「それじゃあ理子、がんばっちゃうよ!」
プロフィール
クラス | 2年A組 |
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専攻 | 探偵科(インケスタ) |
武偵ランク | A |
身長 | 147cm |
体重 | 不明 |
誕生日 | 3月31日 |
血液型 | B型(クラシーズ・リバー型) |
好きなもの | ギャルゲー、おしゃれすること、イチゴ牛乳 |
CV | 伊瀬茉莉也 |
概要
本作のヒロインの1人。その名の通り怪盗ルパンの曾孫であるが、代々受け継がれてきた怪盗の資質を受け継がなかったため、家督内では落ちこぼれとして扱われていた。両親の死後リュパン家は没落し、理子自身は己の中の「リュパン家の末裔」という高名な遺伝子を狙われ、親戚を名乗って近付いてきた『イ・ウー』のNo.2・ブラドによって幼い頃から監禁されての生活を送っていた。家系の中では才能を受け継いだ5世代目を産むための役割しか与えられず、自分の役立たずを象徴する名であるとして「リュパン4世」と呼ばれることを嫌っており、あくまでも武偵「峰理子」として自らを研鑽している。
その研鑽の賜物か、情報収集・操作や変装・変声術に長けていて、遠山キンジを初めとする武偵高の生徒から「現代の「情報」怪盗」とも呼ばれるその高い情報収集力のお陰でAランクを得ている。
キンジに対しては彼を「キーくん」と呼ぶ。たびたび色仕掛けで彼をからかったり、意図的にヒステリアモードを発動させようといたずらを仕掛けている。
学校から支給された防弾制服を私的に改造してフリルだらけの可愛いものにしており、一部の武偵高生には熱心なファンがいるらしい。ちなみにこの改造制服にはパラシュート機能が隠されている。
かつて島麒麟とは戦姉妹契約を結んでおり、あちらに武術やファッションセンス等の影響を与えた。
武器は、2本のタクティカルナイフと2丁の「ワルサーP99」。また、とある場所にデリンジャーも仕込んでいる。
容姿
金髪金眼の小柄な少女。童顔かつ身長も低いためロリ巨乳枠である。
低身長は幼少期の監禁生活が起因していると思われる。
性格
普段は能天気でおバカなキャラを演じており、仲の良い友人にはたびたびセクハラまがいの行動を仕掛けているが、本性は冷酷で、代々ルパン家と実力を争ってきたホームズ家の子孫であるアリアに強いライバル意識を抱いている。
とはいえこの表の性格は演技だけでは決してなく、アリアの悩み相談に付き合ったり、『イ・ウー』同期の夾竹桃の同人誌製作活動に協力したりと面倒見の良さが窺える。
ギャルゲーを主としたゲーマーであるが、数字への苦手意識からか続編のゲームには手を出し渋っている。
ブラドとの戦闘で十字架をブラドから取り戻してくれたのを切っ掛けにキンジに本気の好意を抱き、その後は普段のふざけた態度や本性の冷酷な態度の裏にキンジへの好意を隠しつつ、時折不意打ちの様な形でキンジにドキドキさせられたりしている。
キンジが知っている中ではイチゴ牛乳にポッキー、とんがりコーンが彼女の好物らしい。
研鑽故の実力
探偵科に所属しているがイ・ウー時代に様々な技術を身に着けていったために武偵としての戦闘技術は高い。ココ4姉妹の三女・猛妹(メイメイ)から教えられ、爆薬の扱いにも長けている。
事前の仕込みや環境を駆使し、アリアとヒステリアモードのキンジというSランクの2人を相手にして引けを取らない戦闘を繰り広げることができる。
また、超能力(ステルス)の資質を備えた超偵でもあり、母からの5歳の誕生日プレゼントである、微量の色金(イロカネ)が含まれた青い十字架を着けた時限定ではあるが、自らの髪を腕のように扱うことができる。
髪の毛でナイフ2丁、両手に拳銃を1丁ずつ持つことで彼女も疑似「双剣双銃(カドラ)」となる。
作中での活躍
原作1巻の武偵殺しの爆弾魔の犯人として、作中最初の敵として立ちはだかる。 『イ・ウー』のメンバーとして自身が無能でないことを証明するためにアリアと対決するが敗北し、逃走。
一度は司法取引で武偵校に帰還するが、3巻でブラドに再び『イ・ウー』へ連れ戻されそうになる。しかし、キンジ、アリアとの共同作戦によりブラドは逮捕され、理子自身はルパンの子孫としてではなく「峰理子」という一人の人間として生きることを選び、自らアリアの母親の冤罪裁判の証言台にも立っている。
9巻ではブラドの娘・ヒルダが現れた事で過去の監禁・虐待の記憶が蘇り、一度はそのトラウマに負けヒルダの臣下となりキンジとアリアと敵対する。しかしブラド戦の時と同様キンジの激励でヒルダに立ち向かう事を決意。キンジ・アリアと協力して見事彼女を倒し、真の自由を手に入れた。
備考
“アルセーヌ・ルパンの4代目”という設定はおおもとはモーリス・ルブランのものだが、父親はモンキー・パンチ原作の3代目を匂わせる。
峰は母方のものと思われる(ちなみにこの二人の間にはもう一人息子が存在して(ry))。
さらに言うとその設定を否定するように『タイムスリップ』の話では両親と似た子孫が恋人として付き合っている(ただし、その『三代目の原作漫画』や『三代目の息子』では、その母親と思われる人物が複数・様々な立場存在し、さらにその『タイムスリップ』の話での子孫はかなり遠い子孫になるため両者ともに同じ祖先を持つ可能性もあり得る)。
なお、そんな父親と思わしき人物の愛銃は、ワルサーP38(実は、近年の別漫画家による作画作品でワルサーP99を使っていたこともある)。
そんな理子の両親とよく似た二人が登場するとある作品では、その二人の恋愛がうまくいかなかった描写が存在する。
二人が夫婦の関係となって身を固めた場合、男からは大怪盗としての魅力が失われてしまうとのこと。冒険・刺激・駆け引きを求める二人には結婚自体が合わなかったと思われる。
前述した『両親の死後リュパン家は没落した』というのはある意味納得の末路なのかも知れない。
また、両親の仲間の一人で石川五右衛門の子孫にはとある作品にて結婚を約束した人物が登場し、同じく両親を追う銭形平次の子孫には妻と娘が存在している模様(なお、父親の相棒は独身貴族と自称しているらしい)。
スラブ系のはずのブラドが「リュパン4世」と表現するのは謎。おそらく版権トラブル回避が最大の理由と思われる。
- 日本で公式になっている「ルパン」はややゲルマン訛りのフランス語。これは大戦間期の日本における欧州文化の窓口がベルリン(ドイツ)であったため。「リュパン」はフランス南部より(ラテン訛り)。ゲルマン~スラブなら「ウパン」、ブリテン英語なら「ルーピン」、USイングリッシュなら「ルピン」もしくは「ルパイン」。ルーマニア人、つまりゲルマン~スラブのブラドーには「リュパン」はかなり発言しにくい(日本人が「Ru」と「Lu」を言い分けられないのと同じ)はずである。
作中には銭形平次の子孫らしき人物の銭形乃梨が登場するが、リュパン家との因縁等は不明。ただ、人間離れしたド根性っぷりは別作品のとっつぁんを髣髴とさせる。
血液型にある『クラシーズ・リバー』についての詳細は不明だが、紀元前6~13万年程度前の南アフリカに存在したというホモ・サピエンス「クラシーズ・リバー・マウス」と名称が一致する。