ウルガ「征服するのは地球ではない!経済を征服する企業!その名もノバショッカー!!」
概要
映画『仮面ライダー1号』に登場するショッカーからの分家組織。
ショッカー首領が直接ないし間接的に支配していた悪の組織であるショッカー~バダンが、力による世界征服を目指していたのに対して、“やり方が古臭い”と反感を抱いたウルガを筆頭に、彼の考えに賛同して彼の下へと集った“元”ショッカーのメンバー達によって設立された巨大企業で経済を征服する事で世界征服を果たそうとする。
今までの仮面ライダーと敵対した悪の組織が世界征服の為のやり方として「国会議事堂の襲撃」や「日本壊滅・征服」だの「人々の大量殺害」、そして「人類抹殺」などと言う暴力的かつ短絡的なテロに走り気味だったのに対し、彼らは巨大企業として経済を裏から牛耳ることで世界征服を目指しているというブラックゴーストや某組織の様に非常にリアルな方法で世界征服を目論む組織である。
既存のライダーシリーズの敵組織で言えば、『真・仮面ライダー序章』に登場した財団と『仮面ライダーTHE FIRST』と『仮面ライダーTHE NEXT』に登場したショッカーが最も近い存在である。
本家のショッカーがかつての仮面ライダー達との戦いで首領や大幹部を失ってガタガタな状況になった為に、今までの武力行使等のやり方に疑問を持ち始めていた半数以上の戦闘員達がこの組織に寝返った。その為、規模的には所属メンバー数がショッカーを遥かに上回っている。
ただし設立して間もないために勢力的には未だショッカーよりも劣っているらしい。
ちなみに接頭語の「ノバ」(NOVA)とはラテン語で「新しいもの」という意味でぶっちゃけ同じショッカー関連組織であるネオショッカーとほぼ同義である。
構成メンバー
演:阿部力
アレクサンダー眼魔眼魂を吸収し、ウルガアレクサンダーへとパワーアップするが…。
演:長澤奈央
ノバショッカー三幹部の1人で紅一点。ウルガの秘書。ダブルの依頼人の一人やフォーゼの恩師に顔が似ている。
美麗で美しいが性格は冷酷。サーベルを使用するとしか書いておらず、怪人態はないが、その勇ましさから蜂女の系譜とパンフレットには記されている。
演:武田幸三
ノバショッカー三幹部の1人で、寡黙な性格のパワーファイター。怪人態はゲバコンドルがモチーフ。
ノバショッカーの戦闘員。
ショッカー戦闘員のような姿をしているが、骨の模様が装甲に変化しており、近未来的でスタイリッシュな姿が特徴。
活動
手始めに日本全土から電気を強奪、大規模な停電によるパニックに陥れ、日本政府にそれに代わる新エネルギー「ノバエネルギー」の供給を提案、契約させた上、ノバエネルギーの出力を上げて再び停電を起こさせ、日本政府ではノバエネルギーを扱いきれないと評し、ノバショッカーに電力管理を任せろと日本の総理大臣に脅すなど、日本の経済を掌握に成功した。
また、ショッカーに密かに忍ばせていた内通者(リンク先ネタバレ注意‼)から“アレクサンダー眼魂”の情報を掴み、ショッカー、ライダーとの三つ巴を行い、ショッカーからアレクサンダー眼魂を強奪、手に入れる事に成功した。
ウルガは自身の体にアレクサンダー眼魂を取り込み、更なる力を得て全ての存在の頂点に立とうと目論むが、皮肉にもそれがノバショッカーの理念を多く変えてしまう事になった・・・・・・・。
終盤
アレクサンダー眼魂の強大な力を制御する事が出来ず、ウルガは自身の精神をアレクサンダーに乗っ取られ、幹部であるイーグラを殺害してしまう。その後もバッファルや多数の戦闘員を率いて破壊活動を行ったが、最後はゴースト、スペクター、1号ライダー、地獄大使の活躍によりリーダー格のウルガとバッファルが死亡し、ノバショッカーは壊滅に追い込まれた。
力による世界征服を目指すショッカーを忌み嫌い、経済を掌握することによって世界を実質的に征服する事を目的としたウルガ達であったが、アレクサンダー眼魂の力に飲み込まれて暴走し、破壊活動を行った末に仮面ライダーに叩き潰されるなど、皮肉にも忌み嫌ったはずのショッカーと同じ事を犯す事になった。
尚、ゴーストとスペクターの敵である眼魔に悪用されたディープコネクト社に資金援助していたらしい事が判明している。
関連項目
※他のショッカーの名を冠する悪の組織
ゲルショッカー 大ショッカー スーパーショッカー ネオショッカー スペースショッカー グランショッカー
ジンドグマ→同じく分家組織関連で
ダークザイド:社会裏の悪の組織。
SHOCKER:経済を裏で支配しようとする別世界のショッカー。
田所博士、ペトレスク神父(大コウモリ怪人)、マクロファンガス、ヒドラーゲン、呪博士、千堂院:同じくショッカー(とゲルショッカー)壊滅後も生きていた元ショッカー関係者。