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「どいつもこいつもノッてるねェ…」

「真実を伝える事が正しいとは限らない…真実が人の人生を狂わせる事だってあるんだよ!」


演:小野塚勇人


概要

仮面ライダーエグゼイド』の登場人物の1人。

仮面ライダーレーザーの変身者であり、監察医務院に所属する監察医。第1話終盤より登場した。

アロハシャツの上に赤いレザージャケットを羽織ってサングラスをかけていると言うチャラ男じみている外見が特徴。一人称は「自分」。27歳血液型A型


本編開始3年前、ゼロデイについて調べる中で幻夢コーポレーションへと辿り着き、ゼロデイの真実を公開しない交換条件として、檀黎斗からライダーガシャットゲーマドライバーを手に入れた。 そしてそれから3年後にあたる現在、バグスターウイルスに感染した同僚の西脇を介して宝生永夢電脳救命センター(CR)の面々と接触を図り、ライダーとバグスターの戦いに参入した。

その際に「ゼロデイの時に友達がバグスターの犠牲になった」と自ら語っている。


上記の外見や普段の立ち居振る舞いからやや軽薄な印象を受けるが、CRのライダー達の様子を窺いつつ、自分の目的の為に利用すべく立ち回るなど食えない人物。


監察医という特殊な職種の医者(「患者を治す」ではなく「患者の死因を特定する」のが仕事)であるためか、患者を救おうという意思は(ある意味花家大我以上に)薄く、目的の為なら平気で嘘をつくことさえある。一方で司法寄りの職種と後述の過去も手伝って「真実をいかなる手段を用いても解明する」事に関しては人一倍熱心な面もある。


また、他のライダー及び彼らの関係者に先駆けて「ゼロデイの秘密」や「仮面ライダーゲンムの(本当の)正体」に勘付いた事もあり、監察医としての洞察力と情報収集能力は伊達ではない様子(後にその能力が命取りになったのだが…)。


他にも、本編では殆ど描写が無いが本業の監察医としての能力も中々に優秀らしく、普段はキチンと本業に勤しんでいる模様(ネットムービー『ポッピーピポパポの部屋』第11話より)。


ちなみに、ハワイが好きと言う一面があり、上記の外見はこの趣向に基づいている。その為か、好きな食べ物はロコモコ(『ポッピーピポパポの部屋』第11話より)。ブラックコーヒーは苦手であるらしく、コーヒーフレッシュシュガースティックを大量に投入している。


バイクに変身するライダーのためか、「ノってる」「乗せられる」「悪ノリ」等の、「乗る」事に関する言い回しが多い。


主な本編での活動

基本的には「バグスターの謎を解明する」ことを目的に、CRや幻夢とはつかず離れずの距離感を保ちながら独自に行動している。


本編で本格的に活動し始めたのは第4話。西脇がゲーム病に感染した事を切っ掛けに他のライダー達に接触。その内の1人である永夢に目を付けて彼のガシャットを奪還したり友人を救いたいと彼に伝える等して興味を引いて彼とのコンビを結成。2人で協力して西脇から分離したモータスバグスターを撃破することに成功した。

しかし、実際にはゼロデイでゲーム病に感染・消滅した友人などどこにも存在せず、永夢とコンビを組んだのはバグスターの正体を調べるための検体を入手する為であった。なお、バグスターを倒さずにレースゲーム勝負に勝利してゲームクリア=患者の治療成功を成し遂げた為、バグスターの肉体=検体が残った。

だが、その直後に突如現れたゲンムによってバグスターを完全に消滅させられて証拠隠滅を許した挙句、レベル3へとレベルアップしたゲンムに手も足も出ず、敗北を喫した。


その後の第5話ではゲンムの正体を掴むことに成功、CRの面々には嘘の情報を伝える一方でゲキトツロボッツガシャット争奪戦を利用してゲンムに挑み彼の秘密を暴こうとするが、本当の正体を知っていると言うゲンムへの挑発が仇となり、集中砲火を浴びて重傷を負って入院する羽目になった。


第7話では久々に登場。入院先で病室が一緒だった男性がゲーム病に感染した縁で再びCRと関わる事に。そして、同話では彼のもう1つの過去が明らかになった。

実はゼロデイが元で死んだ友人自体は実在した。

5年前、貴利矢の友人・藍原が謎の病気を発症した。貴利矢は衛生省から密かに入手した資料でそれが死に至る病「ゲーム病」であると知り、藍原へ告知した。だが、藍原は未知の病気と死への恐怖からパニックを起こして逃げ出してしまい、ショックで呆然自失のまま、交通事故に遭い死亡してしまった。彼の死はバグスターとは関係ないただの事故死として処理され、貴利矢の胸には「真実を伝える事が人生を狂わせる事もある」と言う思いが刻み込まれた。


