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演者一覧
CV:大竹宏(’66、'67劇場、’68テレビ初代)
CV:内海賢二(’68テレビ2代目)
CV:山田俊司※現・キートン山田(’79-’80テレビ、'80劇場)
CV:飛田展男(’01-’02テレビ)
CV:大川透(’12劇場「RE:CYBORG」)
CV:東地宏樹(デビルマンVSサイボーグ009)
CV:日野聡(CALL OF JUSTICE)
CV:嶋俊介(ラジオ1作)
CV:神奈延年(ラジオ2作)
CV:中井和哉(2009年イベント)
演:里中将道(舞台)
概要
昭和TV版では28歳、平成TV版では30歳。誕生日は9月19日おとめ座とされている。
全身を武器庫と化した、戦闘に特化したサイボーグ。通称「死神」。
人物
恋人・ヒルダと共に東ドイツから西ドイツへの亡命を計るが、ベルリンの壁にて銃撃を受け失敗。ヒルダは死亡し、自らも瀕死の重傷を負う。その際に『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』に連れ去られ、サイボーグへと改造された。
原作では事故で負った傷が酷く生身の部分がほぼ使い物にならないという理由から、白兵戦をコンセプトにあらゆる武器を内蔵した兵器人間として改造された。
右の5本の指にマシンガン(電磁波も撃てる)、膝にマイクロミサイル、左手にナイフ(話によってはレーザーナイフ)そして体内には広島型原爆まで仕込まれている。初期作品においては両肘からもミサイルが撃てる。
自らの計画の失敗により恋人を死なせてしまったことと、生身の肉体を無くした過去のせいか、シニカルなものの見方をして飄々と振舞うことが多く、改造個所が最も多いことから肉体に人一倍の思い入れがある一方で機械の体にある種の愛着を持つ様子を見せたりするなど、非常にアンビバレンツな感情を持つことを自覚している。その他、作品によっては非常に好戦的にもなったりと、精神面での振れ幅が非常に大きい人物でもある。しかし、内心は誰よりも熱く、情に溢れる仲間想いの男である。
普段は基本的に、一見してそれとわかる右腕などにより望ましい職に就けずドイツでトラックの運転手をしている(「ディノニクス編」などではプロスキーヤーも)はずなのだがオフではスキー、ピアノ、旅行、美術鑑賞と非常に多趣味かつ有閑であり、一人称さえも状況により「ボク」と「オレ」の間を頻繁に行き来するぶっちゃけチートスペックまみれの人。
作中では島村ジョーと同等、いやそれ以上にロマンスエピソードが多いイケメン扱い。いい加減にしろというぐらいよくモテるフェミニスト。しかし、「009VSデビルマン」ではヒルダの幻影を見せられても全く動じないあたり、ヒルダへの思いはとても強く、更に男性に女性の幻影を見せるという特性から、幻影を作り出しているデーモンの正体をリリスだと看破するほどの博識さを見せている。
外見的特徴
目
黒目は描かれず、平成アニメでアップになった際はごく薄い水色をしている。これはサイボーグへの改造に伴い出来た物ではなく、「メカ目」と呼ばれる石ノ森独特の描き方である。いわば極端な三白眼である。
服装
剥き出しの金属部を隠すために、服装は基本的に長袖の服と手袋を装着している。
後にカモフラージュ用の人工皮膚が付与され、半袖の服を着るシーンも見られた。
pixivに多く投稿される私服は原作『ローレライ編』等での運転手姿をブラッシュアップした平成版の姿である。白や緑のスーツ姿なら昭和版、漁師姿で手拭いを被っていたりペンギンの着ぐるみを着ていたら、原作者様のせいである。
余談
- 平成テレビアニメ版でも大まかな経歴は一緒だが、1989年にベルリンの壁崩壊(東西ドイツ統合)が起きた事により、それを反映して設定が追加された。
- 001~004までのサイボーグは1960年代(原作開始が1964年)に改造された第一世代とされ、生体部分と改造部分で拒絶反応が生じたため冷凍睡眠を施され、対応策が確立された2001年に目覚めた。
- 石ノ森章太郎の執筆した『マンガ日本の古典① 古事記』(中央公論社)では、スターシステム的にタケミカヅチ役で出演している。タケミカナタから「ゲーッ 怪物だ」と言われた時には「否…サイボーグ004」と返すなどの気合の入れよう。
関連イラスト
アルヒルも参照。