応、脳みそをところてんにする道具を作った時は「脳みそをところてんにすれば何も考えられなくなるので争いがなくなって世界が平和になる」という、世界の現状を案じているかのような動機を上げているが)

一方、絆創膏状態の写楽は転校させられ和登さんと違う学校になったり、落第したりとかなり不幸である。


アニメ版は三つ目になると悪魔の一面も見せるが、とにかく和登さんには弱く、そして甘くて頼まれごとをされると素直に従ってしまう一面も。

原作では母親の形見のコートを大切に取っていたが、アニメ版ではそれを燃やし、新しい宝物を和登さんの洋服に変更するあたり、和登さんの存在、感情が母親以上のものになっている。

最終回でも三つ目帝国を作る野望よりも和登さんを守りたいという気持ちが勝り、スーパーボルボックに立ち向かっていく。


三つ目黙示録編集

センシティブな作品三つ目黙示録2巻


口癖編集

「僕に勝とうなんざ100万年早いんだよ!」


スターシステムでの登場編集

絆創膏状態の無邪気な写楽として『ブラック・ジャック』や他作品にしばしば登場する。

三つ目状態の写楽は大体がラスボスのような存在で登場。


ブッダ』に登場した際は予知能力を持つ猟師の息子アッサジとして登場する。

父親が動物たちを殺したことへの報いのため、自ら進んで飢えた狼の群れに食い殺されるという非業の死を遂げ、主人公の生き方に大きく影響を与えている。


アニメ版『ブラック・ジャック』では絆創膏状態が準レギュラーとして登場しているが、一度だけ「アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク」の呪文を唱えたことがある。

宇宙人に操られた状態なのだが、絆創膏状態の写楽が赤いコンドルを持って例の呪文を唱えるという非常に珍しい場面である。


関連イラスト編集

写楽クンぺたぺたぺたり

三つ目がとおるうしろうしろ



関連タグ編集

三つ目がとおる 写楽 和登さん 手塚治虫 赤いコンドル

ダーク・シュナイダー萩原一至の漫画「BASTARD!!」の主人公。幼く無邪気な人格に、外道で頂上的な力を持つ人格が抑えられている、保護者兼相棒が男勝りの美少女であるなど共通点が多い。実際に萩原は写楽がモチーフであることを公言している。

武藤遊戯:額の目、2つの人格、学ランマント、小さめの体格、普段は弱々しく子供っぽい、人格が変わると強くなり背が高くなる、2つの人格とヒロインとの三角関係など共通点が多い。

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