概要
美神令子の母。
有名な霊能力者であり、強力な電気の力を利用して時間移動の能力を持っている。
存在が語られた時点では、令子が15歳の時に病死したと言われていた。しかし、アシュタロス戦の出来事で、過去から来た本人から実際は生きていることを伝えられる。
令子との再会を遂げたときにはすでに2人目(美神ひのめ)を妊娠して出産間近であった。
若いころは令子にそっくりな容姿をしていた。ただし、令子と比べると髪はやや短い。
登場経緯
初登場は過去でハーピーに襲われた幼少の令子を守るため、約17年後の未来(本編の時代)へ時間移動してきた。過去のハーピーを退治するため、再び過去へ戻る。そのため、未来に成長した娘(令子)に子供の頃の娘(幼少令子)を預けた。だが、現代に復活したハーピーが令子らを襲い始める。
激戦の末、令子らは追い込まれた時に過去のハーピーを退治した本人(美智恵)が登場し、現代のハーピーを退治した。その後、嵐が過ぎ去ってしまったため、再び嵐が来るまでしばらく現在に親子して泊まっていった。その時、令子の知り合いのところへあいさつ回りに行った。
再び登場したのは、アシュタロス戦である。病死した年(本編の5年前)から未来へやってきた。令子を成長させるため、厳しく接していた。だが、アシュタロスの思惑で、毒にやられる。生死をさまよった末、一命を取り留める。
本人いわく、これが最後の時代渡航だと伝えたと同時に、生きていることを伝える。実際この後5年間は旦那美神公彦のところへいたことは言うまでもない。空白の5年間は死んだふりしていたことを知った令子は怒り心頭であった。
現代の美智恵と再会した際には、すでにお腹には次女ひのめがいて、出産が間近であった。(ひのめは令子との20歳下の妹である。ちなみに母とは18歳差。)
過去と夫との出会い
見習いゴーストスイーパー時代、冥子の母に師事していたが、彼女が冥子を妊娠したため、唐巣神父のもとに預けられた。その際、吾妻公彦と知り合い結婚、令子を産む。
誇り高き美神一族のGS。両親ともにGSという血筋と才能に加え、自身に取り憑いた悪魔(チューブラー・ベル)と夫(吾妻)の霊力も一部取り込んでいるため強大な霊力を持つ。力で劣っても知恵と勇気で強敵に立ち向かい圧倒する。雷撃による時間移動だけでなく、大量の電力を霊力に変換して時空を歪曲し「逆天号」に大打撃を与え、魔法陣内部限定とはいえベスパも圧倒した。
18歳の頃には、性格は赤裸々で大胆不敵。普段着もヘソだしルックのタンクトップにホットパンツという、いつもボディコンを着ている娘に、負けず劣らずの刺激的なファッションをしていた。
娘の除霊に失敗した両親が面目を失い、自身も破滅の恐怖と隣り合わせだったが、明るさを失わず前向きで真っ直ぐに突き進み、自身が【正義の味方】になることに憧れ、我が身の危険も省みない除霊を行っていた。
また、恐ろしく勘が鋭く、6つ年上の唐巣と公彦を手玉にとった。また、自身の目的のためなら過激な行動も辞さない当りは娘と似ていた。
シャイで照れ屋な娘の令子と違い、恋に関しては情熱的。ただし、好きな相手を振り回したり困らせて楽しむ小悪魔なところは昔からで、娘の令子にもしっかりと受け継がれている。
ちなみに作中世界にも存在する某漫画の登場人物のモデルになった。
家族構成
備考
作中での行動に賛否両論が多い登場人物の一人である。先ずは、アシュタロス戦での横島の命や社会的生命を無視した戦略がやり玉に挙げられる。これによって横島はアパートの自室に落書きをされるといった嫌がらせ行為を受けていた(ギャグ描写として処理されたが)。もう一つは時間移動から帰還した現在の彼女が戦中で何もせず、ルシオラを始めとした多数の犠牲者が出た事である。事件の終盤で大量の悪霊等が世界中で暴れ回ったので作中で描写されていない場所では多数の犠牲者が出たのでは?と推測される上に上記の通りに次女を妊娠した姿で現れた事も拍車を掛けており、事件で発生していた被害者達を無視して夫とイチャイチャしていたのか!?と読者達の反感を買っている。その結果、原作でギャグ描写として処理された迫害が原因で闇堕ちした横島が彼女を始めとした人類に反逆するといった内容の二次創作が多数、作成されていた。
一部のファン(上記の作品を読んだ読者含む)から「自分(娘を始めとした家族を含む)の為なら他人を平気で犠牲にする外道」というレッテルを貼られ、二次創作でキャラヘイトの対象になりやすい。アシュタロスが同情要素が存在する哀しき悪役である事も拍車を掛けており、ラスボスである彼以上に嫌っているファンも存在している。
関連タグ
脚本の被害者...フォロータグ。本作がギャグ漫画である事に油断したと思われる作者の描写不足が原因である。これは連載していた時代(90年代)も関係しているだろう。