概要
リュパン家没落後に理子を監禁していたイ・ウーのNo.2。
『無限罪のブラド』という異名を持ち、理子の曽祖父である初代リュパン&ジャンヌの3代前の双子ジャンヌ・ダルクによる3体1の戦いでさえやっと引き分けるほどの強さを持つ。
この異常な長寿からわかる通り、人間ではなくジャンヌいわく『オニ』と呼称されている存在。
小夜鳴 徹
CV:野島健児
東京武偵高校の『救護科』の非常勤講師を務める男性。普段は横浜郊外に位置する『紅鳴館(こうめいかん)』の管理人をしている。見た目は20歳。誰に対しても敬語で話す礼儀正しい性格で、ブランドのスーツとネクタイを着込み、スラッとした細身で長髪の美青年であることから女生徒に人気がある。
ただし、その一方で、彼が間借りした教室からふらふらになった女子生徒が出てきたといった怪しい噂もある。
無限罪のブラド
CV:三宅健太
実は小夜鳴とは度重なる遺伝子の上書きによってうまれた擬態用の別人格。
その正体は人間ではなく吸血鬼であり、ドラキュラ伯爵ご本人。
種としての吸血鬼は吸血により自分の遺伝子を上書きして進化する生物で、その多くは無計画な吸血により滅びたが、ブラドは計画的に人間の遺伝子のみを取り込むことにより生き残った個体。
現在のブラドは人間とほぼ同じ姿に擬態して生きることを余儀なくされていたのだが、激しく興奮した時に金一から得たヒステリアモードを利用し「女性を虐げる」ことで吸血鬼の姿に戻るようになった。
吸血鬼の姿は鬼のような巨体どおりの怪力で携帯電話用局地アンテナをこん棒のごとく振り回し、体内のどこかに4つ存在する『魔臓』という器官の機能によって、負傷しても瞬時に回復できる。
また、『ワラキアの魔笛』と呼ばれる咆哮の衝撃波を使った必殺技でキンジのヒステリアスモードの強制解除も可能。
一見すると無敵に思えるが、『魔臓』のある場所には過去にバチカンの聖騎士によってつけられた目玉状の模様があるため、弱点が露出しており、ジャンヌから事前に受け取った情報+理子が監禁生活時代に発見した箇所から、3人に4箇所同時攻撃を受け弱体化、自身が持っていたアンテナに押しつぶされて動けなくなったところを逮捕される。
理子に『初代リュパンを超えろ』と課題を出した結果、『初代リュパン同様に3対1の状況で今度は自身が敗北』という結果を返されることになる。
これにより理子のプラドとの因縁に決着がついた。