概要
因果関係が不明で、科学的な説明が成立していない理論(俗信・都市伝説など)の総称である。
特に「間違っている」事が明瞭に証明可能なモノを差す。
具体的な迷信の例
明確なガセネタ
- 地震は地底に住むナマズが起こしている。
- 月には兎が住んでいて餅をついている。
- フクロウやヨタカを除く鳥は鳥目なので夜は身動きできない。(※たいていの鳥は夜中でも人間以上の視覚を有している。例外的に、ニワトリは夜には極端に視力が低下することから広がった誤解な模様)
- ラクダの背中のこぶには水が詰まっている。(※脂肪が詰まっている)
- ウサギは水を飲むと死ぬ。(※水分を含まないペットフードなどを与えている場合、水の摂取が必要)
- ウサギは寂しいと死ぬ。(※寂しいと死ぬのはむしろ人間の方である。何もない防音室に監禁する実験による結果、被験者が発狂している。)
- モグラは太陽の光に当たると死ぬ。(※多少は弱いが吸血鬼ではないから当たっただけで死ぬわけがない)
- ライオンは谷から子供を突き落として、自力で這い上がって来た子だけ育てる。
- クマに出会ったら死んだふりをすると助かる。(※死肉にも寄ってくる)
- マンボウはガラスにぶつかっただけでショック死する。
- ガマガエルの油は切り傷に効く(※毒なので絶対にマネしてはいけない。市販の「ガマの油」はガマから生成していないので害はない)
- 毒キノコには何らかの共通的な見分け方がある(※そんなものはない。塩漬けにしたりナスと一緒に煮ても無理である。最悪の場合、死ぬ)
- しゃっくりが100回出ると死ぬ(実際には「何年もしゃっくりが止まらない」症状に悩まされている人もいる)。
- 真空に触れた物体は切断される。
- 酢を飲めば体が柔らかくなる。
- 海藻を食べると髪がふさふさになる。
- ミョウガを食べると物忘れが激しくなる。
- 風邪は人にうつすと治る。
- 鼻血は首の後ろにチョップすると止まる。
- 舌には様々な味覚を感じる領域が存在するため、舌先に触れなければ甘さが分からない。
- 鍛えれば酒に強くなれる。(日本人はアルコール分解酵素の欠落した人が多いため、科学的にありえない。)
- 魚の骨が喉に刺さったらご飯を丸呑みすれば取れる。(ものによっては却って大怪我する。直ちに耳鼻咽喉科で除去してもらったほうがいい。)
- 箒を逆さにして立てると客が帰る。
- 朝の蜘蛛は縁起が良いからほっといても構わないが夜に出ると不幸なことが起きる。
- 魔除け、パワースポット、スピリチュアル全般
- 疑似科学
- 初物信仰
- 百物語、こっくりさんなどによる降霊
- 誰かのことを噂すると、その人がくしゃみをする。
- 言霊
教育のために大袈裟に言われた方便
- 食事の後すぐに横になると牛になる(現実には太りやすくなるだけ。これを逆用して、力士は体重を増やすために食後にあえて昼寝する。)
- 雷様はへそを奪う。
- 夜に爪を切ると親の死に目に会えなくなる。
- 夜に口笛を吹くと蛇が出る。
- 親の悪口を言うと口がひん曲がる。
- 枕を踏むと親に不幸がある。
- ミミズに放尿すると性器が腫れる。
- 午後、新品の靴をおろすと狐に化かされる。
- 雛人形を翌日も放置すると婚期が遅れる。
- 敷居を踏むと一生出世できない。
- はしごの下をくぐると不幸になる。(西洋)
- チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る。
- 0ルピー紙幣(賄賂横行への抗議活動の一環)
- 福澤諭吉の名言とされる逸話全般。(特に「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は意図的なミスリードで使う悪質な啓発本が多い。)
縁起担ぎなどの俗信
- 四葉のクローバー他開運アイテム
- 茶柱が立つといいことがある。
- 霊柩車が通ると親指を隠さねばならない。
- 下駄の鼻緒や靴ひもが切れるとよくないことが起こる。
- 黒猫が前を横切ると不吉なことが起こる。(ちなみに招き猫では猫の色で担当が異なり、黒い招き猫はずばり「魔除け」である)
- 鏡が割れた場合にも不吉なことが起こる。
- 鏡餅は切ると縁起が悪いので叩き割らねばならない。
- 結婚式で「切る」という単語を使うと離婚しやすくなる(元が言霊信仰から来てるので、行動であるケーキ入刀は恐らくノーカンなのだと思われる。)
- 13日の金曜日や仏滅の日には不吉なことが起きる。
- 寅年生まれの女性に千人針を縫ってもらうと敵弾に当たらない。
- 鰻を調理する際、腹開きでは切腹を連想させるため、背開きにして捌く(主に関東地方)。
- 結婚前にウェディングドレスを着ると、婚期が遅れる。
「○○○は縁起が悪い」系列は、死のタブーと同一視されることがある(例:北枕、左前、互い箸、盛り飯、写真の真ん中他)。
証明するには実際にケガした人の下に百合と椿と菊の鉢植えを持っていったらより傷の治りが遅くなるのか、といった実験をする必要があるが、出来るわけがないので結局迷信と言うことになる。