概要
ゼンレスゾーンゼロの舞台である新エリー都にて、ホロウという特殊環境下で活動するホロウレイダー達をナビゲートする非合法職「プロキシ」に依頼を仲介する人物の一人で、新人プロキシを専門的に担う珍しい人。つまりはグレーな職種のお方。
緑髪のロングヘアーが特徴的なモブキャラクターであり、顔も一般的なモブ顔であるものの、似たような服装をしている人物が多い中でも一目でこのキャラはわかるという特徴的な見た目をしている。(何度も会って見るであろう姿の他、後述の妙に馴れ馴れしい態度や、周囲に他のモブがいない絶妙な位置取りで目立つので印象に残りやすい)
基本的には喫茶店でぼーっとしている。
自分を「インターノットレベル(作中世界におけるプロキシの実力を示すランクシステム)に合致した依頼を仲介し、新人プロキシの成長を導くお姉さん」と評しており、伝説のプロキシである主人公が諸事情でインターノットレベル0からスタートになったことを機に、仕事の仲介として営業をかけて知り合う。以降は新人プロキシとして、過保護とも言えるような甲斐甲斐しい(悪く言えば結構舐めたような)態度で接してきている(パエトーンの事情を知らない彼女からすれば、ぽっと出の新人プロキシにしかみえないためか)。
そして現状のプレイヤーのインターノットレベルに見合った依頼を、インターノットを介さずにノックノック(LINEのトークのようなもの)で呼んだり、直接会って持ってくる。
…のだが、見合った難易度は最初の方だけで、以降の彼女関連の依頼は受けられるプレイヤーのインターノットレベルの時点では一回り上の依頼が多く、新人にしては活躍が目覚ましい「パエトーン」に見合った高難易度依頼を見繕ってきている模様。依頼詳細の説明でも「初心者には難しい依頼」「駄目そうなら一旦止めてもいい。安全第一」と書かれている。厳しいと思ったら、インターノットレベルを上げてエージェント達のレベルや装備も上げておこう(プレイヤー自身のスキル次第では、あっさり達成できてしまう事も…)
依頼をこなしてくる主人公に対して、毎回驚きの声を挙げているかわいい一面もある。
前述の接し方や少し気だるそうなイメージ、依頼の難易度には彼女の新人を専門的に扱う事情に理由があり、毎日インターノットで大量に作られる新規アカウント=新人プロキシから、頭角を現しそうなプロキシを見つけて成長させる所にある。しかし、後述の事情から新人アカウントのほとんどは最初の挨拶(と依頼)だけで途切れてしまい、新人プロキシを育てられない悪循環に陥っていた。そんな折に見かけたのが、再出発したパエトーンのサブアカウントであった。甲斐甲斐しい態度も、折角見つけた活きの良い新人プロキシを、少しだけ難しい依頼の時点で連絡を失いたくない為であろう。
そんな心配をよそに、幸運にも元伝説のプロキシである「パエトーン」は新人プロキシではありえないスピードで依頼を消化してしまうのだから、ただ驚くばかりで「自分が依頼した中身の方が簡単なものだったのでは?」を疑ってしまう程であった。そんなパエトーンに感化されてしまい、以降もパエトーン用に「結構難しい」依頼を積極的に取ってきたり、その活躍の「ご褒美」として、彼女自身は普段から関わりを持たない凄腕のエージェント(邪兎屋)の連絡先を先輩伝いに取ってきたり、悪循環から抜け出せるような活動に変わっていった。
……ちなみに上記のような新人専門で担う仕事方針から、プロキシ仲介業としては大変苦労(※)しており依頼失敗も多く、その時の損失補填(詫び品を持ち込んで謝罪、最低評価取り消しのお願い)などもあって火の車であるらしく、普通にバイトもして食いつないでいるらしい。話の流れでバイト先を聞き出そうとすると、恥ずかしいのか断られてしまう。
現在では、目を付けている成長目覚ましい新人プロキシに喜んでもらおうと(パエトーンとの協力で)「ツール・ド・インフェルノ」の事実上の覇者となった「カリュドーンの子」とのコネを取り付けるべく、実績も兼ねて新エリー都郊外まで足を運んできた。カリュドーンの子とコネが取れたら、新人プロキシに連絡先をつないであげると嬉しそうに話してくれる(ついでに通常の依頼も出してくれる)。また、この時点ではパエトーンによる依頼成功がインターノット上でも評価されて新人プロキシの加入や依頼が増えており、バイト2つ掛け持ち以上に稼いでいる模様。
※そもそも、非合法な上に様々な意味で当たりハズレの大きい「プロキシ」なのだから、依頼人もかなり人を選び、依頼内容も(難度差はあれど)合法組織が引き受けてくれないようなものばかりなので、実績のない新人プロキシには中々依頼が来ない上に新人に見合った簡単な依頼も無かったようだ。(パエトーンが最初の頃に受けた依頼は「それしか無かった」可能性がある)
それも新生パエトーンが絡んで以降は事情が変わったようで、「明けの明星が仲介するプロキシは凄い」と名が広まり、依頼人達との間で信頼関係が築かれて他の新人プロキシ達も鍛えるチャンスが増え、以前よりも良い流れができている…とは本人の弁。
「あなたの成果は、見えない所でたくさんの人に影響を与えているわ。彼らに代わってお礼を伝えたいし、『明けの明星』のためにもお礼を言わせて欲しいの」