「世の中には
あなた方のよーな汚れた存在も必要なんですね。
とても勉強になりました!」
人物
レストラン 魔法料理「魔鈴」のオーナーシェフ
火曜日定休日。
営業時間、11:00AM~8:00PM。
「出前もやってます♡」
美神の初恋の君であるオカルトGメンの捜査官西条輝彦がイギリスの大学に留学時代、同じオカルトゼミの後輩であった。
魔鈴は大学で中世魔法技術を専門に研究していた。
チャームポイントは左の泣きぼくろ。腰まで伸ばした髪を一つ結びの三つ編みにまとめ、つば広のとんがり帽子(魔女帽)を被り、これも魔女らしいロングスカートに編み上げブーツを履いている。
そして革製と思われる胸当てを身に着けている。或いは椎名先生、ディアンドルをモチーフにデザインされたのかも…?
いずれにせよ…
今日なら彼女の衣装は、この類に分類されるだろう。
作中、魔鈴の実年齢は明かにされていない。しかし28歳の西条と同じゼミの学生だったという事は、少なくとも……げふん!げふん!
GS美神の世界においても、古代ヨーロッパの魔法は中世にはほとんどが滅びている。
されど西条によると、魔鈴には魔女としての天才が有り、わずかな記録を頼りに今も独力で失われた魔法を次々と再発見し続けている。
使い魔として人の言葉を話す黒猫を使役し、ホウキに乗って空を飛ぶ。また黒猫とホウキはレストランのギャルソンとしても働いてる。
東京は地価が高いため、異空間にチャンネルを作って自宅にしている。また彼女のレストランの窓の外も異空間に繋がっている。
自宅にはペットの小鳥(カラス?)のスカベリンジャ-を飼っている。
良くも悪くも真っ直ぐな性格をしており…思った事を単刀直入に話してしまう。
横島に問われるままに…
「いっつも連れてる女性がちがったんですよ♡」などと、学生時代の西条のプレイボーイぶりを美神の事務所の皆の前で暴露した。
また美神に対しても全く怯まず…
「ものすごくがめつい」とか「オカルトを金もうけの道具としか見てない」などと日頃の行いをストレートに評した。
くわえてレストランを経営するかたわら、魔鈴は夜間に格安でゴーストスイーパー業務をこなしていたため……
「こいつだったのね…!!
私からカモを横どりしてたヤツは…!!」
もともと、依頼が減っていた事を気にしていた美神の逆鱗に触れてしまい…
本気で命を狙われるハメになる。
ちなみに魔鈴の行う除霊方法とは…
まず霊障が起こった現場を徹底的に掃除し、さらに依頼者の体の内側に溜まった「陰気」を食事で改善して、清潔とバランスを心がける事で、人や霊や場所に霊的な健康をとりもどさせるという……
なにやら、金運や恋愛運まで大幅にアップしてしまいそうな風水やおまじないなどの王道を行く極めて真っ当な手法なのだ。
だが、しかし…
あまりにも「GS美神」の世界観とはそぐわなかったため、逆に除霊現場は大騒動になり…
そして、美神の命令で魔鈴を探っていた横島を窮地に陥れる事になった。
作中でのレストラン 魔法料理「魔鈴」
魔鈴のレストランは大変繁盛しており、食事を提供する他にもバレンタインデーにはチョコレートの販売も行った。その際、店には魔鈴の作る魔法のチョコレートを求める女性客の大行列ができた。
されど…
彼女の作ったチョコレートを食べた横島と西条は、その副作用(正確には使い魔のイタズラによる)のため危うく命を失うところであった。(氷室キヌの記事参照)
他にも魔鈴の店はクリスマスにおキヌの音頭で行われたコンパの舞台になった事もある。(氷室キヌ、伊達雪之丞の記事参照)