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概要編集

ゼンレスゾーンゼロ』の主人公兄妹、アキラリンは、個人経営のレンタルビデオ屋「Random Play」の共同店長として近隣住民とも良好な関係を築いている。


そんな二人の裏の経歴は過激なアクション映画よりも奇なり。


ホロウ離脱をガイドする非合法の後方支援ナビゲーター「プロキシ」の中でも、飛び抜けた手腕から「パエトーン(法厄同 / Phaethon)」の異名で語り草となったのが、出自不明な二人の裏の顔。

パエトーンとは当兄妹が二人一組で運用しているアカウントでもあり、具体的にホロウ内外でタイムラグ無しの通信・援護が出来るのは他に居ないらしい。


邪兎屋などホロウレイダーからは頼れるプロとして度々助力を依頼されているほか、同業者からも憧れの対象となっている。

依頼料の安易な割引は受け付けておらず、ビジネスライクに振る舞う一方で、信用できる相手なら料金のツケ払いを許していたり、サブアカウント名義でサービス価格の仕事を受ける場面も少なくない。


懇意にしている人々には「Random Play」店長との兼業である事も知られているが、プロキシ自体が無許可であるダーティーな仕事なので、特に依頼を直接持ち込むような場合には、協会や治安局に察知されないよう気を配られている様子。

正規の仕事を受けたり、治安局の関係者と出会った際にも、自律型ボンプのフリをしている。


なお、本人達もエーテル適応体質である様だが、先行のHoYoverse主人公達のように直接的な戦闘力は持っておらず、劇中では幾度も不慮の事故や攻撃に晒され九死に一生を得ている。

旧都時代に「先生」という人物に師事していたことが示唆されており、ビデオ屋の店番やプロキシ業務で使っているボンプのイアスも本来は兄妹のものではないという。


再出発編集

その高名さから次々と仕事が舞い込んでいたが、序章で関わった依頼の最中に拠点が謎のハッカーに襲撃され、危機を脱する為「パエトーン」としてのアカウントを放棄する事になってしまった。既知の者以外に「パエトーン」である事を証明する術も無いので、直前に別件で作っていた新規サブアカウント(プレイヤーが命名)で一から活動をやり直す羽目に。


プロキシ業務の収入も1/3にまで減ってしまったらしく、再度地道な活動で評判を集めつつ、家計のためビデオ屋の営業にも本腰を入れ始めている。


ゲーム上では編集

ホロウ内部を舞台とするアクションパートではオペレーターを務めるため戦闘には参加しない。アドベンチャーパートでは街中を探索し、顔馴染みや顧客の面々、エージェント達と交流する事が可能。


ゲーム開始時にどちらをメインの操作キャラにするか選択し、選ばなかった方は助手という体となる。主人公選択式のHoYoverseの先行作品のように離れ離れにも1人だけにもならない実質的なダブル主人公だが、メインと助手で会話シーンの担当が違い、選んだ側に応じて入れ替わる。


バトル中のナビゲーターは助手側だが、フィールドやムービーで喋るのはメイン側、といった具合に差異があるので、選ぶ際にはあらかじめプレイ動画等で雰囲気を掴んでおくのもよいかもしれない。



設備編集

  • H.D.Dシステム(Hollow Deep Dive System)

兄妹がパエトーンとしての仕事に用いている演算装置。基本的には、イアスを通じてホロウ内でエージェントを先導するガイド担当と、ホロウデータの処理や通信の調整を行ないながら適宜ルートを算出するサポート担当のペアで依頼の遂行に当たっている。

現地で活動するエージェントとのコミュニケーションにおける生命線で、システムにトラブルが発生するとイアスも沈黙してしまう。


  • Fairy

仕事中のトラブルでパエトーンに助けを求めてきた邪兎屋が回収を請け負っていた、小型金庫の“中身”。ハッカーによる襲撃でパエトーンの用意していた脱出ルートの情報が消失してしまったため、ホロウでの活動限界が近づく邪兎屋を救うためにダメ元で中のデータチップを拝借・起動した結果、イアスを通じて主人公に何らかの「規約」への同意を迫り、そのまま一方的な協力者としてH.D.Dシステムに居座ってしまう。

