概要
『仮面ライダーエグゼイド』第18話から登場する新型のライダーガシャット。
ファンタジーゲーマーレベル50・シミュレーションゲーマーレベル50に変身する際に用いられる。
これまで散々手を焼かされてきたダブルアクションゲーマーへの対策用のガシャットとして檀黎斗がタドルクエストガシャットとバンバンシューティングガシャットを基に開発した。
当初はゲンムがレベル50のゲーマを召喚する目的で使用したが、鏡飛彩がゲンムから奪取してからは飛彩と花家大我が変身のために使っている。
元々檀黎斗の物だったということもあり、どちらの所有物というのは決まっていなかったが、仲間になった新黎斗が2本目を作ったことで問題は解決した。
形状
カラーは赤紫。
デュアルガシャット共通の構造を持ち、下部には「タドルファンタジー」と「バンバンシミュレーションズ」の絵柄が半分ずつ描かれた丸いダイヤルが付いている。
性能
レベルはパラドが使用するガシャットギアデュアルと同じく50で、当時最もレベルが高かった仮面ライダーパラドクスと同等の力を持つ。
しかし、これまでに登場したガシャットを遥かに凌駕する力を持つが故に扱いが難しく、更にその強大な力は戦闘に関係した機能のリミッターを全て解放するシステムによるものである為、変身者への負担がかなり大きいと言うデメリットがある。
大我はプロトガシャットの使用経験やライダー最長の戦闘経験値を有するためか負荷を克服しているが、飛彩は制御こそ割とすぐにできたものの、負荷を完全に克服しきるまでには時間を要していた。
デュアルガシャットの例に漏れず実体化のシステムが組み込まれているため、ゲーマドライバーを用いずガシャット単体で使用することが可能。
劇中ではゲンムがファンタジーゲーマを召喚して戦わせていた(誰も使っていなかったが、シミュレーションゲーマの召喚も可能と思われる)。
また、(設定上は)パラドのガシャットギアデュアルと同様にガシャット単体での変身が可能な模様。
余談
- パラドクスとの相性補完
前述のギアデュアルβによる2フォームは仮面ライダーパラドクスのパズルゲーマー・ファイターゲーマーとの相性補完がなされている描写がある。
ファンタジーゲーマーは魔法でパズルゲーマーのエナジーアイテムによる強化を無効にできるが、単純なパワータイプのファイターゲーマーには押されやすい。
一方、シミュレーションゲーマーは単純な火力と射程の長さで飛び道具の無いファイターゲーマーを圧倒するが、火力や攻撃のリーチをエナジーアイテムで強化でき飛び道具を防ぐバリアを貼れるパズルゲーマーとは相性が悪い。
このように、どちらの形態もパラドクスを追い詰める際に特に有用な能力を備えている。
開発を始めた頃にはパラドとの関係が悪化していたことから、黎斗はダブルアクションゲーマーだけでなく、パラドクス対策としての運用も視野に入れて開発していたのかもしれない。
- ガシャット単体での変身音
作中ではゲーマドライバーを使用した変身方法しか使われていないが、玩具版ではパラドのギアデュアルと同じく単体で使用した際の音声も収録されている。
単体使用時は、ゲーマドライバー使用時に日本語発音になっていた変身音やキメ技の音声がデュアルガシャット特有の英語発音になる。
以下、単体での変身音
【タドルファンタジー】
「DUAL UP! Satan appeared! Say ”MAOU” TADDLE FANTASY!」
(デュアルアップ サタンアッピアド セイ マオウ タドルファンタジー)
【バンバンシミュレーションズ】
「DUAL UP! Enemy is coming! Shotdown their BANG BANG SIMULATIONS!」
(デュアルアップ エネミー イズ カミング ショット ダウン ゼア バンバンシミュレーションズ)
- バンバンシミュレーションズの待機音
エヴァファンにはおなじみヤシマ作戦で流れた「DECISIVE BATTLE」というBGMにバンバンシミュレーションズの待機音の出だしがそっくりであり、ひそかに元ネタ説が出ている。
ヤシマ作戦
バンバンシミュレーションズ
関連タグ
仮面ライダーエグゼイド ライダーガシャット デュアルガシャット
ファンタジーレイズバックル:脚本家が同じ作品の「ファンタジー」の名を持つ強化形態のキーアイテム、使用者が「ビート」の名を持つ形態も持つ。また、このアイテムを使用するファンタジーフォームのスーツはファンタジーゲーマーのアーマーを改造している。
ガシャットギアデュアルβ→スクラッシュドライバー
友情バーストゴーストアイコン←ガシャットギアデュアルβ→グリスブリザードナックル/グリスパーフェクトキングダム