概要
喘息などの呼吸器疾患や 高山病などの治療(酸素療法)として、酸素の吸入目的で用いられる。喘息を患っている人はよくこれのお世話になっている人も多いだろう。
医療用ガスボンベは誤接続を予防するため、ガスの種類によって色が決まっているが、酸素ボンベは黒色で「医療用酸素」の表示がある。高さ1.5mの大きなものもあるが、ベッドサイドなどではもっと小さなものが用いられる。外出時の酸素療法用に手のひらサイズの物もある。
消防士やダイバーなどが使う空気吸入用ボンベも俗に「酸素ボンベ」と呼ばれるが、実際にはこれらに充填されているのは窒素主体の空気である(潜水用に酸素ボンベが用いられない理由については酸素の項目を参照)。