「言っただろう、私は倒せんと。この世界はクリアー出来ないゲームなのだから。
そして私は絶対に倒せない敵として設定されている。お前達に待っているのはゲームオーバーだけだ!」
CV:矢尾一樹
概要
『仮面戦隊ゴライダー』第2話より登場した謎の怪人。
天使のような翼を持つが、悪魔のような鋭い爪を持った長い腕を持ち、顔が髑髏であるなど神々しくも禍々しい姿をしている。
6人ライダーの同時ライダーキックを受け、ガラスの破片になっても直ぐに再生してしまう不死身の肉体を持ち、今まで仮面ライダーに敗れた怪人たちを次々と生み出す能力を持っている。この怪人はトーテマと同じように、いくら倒しても何度でも再生できる厄介な特性を持つ。
その為、トーテマもこのゲーム世界自体が破壊されない限り、絶対に撃破が出来ない。
その正体は、檀黎斗が自分の復活のために、あらかじめ開発していたゲームにおける無敵の怪人としてプログラミングされたバグスター。
作中の動き
和服姿のポッピーピポパポに化けており「自分達6人がいる世界がゲームの世界である」と宝生永夢が突き止めた所から正体を現し、多数のショッカー怪人を生み出して襲いかかる。
しかし、ショッカー怪人は一瞬で全滅し、彼も終始劣勢で、6人のライダーキックを受けて爆散したかに見えたが、上記の再生能力で復活を果たす。
復活前とは打って変わりリーチの長い腕でライダーを攻撃して追い詰め、アナザーアギト、バロン、マリカ、レーザーを吹き飛ばし、突如としてブレイドに重傷を負わされた永夢に止めを刺してゲームでの記憶をリセットさせてしまい、ライダー達を追い込んで行く。
最終決戦ではゲームの製作者であり黒幕であった仮面ライダーゲンムの援護に駆け付け、多数のショッカー怪人を生み出してライダー達を始末しようと襲いかかる。
自身のパワーをゲンムに注ぎ込んで強化し、ライダー達を追い込んでいくが、エグゼイドが窮地を脱するために渡したカードで、5人のライダーがゴライダーに変身。生み出した怪人は全滅に追い込まれてしまう。
最期はゴライダーとエグゼイド(レベル99)が協力して打ち出したゴライダーボール(ゴライダーハリケーン)を受けて致命傷を負い、先立ってゲームの世界が崩壊して不死身の能力も消えてしまったのも重なり、復活もできず爆散した。
配下
多くの怪人はショッカー及び、その系列組織出身になっているのが特徴(財団Xはショッカーと無関係であるが、サドンダスのモデルは『仮面ライダー(新)』に登場する宇宙怪獣サドンダスとネオショッカー首領である)。
余談
声を演じる矢尾氏は、仮面ライダーシリーズの出演は初。
スーパー戦隊シリーズではニンジャマンや、冥府神ドレイク、デーボ・ナガレボーシなどの様々なキャラを演じている。
関連項目
宇宙刑事ギャバン:主題歌に“悪いやつらは天使の顔をして 心で爪をといでるものさ”と、どこかトーテマの外見を彷彿させる歌詞が存在する。