「よかろう!!
しょせん人間一度は死ぬ!!
不老不死などと大口をたたいておる私といえども、
いずれ少しずつこの身は朽ちてゆく運命(さだめ)!!
ならば、ホレた相手と共に死ぬのもまた一興!!」
解説
CV:千葉繁
かつてヨーロッパの魔王と呼ばれ、科学の持つ合理性と魔法の持つ壮大なパワーを融合させた魔法科学を開拓した偉大なる錬金術師にしてマッドサイエンティスト。
「カオスの前にカオス無く、
カオスの後にカオス無し!!
と、まで言われた天才錬金術師よ!」
人物
白髪に黒マント姿の老人で、不死身の肉体を持ち齢1000歳を超える正に生きた伝説。
中の人は、カオスの人となりを『1500歳の少年です!!』と評していたが、後に1051歳だったと判明した。
今日では真理へと導くランプを持つ黒いローブをまとった賢者が描かれているが、古くは砂時計を持った老人が描かれ、時の流れを現わしていた。
Pixiv百科事典の記述以外では『知恵』、『孤独』、『真理の追求』、『解決』などを意味している。
自身の最高傑作であり、最も愛した女性の在りし日の姿を模した人造人間マリアと行動を共にする。
1874年頃はケンブリッジでラテン語の教鞭を執って生計を立てていた。当時の生徒に若き日のシャーロック・ホームズがいる(マリアの記事参照)。
とある事情から100年ほど姿をくらましていたが、肉体が限界に近付いたため魂を交換して他人の肉体と能力を奪う為、その相手を求め来日した。
美神の高い霊能力に目を付け、横島の体を乗っ取り近付いたのだが……
惜しむらくは美神に関った者は…みな不幸になるという、GS美神の世界の法則を知らなかった事である。
そんな事情で美神の事務所と敵対していたが、 吸血鬼ブラドー伯爵復活の際に共闘して以来、利害の一致などから基本的に味方に成っている(ピートの記事参照)。
古代の秘術により不死となっているが不老では無く、長い時間をかけて徐々に肉体は朽ち、脳細胞も既に全て活用しきっているために物覚えが悪い。
新しい事を覚えると過去の知識や技能をところてん式に忘れてしまう。
それに加え、1890年にイギリスのソールズベリーの郊外でケルト以前の古い神の封印を解いてしまい…
「ホームズ君か……?
いや、『知恵の神』というんで呼び出したら―――
こいつ、人間から知識や情報を吸い取る妖怪じゃよ…!!
あぁああっ…早く助けてくれ―――――――――っ!!」
と、こんな感じで2~3日捕えられていた間に貴重な古い魔法の知識や…なんかもーかなり色々吸い取られたっ!!
先述の他人の体を奪う秘術も、それ以前に完成していたのだが…
おそらく諸々の復元に100年を要したのではないだろうか?
必殺技は胸をはだけ、体に描かれている五芒星から放つ「怪光線」。原作やアニメはともかく、ラジオドラマでは多用している。
また劇場版では、吸血鬼ノスフェラトウの眷族森蘭丸とフェンシングで渡合うシーンも有る。
しかし基本的にはマリアの存在が、カオスの最大の武器である。
GS資格取得試験で横島と対戦した際も、一つだけ使用を許可された武器としてマリアを持ち込んだ。
結果、マリアが公衆の面前で内装火器をブッ放し……
カオスは銃刀法違反で逮捕され失格となり、マリアは証拠物件として警察に押収された……(汗)
マヌケなイメージが強い彼だが全盛期はブラドー伯爵を一方的に追い詰め長い期間休息を取らなければいけない重傷を負わせたりセイレーンと歌勝負で勝利し撃退したりしている。
現代でも魔族の用意した元始風水盤をハッキングするなど地味に大局関わる活躍をしている。
二次創作
二次創作においては天才的知能や長いこと生きていることが扱いやすい為か原作より出番が多いことが多い。
特に、過去や未来など、本編のキャラがあまり登場できないときに、ピートなど同様、どの時代でも(特に舞台がヨーロッパ圏であれば)登場しやすい傾向にある(これは二次創作に限らず、作者本人のスピンオフ『GSホームズ』でも)。