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演者
藤村有弘(’66、'67劇場)
永井一郎(’68テレビ)
はせさん治(’79-’80テレビ、'80劇場)
茶風林(’01-’02テレビ)
増岡太郎(’12劇場「RE:CYBORG」)
水島裕(デビルマンVSサイボーグ009)
真殿光昭(CALL OF JUSTICE)
酒井敏也(2024年舞台版)
概要
ゼロゼロナンバーサイボーグの006。「アル」とか「ヨロシ」などの協和語で話す中国人。
大きく赤い丸い鼻に、目が「3」の形とコメディリリーフな外見になっており、007と並んで画面を賑わせる。
髪型は『CALL OF JUSTICE』、『re:CYBORG』、舞台版のものは原作とは全く異なり、3の字の目がいわゆる糸目で表現されている作品もある。
また、どの作品にもいる「料理が得意なキャラ」を担当しているのも彼である。
人物
元は貧乏な農民で、干ばつによって生活苦にあえぎ、首吊り自殺をしようとしたところをブラックゴーストに見つかり、「楽な暮らしが出来る」と騙されて改造された。平成版では経緯が変わっている(余談参照)。
体内に高圧縮エネルギー炉を内蔵し、高熱火炎(もしくは熱線)を口から放射する能力を持つ。その火炎は地面をも瞬時に溶融させ、地中潜行も可能。この能力に対応できるよう肉体そのものも耐熱性に優れている。
但し、この能力は攻撃の為に搭載されたのではなく、あらゆる障害物を排除して侵攻する為に搭載された(その為、上記の地中潜行が本懐であり、攻撃はあくまでも副産物である)。
どんな時でも口調は変わらず、マイペースなムードメーカー・ギャグメーカー。料理の腕前が非常に高く、普段は日本で中華料理店「中華飯店 張々湖」のオーナーシェフを務める。
この店は後に複数の系列店を開店する程に繁盛しており、結果的にブラックゴーストに騙され生き延びた事で、かなり裕福になっている。
「張々飯店奮闘記」では美食家を装った詐欺師に無銭飲食されたり、「宇宙樹編」ではメンバー招集に伴い、利益を全額寄付して張々湖飯店経営を退いていたり、「RE:CYBORG」ではギルモア博士とチェーン名の商標を巡って訴訟騒ぎになりながらも、ギルモア財団に多額の寄付を行ったりと裕福になってからもトラブルや辞職の機会が度々起こっている。
料理の達人だけあって中華料理の知識は豊富で、ドイツの食糧危機をジャガイモが救ったなど他国の食糧事情にも明るい。
平ゼロではゼロゼロナンバーのメンバーに料理を教えており、このお陰で005は餃子、008は小麦粉らしきものを練った団子、009と003はチャーハンや酢豚、焼売を作る事が出来る(なお、002はというと…お察しください)。
ゼロゼロメンバーの中でも007ことグレート・ブリテンと並ぶ年長者である事から、メンバーたちにさりげない気遣いをするサポート役でもある。生来の陽気な性格や人生経験の豊富さからか、はたまたどん詰まりの人生からの出発であった為か、サイボーグ化されたことに対する苦悩は、他のメンバー程は重苦しく描かれていない。
海底ピラミッド編ではかなり胡散臭いが催眠術を披露し成功させ、敵について捕虜から聞き出したことがある。
「VSデビルマン」では冷気を操る0017と対決している。
余談
- 平成テレビアニメ版では若干ギャグめいた経歴となった。
- 中国でチェーン店を持つやり手の経営者だったが、宴の席で披露した宴会芸に失敗し本店が焼失、その後も不幸が畳み掛けてひっくり返ったところを、ブラックゴーストに拉致された。
- 『仮面ライダーBlack』で中国湖北省の怪人軍団に彼らしき人物が混じっているが、これはいわゆるスターシステム。セリフはなく、モブ扱いである。