「見事にゴールを決めて妹を殺し、オレは完全な個体となる‼」
「風になるぜえぇぇぇ!!」
データ
概要
『仮面ライダーエグゼイド』第4話「オペレーションの名はDash!」に登場。
グラファイトの散布した、勝つためには何でもありのレースゲーム「爆走バイク」のデータを取り込んだバグスターウイルスに感染した医師の西脇嘉高に取り付き、実体化したバグスター怪人。
「爆走バイク」に登場するライバルレーサー「モータス」の姿をモチーフとしており、バイクエンジンが擬人化したような姿(どことなく某戦闘員に似ている)をしている。
テンションが高く騒々しい荒くれ者で、その言動はまさに暴走族そのもの。
優れた運転テクニックを有しており、戦闘時にはバグスターウイルスが変化したと思われる専用マシン「モータスヴァイパー」を手足の様に巧みに操りながら、爆発物を投擲して走行中の敵を妨害する能力を持つが、戦闘能力自体はレースゲームがモチーフのためなのかあまり高いようには見えない。また爆弾はバイクに乗っていない時は使用しておらず、車載武器の可能性が高い。
本編での活躍
完全態となるためにグラファイトが攫った西脇嘉高医師の妹・西脇莉子を亡き者にしようと目論み、彼女の命を懸けた死のデッドレース戦を開催。
平成ライダーシリーズでは『仮面ライダー剣』のウルフアンデッド戦以来久々のバイク戦の激闘を展開するが、仮面ライダーレーザーに乗って戦うエグゼイドのガシャコンブレイカーの攻撃で“モータスヴァイパー”から叩き落とされ、その隙をついた仮面ライダーレーザーを繰るエグゼイドの放った『爆走クリティカルストライク』の強烈な一撃を受け敗北。
その後、バグスターのサンプルを得るために九条貴利矢に採取されそうになるが、最期は黒いエグゼイドによって口封じのために抹消されてしまった。
レベル5
「俺はレベルアップした!音速になるぜぇぇぇ!!」
CV | 大畑伸太郎 |
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身長 | 227.5cm |
体重 | 102.4kg |
第18話「暴かれしtruth!」に登場。上記の個体が強化復活をした姿で、外見的には背中の排気ダクト(公式ホームページの解説によれば加速装置らしい)が多くなっているという相違がある。
檀黎斗がガシャコンバグヴァイザーで小星作をバグスターウイルスに感染させた事で誕生した。なお、他の強化復活バグスター達同様にいきなり実体化していた。
追加された加速装置の効果により以前よりも大幅にスピードがアップしており、更に専用マシンであるモータスヴァイパーのスピードも上がっているが、相変わらず攻撃力自体は低い模様。
自分以外でライダーガシャットを作り出した作を苦しめる為、そして花家大我と宝生永夢から残りのガシャットを奪い取る為の囮兼捨て駒として生み出された存在であり、黎斗が大我からガシャットを奪った後、完全に実体化する為に作のストレス上昇を目的に、幻夢コーポレーションを襲撃。エナジーアイテム「高速化」で加速して追跡きたダブルアクションゲーマーレベルXを振り切り、黎斗が所属する新たなゲーム開発チームのメンバーを襲うが、残りのガシャットを奪うためにパラドと共に永夢を襲撃した黎斗の口から自身が囮であることを暴露された後に「君はもはや用済みだ」と攻撃され、応戦するも戦闘能力自体が低い事もあって敵うはずも無く圧倒され、最後はゲンムの『クリティカルエンド』を叩き込まれ爆散。以前同様に黎斗の都合で切り捨てられるという悲惨な最期を遂げた。
しかしこの犠牲がパラド/仮面ライダーパラドクスを完全にたぎらせることとなり、そして······
なお、彼のデータもちゃっかりと回収されている。
レベル20
「俺はレベル20に進化した!超音速になるぜぇぇぇ!!」
「お前も進化したみたいだな。俺のスピードについて来れるかぁ!?」
第24話「大志を抱いてgo together!」より登場。上記のレベル5から4倍もレベルアップして復活した姿。バンド・ネイロンズの一員である女性・岩本ソラに感染した事で誕生した。外見上はレベル5の時から変化はないが、上記の台詞を発した事から、そのスピードは更に上がっている模様。レベル30クラスと同じく、感染した相手と融合したまま、行動する。
劇中では同じくレベルアップして復活したガットンやカイデンと共に病院から脱走し、後を追ってきたエグゼイド、そして突如現れた異世界の戦士=ラッキーことシシレッドの2人と対決。見た事のない戦士を相手に為す術もなく圧倒された挙句、共闘していたはずのガットンとカイデンが一足先に逃走したことから、自分1人だけでエグゼイドダブルアクションゲーマーとシシレッドの3人を同時に相手取る羽目になってしまい、「ここは一旦ピットインだぁ!」と捨て台詞を残してソラの体内に一時潜伏する。
