「あとは勇気だけだ!」
演者一覧
CV:太田博之(’66、'67劇場)
CV:田中雪弥※現・森功至(’68テレビ)
CV:井上和彦(’79-’80テレビ、'80劇場)
CV:神谷明(’79キリンラジオ劇場)
CV:櫻井孝宏(’01-’02テレビ)
CV:草尾毅(’09ラジオ「青山二丁目劇場」)
CV:宮野真守(’12劇場「RE:CYBORG」)
CV:福山潤(デビルマンVSサイボーグ009)
CV:河本啓佑('16 CALL OF JUSTICE)
演:七海ひろき(舞台)
概要
5月16日生まれの18歳。国籍は日本だが、父は外国人(人種は不明)のハーフ。一人称は最初期のみ「オレ」だったが、以降はほぼ「ぼく」で統一されている。
ブラックゴーストによって先に改造されていた002以降の7人のサイボーグ戦士の技術の粋を結集して造られた、ゼロゼロナンバーシリーズにおける試作型サイボーグの完成型。
加速装置を備え、マッハ3以上の超高速機動を実現する。
ブラックゴーストの開発している戦闘用サイボーグの基本形であり、彼のスペックを基準に数々のサイボーグが開発されている。
人物
事故で両親を亡くし、幼い頃より孤児院で育つが、ハーフの孤児であることを理由に差別や偏見を受けたためグレてしまい、犯罪に手を染めて少年鑑別所に送られてしまう。集団脱走をもくろんだところをブラックゴーストに拉致され、本人が気を失っている間に改造された。
アニメなどの各種メディアでは設定が微妙に異なっており、昭和新アニメ版では同じハーフ仲間の少年ジロー(どこかで聞いた名前だ)を助けるために不良に怪我を負わせた事で少年院に送られているが、平成アニメ版では不良ではなく、育ての親である神父を殺した濡れ衣を着せられて捕まったという設定である(後に神父を殺した犯人は0012の部下であるスケアであることが判明)。
前述の通り荒れていた過去もあるが、基本的には戦いを好まない優しい性格。そのため、敵と戦う際に時折迷いを見せることもある。その優しさゆえに、戦いの末に訪れた悲劇に涙することも多い。
舞台版ではこの側面が強調されており、他のゼロゼロナンバーたちの反対を受けながらも、0010を対話により救おうと試みた。
004=アルベルト・ハインリヒにはその性格を指して「甘い」と評されることが多々あるが、仲間と世界のために戦うと決めた時には覚悟を決め、決して手を緩めず、ひとたび本気を出せばハインリヒと共にゼロゼロナンバーの二大主砲として活躍する。
その愚直なまでの優しさと甘いマスクから、作中作外問わず女性人気は高く、多くの女性ゲストとのロマンスが存在するも最終的に悲恋で終わることが多い。
また、原作では親の顔も知らない生い立ちから、どこか母の愛というものに飢えている節があり、そのコンプレックスを刺激されると激昂することもある。
戦闘機や潜水艦など、あらゆる乗り物を自在に操縦することができ、普段はカーレーサーとして活動している。
003=フランソワーズ・アルヌールとは移民編以降相思相愛の仲、このエピソードの終わりでは未来からやってきた人物が、ジョーに「わたしはあなたとフランソワーズの子孫なのだ」という意味深なセリフを残している。(尤も何代か後のそれぞれの子孫が結ばれればこのセリフは成立してしまうため、必ずしもジョーとフランソワーズが結ばれることを示しているとは限らないが)またこの話を知ったTVアニメ第一作の制作スタッフは、劇中で009と003の結婚式を行うことを検討したという。
また、未完に終わった『神々との闘い編』では示唆的ながらフランソワーズと一線を越えるシーンすら描かれた。
ジョー→フランソワーズへの想いはかなり熱烈で、原作の『星祭りの夜編』でジョーが精神の旅をした際に「キミはボクの恋人であり、母親であり、故郷と同じ」とまで言い放っており、ちょくちょくチームメートから冷やかされているが、基本公認の仲として暖かく見守られている。
原作のネオ・ブラックゴースト編の時期である『誘拐編』ではフランソワーズと入籍しており、イワンを長男と偽っている事がイワン誘拐事件担当の警察官の台詞で明示されている。
外見
栗色、金色の髪、黒髪、キャラメルブラウンの髪の毛、瞳は黒、赤茶色、茶色など、時期によって髪色は微妙に異なる。右目(場面によっては左目)が前髪で隠れているが特徴。
1966-1968年のアニメ第1期では、一人だけ配色の異なる白い戦闘服を着ており、赤いマフラーをなびかせている。
「アレに一度乗ってみたいな」
『サイボーグ009』第1話が掲載されたのは、半世紀以上前の1964年。
この年は第一回東京オリンピックが開催された年であり、そのために作られたのが東海道新幹線である。
0系ひかりを見たジョーは加速装置を入れ、新幹線と並走するというシーンがある。この何とも微笑ましいシーンは初代アニメ(1966年放映)のOP映像でも使用されており、同じ1964年に放送されたテレビアニメ「8マン」と同じく新幹線と共に走る姿が描かれている。
まあ、この二人が本気を出せば100m先を走ってる新幹線も1.7秒で追い越せるのだが。
また、右から左に流れ時には片目を覆う特徴的な髪形をオマージュしたと思しきキャラデザインは多数存在する。
警察との関係
劇中で「自分は法に触れるような真似はしていない」と言っている場面が有るが、対戦車砲以上の威力の武器の所持や老化が止まっているが故の戸籍偽造(ネオ・ブラックゴーストとの戦いの時期にはブラックゴーストから脱走した後で生まれた人物がハイティーンまで成長している)等、結構違法行為を行っている。
無論、警察の調査対象になっており、改造人間であることも上層部には把握されているが、凶悪犯罪には手を染めておらず、寧ろ連続殺人犯の射殺や強盗殺人犯逮捕に協力したりもしているので『時空間漂流民編』で殺人の容疑が掛かった時を除いて見て見ぬふりをされている(逮捕した時も警察の力で如何にか出来る相手ではないのであっさり脱走されているが)。
ただし、警察が収集した情報が新聞社に漏れて、「サイボーグである事をばらされたくなかったらネッシー捕獲作戦に協力しろ」と脅迫されたこともある。この際は現地での新聞社の横暴な態度も併せて、「あんな連中と同類(=同国人)であると見られるのが恥ずかしい」と憤慨している。
関連イラスト
関連タグ
石ノ森章太郎 サイボーグ009 009 メカクレ たらし イケメン
ストライダー飛竜 - 容姿や設定などにジョーの特徴を多数オマージュしたキャラクター
ステファン・レヴィン-環境でやさぐれていた所、大切な人を亡くした、哀愁、技、容姿など類似点が多く見られる。