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演者一覧
CV:ジュディ・オング(’66、'67劇場)
CV:鈴木弘子(’68テレビ)
CV:杉山佳寿子(’79-’80テレビ、'80劇場)
CV:雪野五月(’01-’02テレビ)
CV:M・A・O(サイボーグ009VSデビルマン)
CV:種田梨沙(CALL OF JUSTICE)
演:音波みのり
概要
サイボーグ戦士の紅一点、ナンバーは003。1月24日生まれのフランス人。
紅一点ということもあってかオシャレで、男女問わずとても人気がある。
名前の由来は「フレンチ・カンカン」「学生たちの道」などで知られるフランスの女優フランソワーズ・アルヌールから。
人物
元はプリマバレリーナを目指す普通の少女だったが、空軍でパイロットをしている兄が休暇で帰ってくるのを迎えに行こうとしたところ、偶然通りかかったブラックゴースト団に目をつけられ、「年頃の少女が失踪するのはよくあること」というお題目で誘拐された後、サイボーグに改造された。
諜報・偵察を目的としたサイボーグで、探知・感知能力の類が強化されている。
半径4キロの音が聞こえる聴覚、周囲50kmを見渡せる遠視力・透視能力などのレーダーやセンサー機能を持つ。ただし「年中能力を発動していたら気が狂う」との事で普段はオフにしていると話している。
探知感知能力に特化しているため肉体の改造箇所が少なく、妊娠・出産能力が残されている。
戦闘能力には乏しい反面、情報収集能力に優れ、ゼロゼロメンバーにとっては不可欠である。
とは言え、大柄な人間程度の重さの物なら片手で楽々振り回すぐらいの筋力は有り、原作では彼女をレイプしようとした強盗犯がその怪力に恐れをなす描写も有る。
淑やかだが意見をはっきり述べ、咎めたり、弱い者苛めを許さないなど強い一面を持つ一方、
心優しく争いを嫌う性格ゆえに、平和を乱す者と戦わねばならないことに苦しむ。
超視聴覚能力により彼女にとって見聞きしたくないような出来事までも感知せざるを得ない(ジョーの旧友がサイボーグ化されていることを察知するなど)こと、事件を通じて数々の悲劇を目の当たりにしながらも一部の敵も含めて全ての人々を救うことのできない現状に強い悲しみや憤りを感じており、それが彼女の心に影を落とす要因ともなっている。
子供好きで、事件を通じて知り合った少年少女の面倒を見ることも多い。大人びていて、周囲の揉め事を咎めたり、家事仕事、サポートしたりするなどお姉さん系であり、才色兼備である。
いつのころからか009・島村ジョーと相思相愛に近い仲となり(平成版ではそれが顕著になっている)、未来から来た人物が語る所によると、将来ジョーとの間に子供を設けることになっている…らしい。
ネオ・ブラックゴーストとの戦いの時代を描いた原作の『誘拐編』ではジョーと入籍してイワンを長男と偽っている事が明示されている(イワンの誘拐事件の捜査担当の警察官に「若夫婦」と呼ばれているので)。
髪型は基本セミロングだが、時々、ミディアムヘアーやロングヘアーになることがある。
髪の毛の色は、基本金髪だがシリーズによって、ライトブラウンの髪色、栗色、赤毛など様々である(これはジョーを始めとして皆そうだが)。
アニメ版での変更
年齢は原作漫画ではちゃんとした設定は無い。が、アニメ版でそれぞれ異なった設定がついている。
テレビアニメ第1作は「16歳」、テレビアニメ第2作だと「17歳」。テレビアニメ第3作は一応「19歳」だが、実年齢は60歳以上で「私はおばあちゃんなのよ」と自虐したこともあった。理由に関してはアルベルト・ハインリヒ(004)を参照。
平成以降のアニメシリーズや原作版では女性らしい細やかな気遣いが出来る一方で自身の意見ははっきり言い、気が強くて活発な女性として描かれており、淑やかで大人しいヒロイン像イメージは主に新ゼロでの描写に縁る。
「RE:CYBORG」「サイボーグ009VSデビルマン」等では現実世界の時代の変化もあって、その超感覚を活かしてインターネット回線に接続して情報収集をしたり、コンピューターをハッキングし、更には集めた情報を分析するといった新たな特技を見せた。