「このままでは味方にも当たってしまいますっ‼」
概要
映画『仮面ライダーV3対デストロン怪人』に登場するバッファローと大砲の能力を兼ね備えた機械合成怪人。鳴き声は「バァ〜フォ〜」。
ドクトルGが推し進める2度目の四国占領作戦(パラレルワールド設定にも見えるが、一応は辻褄が合うため、パラレルではないほうを支持するファンもいる)に必要不可欠な幻の放射性元素「サタンニウム」の鉱脈を発見した沖田から、その在りかが記されている地図を強奪することを使命としている。
裏設定によれば元々は結城丈二がダム建設の岩石爆破用に考案した“平和利用の改造人間”であった。勿論こんな非人道的な技術が学会で認められるはずも無く、結城も爪弾きにされる事になるが、これに目を付けたデストロンが彼を拾い上げ、彼を騙して製作にこぎつけた事により日の目を見る事になったらしい。劇中にそのようなシーンは無いが雑誌等に掲載された特写が存在している。
バッファローの持つ強靭な筋力を兼ね備えており、両肩に備わった二問の強力な巨大な大砲を使った遠距離からの砲撃で敵を粉砕する。この大砲は、単独で砲撃することも可能なほか、戦闘員に直接砲弾を込めさせて砲撃することもできる。
親分肌の性格で、味方の怪人たちが犠牲にされるのを気づかう一面も見せた。
最終決戦では再生怪人軍団が3人ライダーと激闘を繰り広げる中、ドクトルGの指揮の下で崖の上からの遠距離砲撃で支援。しかし味方を誤爆してしまうなどなかなか命中しない。ここでドクトルGは命ずる。「一斉射撃で撃て!」
これに対してタイホウバッファローは「今砲撃したら味方もやられてしまいます!」と諫言するも、Gは「構わん撃つのだ! 味方がやられても仮面ラ~イダを倒せばいいのだ!」と非情の決断。大幹部の命令に逆らえるわけもなく全弾をあげて砲撃。
一帯は爆炎に包まれ、すべてが粉々に吹き飛んだかに見えた。
ドクトルGは「これでいいのだ」と勝利を確信。しかし結果は煙の中からトリプルライダーだけが無傷で現れ、再生怪人軍団は全滅していたという最悪なものだった。
これでヤケを起こした、トリプルライダーもろとも自爆しようと突撃するも、最後はライダーダブルキックとV3キックを立て続けに受け、最後は「ちきしょ~~~!!」と言い残して爆死した。
派生作品
『仮面ライダー11戦記』にはガイストの再生強化怪人として登場。角から放電して砲身にエネルギーを充填させる。
OVA版『仮面ライダーSD』ではグランショッカー八鬼衆の一人・ジャーク将軍配下の怪人として登場。蜘蛛男による改造人間素体捕獲計画を援護すべく、テレビバエと共にアジトの警護に当たった。
アジトに殴り込んできた1号とZXをテレビバエとのタッグで苦しめるものの、そこに乱入したXライダーにバイクで跳ね飛ばされてからは形勢逆転。砲撃もRXに躱されて体当たりを受け、よろけたところをテレビバエにぶつけられ、角が画面にぶっ刺さって感電するハメに。最後はZXキックを受けて吹っ飛んできたテレビバエもろとも谷底に転落し、二人仲良く大爆発して果てた。
関連項目
機械合成怪人 デストロン怪人 バッファロー 大砲 結城丈二 仮面ライダーV3 カメバズーカ 丑年
ガンキャノン:外見的にはこれをイメージしていただければよい。
バッファローロード:タイホウバッファローをオマージュした平成一期最終作のライダー怪人
牛仲間
太字表記は幹部怪人
昭和ライダー
ガラオックス 牛男ミノタウロス 鋼鉄参謀 死神バッファロー バッファロー怪人
平成一期
ゴ・バベル・ダ 仮面ライダーゾルダ マグナギガ オックスオルフェノク バッファローアンデッド 仮面ライダーゼロノス バッファローロード 牛鬼(魔化魍)
平成二期
バイソンヤミー タウラス・ゾディアーツ ミノタウロス(ファントム) ハート・ロイミュード