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演者一覧
CV:内海賢二(’66、'67劇場)
CV:野田圭一(’68テレビ)
CV:戸谷公次(’79-’80テレビ)
CV:曽我部和恭('80劇場)
CV:岩田光央(’01-’02テレビ)
CV:杉山紀彰(’12劇場「RE:CYBORG」)
CV:岡村歩(サイボーグ009VSデビルマン)
CV:石谷春貴(CALL OF JUSTICE)
演:Toyotaka(舞台)
概要
ゼロゼロナンバーサイボーグの008。アフリカ生まれの黒人。姓の有無は明らかになっていない。
高重圧環境および水中活動を目的に改造されており、あだ名は「人魚(マーメイド)」または「半魚人」。
大卒なため教養も高く、大陸の貧困や偏見・迷信を解消しようと努め、アフリカの自然を守ろうと考えている真面目な青年。他のメンバーたちが個性派揃いなこともあってツッコミ役に回ることが多い。
人物
アフリカ原住民の酋長の家系に生まれた青年で、奴隷商人に捕まり脱走したところを、『黒い幽霊団(ブラックゴースト)』に拉致され、そのまま改造された。
大学を出たエリートであり、ブラックゴーストを脱出した後は祖国の独立運動に協力しつつ自然保護監察官として働いている。初期設定ではケニア出身とされていたが、人種差別への配慮から具体的な出身国をボカされるようになった。平成テレビアニメ版では変更が加えられている(余談参照)。
深海活動用に改造されたため、両足の裏に噴射口が備えてあり、激流を噴射して水の中で素早く活動できる推進能力や人工のエラ、深海の水圧をはじめとする高重圧環境に耐える皮膚と内臓を持つなど、水中活動だけなら他の全員を凌駕する。体内の酸素ボンベも高性能で、宇宙などの真空中でも他のゼロゼロナンバーよりはるかに長時間活動可能。
地上での戦闘能力は基礎能力しかないため、戦闘艇の武装で他のゼロゼロナンバーを援護する場面もたびたび見られる。
地下帝国ヨミ編の序盤で肉体の大部分を破壊されてしまい、蘇生処置とパワーアップも兼ねてギルモア博士から再改造を受けたが、その際全身を魚鱗で覆ったようなグロテスクな姿にされた。能力は格段にパワーアップしたものの、その容姿にショックを受けたピュンマはふさぎこんでしまい、ギルモア博士もメンバーから責められることとなったが、最終的にはピュンマは新しい肉体を受け入れた。その後はそのボディも改良されたのか以前の姿に戻っている。
外見や設定の変更
外見
原作では、ネグロイド系人種の特徴を極端にデフォルメした、当時ありがちだった「マンガ的な」デザインであり、旧昭和版アニメおよび新昭和版アニメでもこのデザインが使われた。
劇場版『超銀河伝説』制作の際、脚本協力のジェフ・シーガルが「アメリカ輸出の時に人種差別と取られる」とアドバイスしたことで、よりリアルな造詣の新デザインに変更された。後の平成版アニメでもこのデザインが使われている。
設定
平成テレビアニメ版では人種差別への配慮のため、祖国の解放運動に身を投じたゲリラの闘士とされ、罠で自らの部隊が全滅した上に、ブラックゴーストに不意打ちを受けて攫われ改造された、という設定に変更されている。そのためゼロゼロナンバーで唯一サイボーグ化される前から実戦経験を持つ人物として、その経験や技術を活かして仲間をサポートする場面も見られた。
また、出身地に関しても「ムアンバ共和国」という架空の国家になっていた。
『サイボーグ009VSデビルマン』や『CALL OF JUSTICE』では再びケニア出身という設定に戻された。ただし前者ではオープニングの一瞬だけ出身地が確認できるのみで、劇中で明言されたわけではない。
舞台版では原作と同様の背景だが、髪型が剃り込みのある癖毛に変更された。