「………予定外の・サブルーチンが・発生中………!
マリアは……ミスター・ホームズと・歩いていたい。
このまま、ずっと…!!」
概要
CV:山崎和佳奈
ドクター・カオスと常に行動を共にする女性型ロボット。
製造番号 試作M-666(アニメではT1676)
1351年6月26日製造。
身長160cm、B/W/H100/57/95。
名前は1927年のSF映画メトロポリスのロボット・マリアに由来する。
他人を呼ぶ時は「ミス◯◯」「ミスタ◯◯」。
ただし横島と雪之丞の事は「さん」付けで呼び、アニメ版ではおキヌも「おキヌちゃん」と呼ぶ。
カオスが300歳の頃、愛した女性マリア姫の姿を模している。
常に生活に追われているカオスだが(マリアの維持費も一因)、売れば巨万の富が得られるマリアだけは何があっても手放さない。
その理由を厄珍に「こいつがおらんと、わしは何もできんでな…」等と嘯いてはいたが……
長い生涯で最も愛した女性の面影を側に残したいから……と考えるてみるのも悪くは無いのでは無かろうか?
アニメ版のアイキャッチにも使用された大アルカナのカードは、カオスと一緒に描かれた『恋人たち』。
ピクシブ百科事典の記述以外にも『出会い』、『性的魅力』、『性愛』、『娯楽』、『誘惑』を現す。
性能
ロボットであるため感情を現す事は少ないが、僅か2例しか成功例の無い『人工魂』を持っており、喜びや悲しみの感情や優しい心も持っている。
ホレ薬を浴びて横島を追い回した際は、自ら活動停止する様に仕向け横島を救った事を匂わせた(マリアの力で抱締められると胴体が切断されるため)。
マリアの設計図が発見され、それを元にカオスと厄珍が美神の出資で、新たな『人工魂』を持つ姉妹機テレサを製造した事もある。
原作と劇場版では黒、TV版では常にピンク系の服をまとっている。四肢は人肌を模しているが、服の下は装甲が剥き出しになっている。
………間違い。
そして防水処理が為されていないため、水に入れ無い。
GSの面々が、セイレーン退治の名目で海上でカラオケ大会を催した際はドライスーツを着用していた。
失われた魔法技術で作られた装甲は、現代の最新技術を盛り込まれたテレサのそれより素材強度で14.5%優っていた。
しかし、魔族の月面での陰謀を阻止するため美神達に同行した帰路にメドーサに襲われた際、生身で大気圏突入した横島を我が身を呈して庇ったり、アシュタロス戦などで、何度かボディを全損しているため現在の装甲素材は不明。
両腕は有線タイプのロケットパンチ(ロケットアーム)、右の上腕部にマシンガン、両前腕に煙幕弾、肘にバズーカ、臑にクレイモアなどの多くの火器を内装する。
さらに足の裏にロケットを内蔵しており人を連れて飛行可能。
マリア製造当時のカオスはソフトウェアに力を入れなかったためか?セリフを「・」で区切ってスローテンポで喋るのが特徴。
しかし演算能力は高く、タイプライターを使って記憶を文章化した際は驚異的な速度を発揮した。
ロマンス
1874年にカオスは、若き日のシャーロック・ホームズの才能を認め、彼の「犯罪を科学的に捜査する」研究を支援した。
マリアはホームズの助手を勤める事となり、やがて二人は互いに思いを寄せ合う関係となる。
しかし、カオスの真の目的は老いた自分の肉体とホームズの肉体を交換する事であり、マリアはその片棒を担がされてしまう。
その際、自身の絶対者であるカオスの意図に反してまでマリアがホームズを救った事を匂わせている。
それから16年後、古代の魔物に捕われたカオスの救出を依頼するため、ベーカー街に在るホームズの探偵事務所を訪ねるマリアの姿があった。(ドクター・カオスの記事参照)
この事件をきっかけに、マリアは微笑みを封印している(それから100年以上たって封印されたはずの笑顔が一瞬だけだが解放されている)。
ホームズの事務所の壁に残る有名な「V・R」(ヴィクトリア女王のイニシャル)の弾痕は、この時にマリアが撃ち込んだものである。