この秘伝の概要は、”本物”だ
六分街に麺屋「滝湯谷・錦鯉」を経営している壮年男性。その姿は鼻と頭身の短い天狗といってよく、シリオン(亜人)と思われるが、何の種族かは言及がない。
竹のフレームを持ったメカアームを使ってラーメンを調理しており、その実力はかなりのもので、ラーメン屋は六分街の憩いの地として大繁盛している。「秘伝のスープは”本物”」と自称する通り、その味はNPCだけでなく主人公であるプロキシ兄妹すら愛している。
その繁盛ぶりはフレーバーテキストの情報だけでなく、実際に深夜でもない限りは探索時にだいたい1~2人以上の客が座っていることからもうかがえる。
更にエージェント(プレイアブルキャラクター)達もラーメンを食べに来ることが多く、邪兎屋はおろか、人気のない深夜に11号も行きつけにしている程。
本人のラーメンにかける情熱も本物で、どんな客でも満足させるのが自分の仕事と豪語し、逆にラーメンを馬鹿にする輩に出す丼はないと語るほど。
元々は旧都に住んでいたが、昔の大崩壊で現在の六分街に移り住んだとの事。
現在はラーメン屋として大成したといえる彼だが、修業時代は種族柄の短い腕から満足にラーメンは作れないと見做され、本人も一時期諦めていた模様。しかし、メカアームを導入することでこの身体的欠点を克服したという涙ぐましい経緯がある。
ゲーム内では
このゲームにおける戦闘前のプレイヤー強化要素。ラーメンを食べることでエージェントのHPや攻撃力、属性威力を最大30%上昇させることができる。なんで!?
効果は戦闘3回分まで効果が持続する。戦闘のある依頼、あるいはVR訓練や零号ホロウでの戦闘で1回分消費されていく。効果が3回分ある状態でもう一杯食べることはできないが、一回消費すればまだ効果が残ってる旨の通知が来るが効果の更新のために食べることが可能。そのかわり残っていた効果は消滅するので5回分のラーメン効果を保存するといった真似はできない。
最初は攻撃力を上げる白鉢野菜ラーメンしか食べることができないが、インターノットレベルを上げる事で激辛ラーメンや豚骨ラーメン等、別のメニューがどんどん解禁されていく。最高額ラーメンの効果は「ボスに与えるダメージ+30%」という破格のバフが得られる。メインストーリーの悪戦や要警戒狩りで重宝するだろう。
なお、メニューを選ばず店を出ると「味が気に食わなかったのか」と凹んでしまう。できるだけ顔を出した時は頼んであげよう。
関連人物
家族
息子と娘がいることがわかっている。
そっくりな息子「チョップJr.」の方はルミナスクエアで同名の麺屋を経営しているが、父の「伝統の味」に敵愾心を持っており、「伝統より革新」の思想で滅茶苦茶味変をしている模様。
当てつけのように「チェーン店でもなんでもない」同名の店にした様で、更にCMまで流している(ゲーム開始画面のテレビ画面で稀に滝湯谷・錦鯉のCMが流れる)。
本人の接客や腕前は上々なのだが、六分街の店とは対照的に閑古鳥が鳴いている。数少ない常連はセスやジェーン、他にセス曰く夜勤の治安官達と、治安局ルミナ分署が近いこともあって治安局関係者ばかりとなっている。
本人も味に自身が無いのか人を呼び込むことをまず優先しているのか、やけに「デカ盛り」「ドカ盛り」とラーメンの量にばかり言及している。
娘については11号の交流イベントにて「(11号を見ていると)娘を思い出す」という言及があるのみ。どういう姿なのか、そもそも存命なのかまで不明。
主な顧客たち
- アキラ/リン:ゲーム中でラーメンを食べるムービーがあるほどの常連。スープまで飲み干し、ネギ一本も残さず食べる顧客の鑑。特にアキラが大好きなようで夕飯を毎日ラーメンにしようとしてリンに嫌がられているほど。
- ニコ・デマラ:何故かきのこラーメンのきのこ抜きを頼む。出汁だけ味わいたいのだろうか。ちなみにきのこラーメンの効果は、エーテル属性の彼女には全く恩恵が無い。
- ビリー・キッド:彼自身は食べないがニコにラーメンの出前をよく頼まれる。
- 「11号」:ラーメンをそもそも完全食と評しているほどのラーメン好き。絶対に激辛ラーメンを食べる。辛さの限界に挑戦中。
- セス・ローウェル:ルミナススクエアと六分街どちらの店舗の味も知っている男。前者は「新しい味」後者を「伝統の味」と評する的確な味覚を持ちどちらも甲乙つけがたいと判定している。
- ジェーン・ドゥ:主にルミナススクエアの方の顧客。とはいえラーメンそのものが好きというより「ラーメンを食べながらしょうもない話をする」ことを重視しており、味は二の次の模様。