「バカめ、どんな悪でも勝てば正義だ。オーズと電王を処刑し、ショッカーが正義となるのだ!」
声:石川英郎
概要
ショッカーが独自に入手したコアメダルに改造を施して作った「ショッカーメダル」に、アンクが誤って落としたセルメダルが吸収され誕生した最強最悪の人造グリードにして最強のショッカー怪人。 鳴き声は「ショッカアアアアアッ!」
ショッカーの理想を至上とする思想の持ち主で、戦闘力は他のショッカー怪人とは別格。
飛行能力とエネルギー弾を発射し、格闘でもダブルライダーを瞬く間に倒す程の驚異的なパワーを発揮する。
外見はガスマスクを付けた軍人をベースに、ショッカーの象徴である鷲に似た姿を持つが、右眼と肩からヘビが突き出るという特異な形状をしている。これはゲルショッカーの旗に酷似した外見であり、ヘビはゲルショッカーの前身であるゲルダム団を象徴している。
一応グリードでもあるので欲望には忠実だが、9枚のコアメダルから誕生した他のグリードと違い、1枚のショッカーメダルから誕生しているので常に完全体であり、「仮面ライダーを倒したい」という欲望から行動している為、他のコアメダルやセルメダルを集めるといった行動を取らない。
また、仮面ライダーWEBによるとショッカー首領の「傲慢」の欲望から誕生しているため、グリードでありながらヤミーに近い誕生経緯となっている。
本来ならばショッカーはグリードの肉体となるセルメダルを作り出せず、この怪人も誕生する事はなかったという。
しかし過去に飛んだモールイマジンを追いかけて1971年11月11日にデンライナーを使って移動した火野映司とアンクが不注意でタカのセルメダルをその時代に落とした事に気づかず、それを拾ったショッカー骨戦闘員がブラック将軍に献上した事で歴史が大幅に変わってしまい、ブラック将軍がショッカー首領に渡したセルメダルを吸収して生まれたショッカーメダルを媒介に誕生した。
野上幸太郎達は歪んだ歴史を本来の歴史に戻すべく歴史の修正を試みるが、アンクが邪魔してきた事により前の時よりも状況が悪化しており、最終的には失敗してしまう。
現代の最終決戦でも圧倒した仮面ライダーオーズに「強すぎる」と言わしめるが、ダブルライダーが40年前の雪辱戦を挑み、最期はライダーダブルキックを受け爆散した。
この事からダブルライダーは洗脳されているフリをしながらひそかにショッカーグリードを倒す為の特訓をしていたと思われる。
ショッカーグリードが倒された後、ショッカーメダルはアンクに回収され、タマシーコンボの変身の為に使用されるが、ショッカー首領の正体である岩石大首領がオールライダーに倒された後、役目を終えたようにイマジンメダルと共に砂と化して消えた。
外伝
ホビージャパン誌上で連載している東映公認のジオラマ小説S.I.C.Hero Sagaでは復活を遂げ、戦いを終えてアメリカを旅していた火野映司の前に再び現れる(ゲルショッカーグリードがいるからか蛇の意匠は無くなった)。
その際には新たに生み出されたゲルショッカーグリード、デストロングリードとともに策を巡らし、オーズからオーズドライバーを奪ったうえ変身できなくなった映司を拉致した。
さらに、自らショッカーメダルを外しオーズドライバーに上記2体のグリードと共にオーズドライバーにメダルを組み込むことで、ショッカー首領(大首領)復活のための前段階となる”ショッカーオーズ”を生み出す。
しかし、ショッカーオーズはアンクに憑依されたライダーマンによって変身を解除され、最終的にはショッカーメダルをはじめとする6枚のコアメダルによって変身した首領の野望は、映司に加担した早川健に阻止された(ただし、現実か夢かはっきりしないリドルストーリー)。
『仮面ライダー大戦』ではバダンの手で蘇った再生怪人として登場。
『仮面戦隊ゴライダー』ではトーテマが作り出した怪人の一体として登場。正体を現したトーテマによって生み出されるも、6人の攻撃で倒された。
その後、黒幕により甦生したが、アカライダーに変身した駆紋戒斗の蹴りを受けてウルガ共々爆散した。
関連タグ
仮面ライダー3号:ダブルライダーを倒した敵繋がり。