その後、幻夢コーポレーションの新社長である天ヶ崎恋の口から、制作中である新作ゲームのテーマソング最終オーディションでネイロンズは不採用になった事を告げられたことでソラにストレスが溜まり、再度発症して活動を再開。
ネイロンズの「聖都スタジアムで単独ライブを行う」という夢が叶えられないようにするべく、モータスヴァイパーに乗って聖都スタジアムに襲撃を仕掛けようとしたが、エグゼイドマキシマムゲーマーレベル99には圧倒的スピードで即追いつかれ、「マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ」のリプログラミング効果により、愛車モータスヴァイパーがタイヤとハンドルを残して消滅してしまう。
悲嘆に暮れつつ「バイクがなくたって、俺には走り屋の魂が!」と抗戦しようとするも、エグゼイドにあっさり殴り飛ばされた挙句、途中で合流したガットン、カイデン共々エグゼイド・ブレイブ・ハンタークエストゲーマーレベル5×8人(エナジーアイテム「分身」の効果)・スナイプ・シミュレーションゲーマーレベル50の必殺技を同時に喰らい撃破されるという散々な結果に終わった。
その後
なお、第24話ではパラドの手によって他のバグスター達と共に再度復活を遂げており、『仮面ライダークロニクル』のプレイヤーとしてエントリーした。
レベルは不明だが、第30話ではライドプレイヤーを襲っていたところを発見され、仮面ライダーポッピーとライドプレイヤーニコの2人と対決して圧倒されるも、「走り屋の魂をナメるなよ!」と何故かハンドルだけを取り出してバイクに乗ったような構えを取ったまま自分の足で猛ダッシュしその場から逃走した(上述のリプログラミングの影響で、現在もモータスヴァイパーに乗れなくなっている可能性があるが、詳細は不明)。
その後は別の場所で他のライドプレイヤーを襲っていたが、駆けつけた飛彩によってとうとう画面にも映らないまま再度撃破されてしまった(この時、飛彩はガシャットギアデュアルβを構えていたため、恐らくブレイブ・ファンタジーゲーマーレベル50の力で倒された物と思われる)。
しかしライドプレイヤーに撃破された訳ではないためゲームクリア扱いにはなっておらず、彼を撃破した証しとなるガシャットロフィーも出現していない。と思われていたが詳細は不明ながらガシャットロフィーを飛彩によって回収されていたことが第31話で判明した。
おそらく他のライドプレイヤーと協力プレイで倒したか、ファンタジーゲーマーで弱らせた後他のライドプレイヤーが倒したと思われる。
本編以外での登場
『仮面戦隊ゴライダー』では、黒幕が開発したゲームの影響で復活を果たしたバグスターの一体として登場。
いくら倒しても復活を繰り返し、他のバグスターと共にブレイブとスナイプを追い詰めていくが、ゲームの世界が消滅した事で復活出来なくなり、消滅した。
『仮面ライダーエグゼイド[裏技]仮面ライダーレーザー』では作中に登場したゲーム「爆捜トレジャー」の序盤に登場。宝の居場所を知っている存在であり、情報を聞き出さずに倒すとゲームオーバーになる仕様。バグスターとして仮面ライダーを敵視しており、そのまま会話を選択すると逃げる以外を選べなくなる。愛車モータスヴァイパーは登場していないため、無理に自分で走ろうとして足をくじく場面も。
ファイナルステージのラストにてソルティバグスター達がCRの新薬開発に協力してくれるようになった為か、ひらかたパークのヒーローショーではモータスも新型ワクチンの開発に協力しているという設定で登場。こちらでの相方はリボルとなっており、スナイプやレーザーターボと合同でゲームを通してデータ採取を行なっていたが、仮面ライダービルドガシャットから生み出されたバグスター「ラビタンバグスター」の攻撃からレーザーターボを庇って爆散した。なお、こちらでの獲物はバイクのハンドルとなっている辺り、リプログラミングの影響は消えていない模様。
余談
第4話では『ウルトラマンギンガ』の礼堂ヒカルを演じた根岸拓哉氏と、『侍戦隊シンケンジャー』の志葉薫や『仮面ライダーフォーゼ』の白川芽以を演じた夏居瑠奈氏がゲスト出演しており、スーパー戦隊・仮面ライダー・ウルトラマンという三大特撮の役者が揃い踏みするという事態が発生した。
東映公式サイトの記事によると根岸拓哉氏は第4話の監督である坂本浩一氏と別の特撮作品を通して知り合いであったため、息がぴったりで漫才のような掛け合いがあったらしい。
第4話のみバグスターウイルスが旗振りのマーシャル(サーキットの作業員)の服装をした1体しか登場しておらず、戦闘に関与していない。
モータスヴァイパーのベース車両はホンダ・XR 250。
仮面ライダーシリーズの他のバイクのベースにもなっているが、モータスヴァイパーは唯一怪人が使用するXR250である(2018年現在)。
次回作の戦闘員のガーディアンが使用するバイク(キャピタルローダー)も同じ車種がベースとなっている。