概要
唯でさえ強力なライダーキックを二人で同時に放つ必殺技。
ライダーキックも通じない怪人スノーマンに、仮面ライダー1号と仮面ライダー2号が使用したのが史上初のライダーダブルキックである。
ちなみにこのときの掛け声は「ライダーキック」だった。
3度目の使用となったイソギンチャック戦で初めて「ライダーダブルキック」の掛け声で放つようになる。
1号と2号の合体技は他に、ライダーダブルチョップ、ヘッドクラッシャー、2人でのライダー返し、ライダーハンマー突き、ライダー車輪などがあるが、このダブルキックが最も使用され、最も有名。(というか、ダブルライダー編のトドメはほぼ確実にコレ)
相乗効果によって、2人のキックの単純な加算以上の威力を持つ。
蹴り足のフォームは時期により変遷しており
・初使用時のスノーマン、ゴースター戦の際は2人共に両足を突きだすキック
・それ以降の(旧)2号編では互いに背を向け内側の足を伸ばすキック
・新1号、新2号となってからは互いに顔を寄せた状態で外側の足を思い切り突き出しキック
と、大まかにこの3つに分類される。
後年の映画やメディア作品では2番目のパターンになっている事が多い。
初代第51話「石怪人ユニコルノス対ダブルライダーキック」では「ダブルライダーキック」と表記されているが、実際のところ、昭和ライダー時代の書籍では「ライダーダブルキック」表記が多い。
(竹書房『仮面ライダー画報』、双葉社『仮面ライダー大全』、講談社『仮面ライダーオフィシャルマガジン』、そして仮面ライダーSPIRITS)
そもそも劇中でダブルライダーは「ダブルライダーキック」とは1度も言っていないので、やはり発動時に技名をシャウトして印象深い「ライダーダブルキック」に軍配が上がるだろう。
ちなみに、発音する時には「んライダぁぁぁ〜〜〜〜、ダブルキィーック!」とタメを入れよう。
ショッカー怪人スノーマン、ゴースター、イソギンチャック、ユニコルノス、ギルガラス、ザンジオー、モスキラス、シオマネキング、ゲルショッカー怪人ナメクジキノコ、そしてショッカーグリードなどを葬り、デストロン怪人タイホウバッファローに致命傷を与えている。
昭和ライダー以外での活躍
『SPIRITS』では仮面ライダーZXと2号のライダーダブルキックがヒルカメレオンを葬り、1号と2号のダブルキックがタイガーロイドに致命傷を与えている。
『仮面ライダーワールド』と『S.I.C HERO SAGA』では、仮面ライダーZOと仮面ライダーJという組み合わせのライダーダブルキックが披露されている。
『スーパー特撮大戦2001』ではダブルライダーだけではなく、仮面ライダーV3、ライダーマン、仮面ライダーBLACKor仮面ライダーBLACKRXの5人のライダーのうち2人が隣接していれば発動できるMAP兵器として登場した。
平成ライダーに入ってからは、クウガ~龍騎まではライダーの人数やら必殺技の兼ね合い等で見られなかったが、仮面ライダー555にてようやく復活し、以降ライダー達の合体技として活躍している。クロスオーバー映画やコラボ回でも披露することが多い。
歴代MOVIE大戦におけるライダーダブルキック
なお『超MOVIE大戦ジェネシス』では序盤の敵との戦いでクアドラプルライダーキックを使ったのみで、ラスボスは二人の十文字切りで倒した。
『平ジェネ』ではラスボスコンビとはそれぞれタイマンになっている(正確には違うが)ので、中盤で巨大パックマンとの戦いでの使用となっている。
『FOREVER』ではアナザークウガに対し五代雄介/仮面ライダークウガと三方向から同時に決めて撃破しているので、実質トリプルライダーキックである。
また、最近は分身などで別れて「一人でダブルライダーキック」をする事例も増えてきている。
なお、同時蹴りでない時間差の合体攻撃のライダーキックをダブルライダーキックと呼称するかは人によって異なっている。
平成ライダーに入ってからは、「ダブルライダーキック」表記も多くなり、元祖である1号2号によるものを個別に「ライダーダブルキック」と表記している書籍も多くなっている。
『仮面ライダーディケイド』ではBLACKとRXのダブルキックも披露された(ただし『ディケイド』ではBLACKとRXは別の存在であるという設定であるため、以前の悪夢の状態とは少々状況が異なる)
更に最近では『ジオウ』本編でディケイドゴーストとアナザーゴーストのペアが、『FOREVER』でアナザーWとアナザー電王のペアが繰り出したりと、アナザーライダーが本家ライダーの力を宿した怪人である事も相まって、なかなか変則的なダブルライダーキックも存在している。
関連項目
ジョーカーエクストリーム:いったん分かれて二段蹴りをしたあと両足蹴りに移行するため、これもダブルキックの一つでは?と一部で言われている。
仮面ライダーリバイス(レックスゲノム、ゲノムチェンジ、バリッドレックスゲノム、ボルケーノレックスゲノム、アルティメットリバイ、アルティメットバイス)