サソリジェロニモJr.

さそりじぇろにもじゅにあ

最後のGOD機関所属の怪人(GOD悪人軍団)。

「俺の親父を殺した仇を取るのだ‼」

登場作品：『仮面ライダーX』

第35話(最終話)「さらばXライダー」に登場

CV：山下啓介

概要

GOD悪人軍団の1人にしてGOD機関最後の刺客。

以前Xライダーに斃されたサソリジェロニモの息子で、Xライダーが所持する9枚のRS装置の設計図奪取と(個人的恨みも含め)打倒Xライダーの使命を持つ。

父親との外見的違いは顔の模様が赤から黄色に変わっているほか、胸に大きく息子を意味するJRの文字が描かれている。生前のジェロニモの子供が改造人間となったものなのか、改造人間としてのサソリジェロニモの子として生まれた存在なのかは不明。

鳴き声は父親が「アワワワワ・・・・」に対し、息子は「ホホホホホ・・・・」。

能力的にはサソリに化身できるほか、通信機が仕込まれたサソリを操るなど父親であるサソリジェロニモの能力を引き継いでいるようだが、父親が戦斧を主な武器と使用していたのに対し彼自身は投槍を主な武器と使用しており、その名手でもある。

なお、彼が率いるGOD戦闘工作員のコスチュームはインディアン風の羽飾りをしている。

また、元がインディアンの血を引く人物をベースに制作された改造人間であるためバイクの高い操縦テクニックは目を見張るものがあり、立花藤兵衛を「まるで馬に乗るようにマシンを扱っている」と唸らせる程の腕前を持つ。

更に本人曰く「打倒Xライダー」のために再改造を受け、パワーアップしているらしい。

おやっさんとチコとマコを人質にし神敬介=Xライダーから最後のRS装置の設計図(前回一文字隼人がタイガーネロから奪い取った物)を奪い返し、一旦はライダーを退けることに成功。その功績からGOD総司令こと呪博士の信頼を得たらしく、特別にキングダーク内部の警護と総司令の身辺警護を任される。

そしてその中枢部にて呪博士と共にXを待ち受け、今度こそXライダーに引導を渡そうと槍で突き刺すも、Xの背中に刺さったままの槍で貫かれてしまう。

負傷した状態で博士を最後まで守ろうとするも、「自分を殺せばキングダークは自爆する」とXを恫喝する博士諸共ライドルホイップで「覚悟の上だ!!　二人とも死ねぇーッ!!!」と腹部を貫かれ、博士やキングダーク諸共爆死して果てた。

仮面ライダーSPIRITS

魂を持たぬ傀儡としてバダンに復活させられる。父や他の悪人軍団と共に、山口県沖から島根に向かう神啓介とコンラッド・ゲーレンを襲撃するもSPIRITS第十分隊に邪魔され、最後は洋上でXキックを受け爆死した。

ウェイ・ペイの台詞によればかなり最後の方まで生き残っていたようで、こいつが死んだ頃にはあらかた悪人軍団も片付いていたらしい。

余談

Xライダーが大変身をするようになってライドルを使用したのは番組中この怪人が登場した最終回が最初で最後となった(客演時は使用)。

怪人の息子という前例では、「冒険王」のすがやみつる氏の漫画作品にはイカファイアの息子であるイカファイアジュニアが登場している。

『HEROSAGA　MASKED RIDER DEN-O ロスト・トレイン』では剣崎一真/仮面ライダーブレイドから「胸にJRって書いてあんじゃねえか、お前も電王と同じ電車の怪人なのか!?」と違う、そうじゃない（そしてある意味剣崎らしい）なネタを振られていた（もちろん1974年当時はまだ国鉄解体前なのでサソリジェロニモJr.や呪博士には全く伝わらなかった）。

関連タグ

仮面ライダーX GOD悪人軍団 サソリジェロニモ GOD機関

JR

2世の悪役関連

バルタン星人Jr.、メトロン星人Jr.、ノッペラーJr.(アクマイザー3)

オロチジュニア(快傑ライオン丸)：同じく胸に文字(２)が描かれている。

本編最後の一般怪人

カメレオン/吸血カメレオン←サソリジェロニモJr.→サンショウウオ獣人