プログラムとしての名称は「Ⅲ型総順式集成汎用人工知能」。主人公を「マスター」と呼び、利用規約に基づいて“必要なあらゆる作業”をサポートするべく、AIとしては別格の性能をそこかしこでアピールしたがる。


モニターには目玉のようなアイコンで現れ、女性型の合成音声によるコミュニケーションを行う。声色は無機質で基本的には慇懃だが、態度はでかく、プライドは高く、沸点が低く喧嘩っ早い。H.D.Dシステムの補助ブラグインを「非効率的」の一言で勝手に廃棄してしまうなど、その振る舞いはかなりフリーダム。

“「マスター」の助手一号”を自認しているため、兄妹のもう一方を「助手二号」呼ばわりしたり、軽く見られるとすぐさま実力を見せつけようとしたり、仕事の合間に特に必要のない私見を勝手に差し挿んだりと、中々にイイ性格。

本作第三のナビゲーターで、ゲーム中でもその声を聴く機会は多い。


新エリー都に存在する知能設備の8割に対して無制限のアクセスを可能としており、無秩序な変化を続けるホロウの状況すら、ローカルデータを使わずにリアルタイムで更新・反映してみせるため、ホロウに携わる者に与えるアドバンテージは計り知れない。

巧みな話術による交渉や事態解決のための作戦立案、所有者にしか管理できないボンプの記録データの読み取り、必要とあれば通信内容の偽装まで行うなど、極めて優秀である点は疑いようもないものの、兄妹は出自不明な彼女を訝しみ警戒もしている。

「規約」の内容や「マスター」をサポートする目的など、詳細を説明する権限は与えられていないようで、兄妹にはいずれ来るはずの“適切な場面”を待つよう求めている。


  • イアス

邦布~

襟元にオレンジ色のスカーフを巻いた「Random Play」のボンプ。感覚同期を行なう事でホロウ内ではパエトーンの分身として動き回り、エージェントたちを適切なルートへ導く他、撹乱用の煙幕弾を投げ込むなど軽微な戦闘支援も可能としている。「スカーフの喋るボンプ」によるダイレクトなサポートはプロキシ「パエトーン」の大きな特徴の一つ。

依頼の内容次第ではイアス単体でホロウを探索し、要救助者を連れ帰ってくる事も可能。


イアスは種類を指す名称で複数の個体がいる。判別のためスカーフに番号が振られており、パエトーンの“憑依”を受ける01号の他にも、「Random Play」店内には同じデザインのボンプたち(カウンターで店番をしている18号、工房のドア番をしている06号など)がいる。

作中で「イアス」と呼ぶ場合には基本的に01号を指し、ハードワーク担当とあって普段は2階の寝室にある充電スペースで充電されている。

01号にも自我があり、非同期中は自律行動する。エージェント達と会話することもあるようで、話を聞いたリナ曰く兄妹のことを慕っているそう。


感覚同期中は音声通話が可能で、兄妹はイアスを通じてエージェントたちに指示を出しているが、ボンプは本来「ンナナ」としか話さないため、治安局やH.A.N.D.など公的組織の前では「無口なボンプ」のフリをして誤魔化している。

こうした臨機応変な立ち回りで公認エージェントたちへのプロキシバレは概ね回避できており、その優秀さから頼りにされる一方で、青衣など察しの良い人物には疑われることも。


余談編集

  • 上述した通り、気質や実態はともかく法的には"反社会的勢力"に分類される、同社ゲームの主人公には珍しいタイプで、治安維持側を警戒し距離を置くという逆転現象が起こっている。
  • ギリシャ神話には同名の登場人物が存在しており、伝えられるエピソードは概ね「過ぎた力を求めながら、扱い切れずに大地に災厄をもたらし、事態を収めようとした父神の手によってやむなく最期を迎える」という悲劇的なもの。HoYoverseの先行作品の一つ『原神』でも同様のモチーフを取り上げた任務の顛末が顛末だっただけに、そのネーミングから不穏な気配を察している旅人兼任のプレイヤーもいるが、序盤でその名を半ば捨てる事になった件がどれだけ影響するかは未知数。

関連タグ編集

ゼンレスゾーンゼロ Random Play

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