「裏切りは人殺しよりも悪。敵討ちは人助けよりも善。」
「貴様を殺すの確定ェ〜…!」
演:本郷奏多
データ
身長/不明
体重/不明
特色・力/迷彩機能を備えたポンチョ、左腕に隠した鎌
概要
『シン・仮面ライダー』に登場するSHOCKER上級構成員。自称「K.Kオーグ」(カメレオンの頭文字は本来「C」だが、彼の場合は単純にカメレオンとカマキリをローマ字入力した頭文字「KA」から取ったネーミングとなっている)。
カマキリとカメレオン、2種の生物の特性を人間に合成した、初の3種合成怪人の完成形。
緑川とは異なる死神グループなる別の派閥が開発を手掛けており、SHOCKERの内情に精通していたはずの緑川ルリ子さえもその存在を知らなかった。
ナイフを武器とし、奥の手として左腕から鎌を生成する他、透明化能力を持つマントで音も無く忍び寄る暗殺者。
マスクやボディは右半分がカメレオン、左半分がカマキリであり、上級構成員の特徴であるマスクの目の発光は、カマキリ側の左半分のみ。
腰には大量発生型相変異バッタオーグと同じく変身ベルトに相当する「プラーナ蓄積循環外部補助機構簡易タイフーン(量産型)」を身につけているが、こちらは3種合成型という特殊なオーグメントゆえ、体外に伸びたバイパスなどを通じてエネルギーを循環させているとのこと。
人物像
組織への忠誠心が強く、特にクモオーグを「クモ先輩」と慕っている。
暗殺を担っているだけあり、異常な残忍性も垣間見える。
仮面ライダーに倒されたクモオーグの敵討ちとSHOCKERの裏切り者である本郷猛と緑川ルリ子の抹殺を狙う。
「裏切り」に対する嫌悪感が人一倍強く、「裏切りは人殺しよりも悪。敵討ちは人助けよりも善」という信念を持っている。
裏を返せば、「人殺し=悪」ということをしっかりと理解しており、その上で虐殺行為に及んでいることがうかがえる。
「超絶ステキなカマキリマスク」と称するなどマスクに特別な拘りがあるらしく、一文字隼人との戦闘でマスクを破壊された際には激怒する様子を見せている。
マスクの下の素顔は若い青年だが、プラーナ改造による怪人化の影響で、肌は緑色に変化している。
活躍
『真の安らぎはこの世になく』
緑川イチローのプラーナ暴走の際に事態を止めるべく先の戦いで深手を負っていたクモオーグに代わって立候補するが、イワン博士からは自身が「死神グループの極秘事項」そのものであることを指摘され、お預けとなった。
なお、この時はシルエットのまま描かれた。
本編
裏切り者の本郷猛と緑川ルリ子を抹殺する任務を受け、クモオーグの仇討ちも兼ねて活動を開始。ハチオーグのアジトにて彼女の最期を見届け花を手向けるケイの元に現れ「古風だね」と評す。本郷とルリ子のSHOCKERへの帰還を望んでいるケイに対し「ごめんなぁケイ、アイツら戻らないよ」と徐々に残忍さを見せ2人の抹殺を宣言。
その後、本郷と一文字の決闘の場に現れる。
一文字の洗脳を解き、完全に油断しきっていたルリ子の背後に透明化したまま接近。負傷して動けない本郷の眼前で彼女の身体をナイフで貫き、致命傷を負わせた。
しかし、その直後に覚醒した一文字/仮面ライダー第2号と戦闘になり、彼のこともSHOCKERの裏切り者として抹殺しようと襲いかかる。
だが一文字の圧倒的なパワーの前に手も足も出ず、マスクと左腕の鎌を破壊された挙げ句、ライダーキックを真正面から受けて敗北。クモオーグに仇を取れなかったことを謝りながら死亡した(直接の描写は無かったが、おそらく彼の死体も泡となって消滅したと思われる)。
なお、ルリ子の肉体は消滅したが、彼女のプラーナは本郷のマスクに移されており、後に本郷の希望で安全な場所へと保管された。
余談
- 「死神グループ」に改造されたという事で、「死神カメレオン」という名称もカバーしている。ライダーチョップでマスクを叩き割られるのも、TV版における死神カメレオンの死亡シーンのオマージュだと思われる。
- カマキリ・カメレオンオーグを演じた本郷奏多氏は本作公開以前にプレイ実況動画を上げていた『Pokémon LEGENDS アルセウス』において捕まえたストライクに「KK」というニックネームを付けていた。当人は「KamaKiri」から取った(分類がかまきりポケモン)と発言していたが、ひらがなとカタカナを組み合わせたネーミングが殆どを占める中ストライクだけネーミングセンスが異なっており、実際の由来はこちらと思われる(本郷氏の出演は公開まで伏せられていた)。
関連タグ
かまきり男、死神カメレオン(カメレオン男):オマージュ元と思われる怪人達。
ワシカマギリ、カマキリメラン:片方のモチーフがカマキリの合成怪人。
ヒルカメレオン、ティターン:片方のモチーフがカメレオンの合成怪人。特にティターンは、右半身と左半身で別々の怪人を合成したデザインが似ている。