「あわてるな!全ては予定の行動だ!!」
「遅い!遅いのだ、ライダーV3!俺が貴様を追い込んでいる間に、
レインジャー第二部隊は東京の各地に潜入している!!」
概要
『仮面ライダーV3』第25話「怪奇‼デストロンレインジャー部隊」に登場するカマキリとブーメランの能力を持った機械合成怪人。
首が二つ生え、しかも融合しているという不気味な外見をしている。
その使命は自身が率いるデストロン戦闘員の精鋭部隊「デストロン・レインジャー第一部隊」の訓練を目撃した人物の口封じに勤しむことで風見志郎=仮面ライダーV3の注意を自分に引きつけ、それによりヒーターゼミが率いる別働隊デストロン・レインジャー第二部隊が推し進める「東京都民ミイラ化作戦」を無事に成功させることである。
鳴き声は「ギリギリギリ、キリィー!」
肩に装着された、人間の首を容易く切断する程の切れ味を誇るブーメランが主な戦力。しかしそのブーメランも改造人間であるV3相手では効果が無いに等しく、一度も有効打にならなかったばかりか容易につかまれて投げ返されてしまう有様であった(単純に通用しなかったわけではなく、V3が両腕をクロスさせて防いでいるので、呼称こそしていないが26の秘密の一つ・細胞強化装置を使ったとする記述もある)。左手にはカマキリの怪人らしく鎌を装備しているが有効に使われたとは言い難い。
V3との死闘の末、最後はV3回転フルキックを受けて倒された。絶命寸前にV3にわざわざ秘密計画を喋るということをやらかしているが、それでも狙い通りに、V3がカマキリメランと戦っている隙に東京各地の水道局に侵入したデストロン・レインジャー第二部隊は貯水槽にミイラビールスを混入させることに成功。
それにより多数の被害が出る事となってしまった。
漫画版
『テレビマガジン』掲載のすがやみつるによるコミカライズ版でもヒーターゼミとコンビを組んでいるが、その目的はV3撃破ただ一つに絞られている。その予行演習としてオーストラリアで一般人を相手にした辻斬りを行っていた。
ドクトルGに招聘され来日すると、サーキットに出場していた風見をブーメランで狙うが、辻斬りの犠牲者になった自然保護官を兄に持つ少年・ジムのライフルで邪魔立てされてしまう。(税関にはどう申請したんだろうか?) 勿論ライフルごときでやられるような怪人ではないのだが眼だけは別であり、最後はV3にボコボコにされた挙句、ジムに4つの眼を滅多撃ちにされあえなく爆死した。
関連項目
ブーメランジャッカル:科学戦隊ダイナマンに登場するブーメランモチーフの後輩怪人。