そして同話終盤では、永夢たちの信用を得ようとして自信満々に「こいつの正体は檀黎斗だ」と宣言した上でゲンムの正体を暴こうとする。しかし、パラドが変身解除した黎斗と素早く入れ替わった事でごまかされた形になり、結局永夢や鏡飛彩の信用を得るどころか、ますます孤立を深める結果となってしまった。


第8話でのゲンムとの決闘の中で永夢が他のライダー達と違い適合手術を受けていないと言う事実を知った彼は、第9話にて別の病院から宝生永夢が受けた手術が16年前の手術のみである事と、その担当医が日向恭太郎であることを突き止めCRへ潜入。ゲーム病のせいで消えかかっている恭太郎に疑問の言葉を投げかける。

「先生って、本当にあいつの命の恩人?」


そして、第11話では改めて日向恭太郎を調べるために彼の助手を務めた看護師に接触。裏があると睨んでいた貴利矢だったが「当時大人気だったゲーム機を買って永夢にプレゼントした」という話を聞かされる。誰からも信頼されていた恭太郎の真実に驚く貴利矢。

その後、死のデータを獲得する為に数々の嘘でエグゼイドを惑わしドラゴナイトハンターZガシャットを暴走させてトドメを刺そうとしたゲンムの攻撃から彼を庇い、精神的に不安定になっていた彼を叱咤激励する事で彼の暴走を止める事に成功、彼を救った。そして、これまでの紆余曲折を得て「永夢を信じる」事を決めた彼はその決意を口にして永夢とのコンビを再結成、他のライダー達と共に4人協力プレイでゲンムを圧倒したのだった。なお、同話にてゲンムの正体が発覚したため、第7話で生まれてしまった周囲からの誤解も解けた。


クリスマスの悲劇と彼が遺した物(第12話ネタバレ注意)

第12話では更なる真相を突き止めるべく、刑務所で服役している黎斗の父・檀正宗と面会した。そして他のライダー達を招集して彼らに自分が得た「真実」を伝えようとするも、その場に真っ先に現れたのは黎斗。「口止め料」として新たに開発したガシャット『デンジャラスゾンビガシャット』を差し出されるが、交渉を拒絶してガシャットを奪取。「懺悔してもらおうか!ライダー全員に対して、それと、ゼロデイで死んだ自分の友達にな!」と彼の野望を終わらせるべくレーザーに変身。デンジャラスゾンビを2本目のスロットに差すが何とガシャットが拒絶反応を起こし、ライダーゲージを一気に削られてしまった。

黎斗は初めから自分にとって不都合な真実を知った貴利矢を消すつもりだったのだ。


奪い返されたガシャットでゲンムの新たな形態である「ゾンビゲーマーレベルX」に変身した黎斗に敵うはずもなく、「ギリギリチャンバラガシャット」と「ガシャコンスパロー」を奪われた末、必殺技「クリティカルエンド」の直撃を受けた貴利矢は敗北。ライダーゲージがゼロになったことで、ゲーム病患者の様に彼の身体は粒子と化していき、永夢たちに看取られながら、自身のドライバーを永夢に託して彼へ激励の言葉を贈った後、ドライバーから発せられた「GAME OVER(ゲームオーバー)」の音声と同時に消滅・死亡した


「忘れんなよ…お前が笑顔でいる限り、お前はお前だ!お前の運命は永夢…お前が変えろ!」


忘れんなよ永夢


まさかの早期退場に、多くのファンが涙した。


ちなみに、彼が突き止めた永夢に関する恐ろしい真実とは「永夢が適合手術を受けずに仮面ライダーに変身出来る真の理由」と「16年前に黎斗と永夢には接点があったこと」。どうやら仮面ライダー適合手術に関係しているらしいが……?

なお、これらの真実は第13話と第22話で明らかになった。


彼の死は一般的には秘匿されており、世間では「失踪」として扱われている。事実、第21話で登場した男性刑事は彼の事を行方不明扱いしていた他、第22話冒頭で久しぶりに登場した友人の西脇も「貴利矢とはしばらく連絡が取れてない」と言う認識だった。


しかし、彼はバグスターウイルスの根絶及び不死身のゲンムを倒す為の手がかりとなる「リプログラミング」のデータを自分のパソコンに残していた事が第22話にて判明。飛彩もこの成果を称賛した。

このデータと彼が永夢に託したゲーマドライバーが鍵となり(前話で永夢のドライバーは使用不能になっていた)、『ゾンビゲーマーレベルX』と黎斗は完全敗北を喫し消滅する事になる。間接的ではあるが、自身を消滅させた相手に無念を晴らしたとも言える。


そして…!(第34話以降ネタバレ注意)



















自分、復活するんで


第34話ラストにて、彼が変身していたレーザーと酷似した仮面ライダーレーザーターボが出現。檀正宗/仮面ライダークロノスの左腕として彼の窮地を救った。


同話ではその正体は不明だったが、第35話にてプロトガシャットから復元された貴利矢本人であることが判明。レザージャケットが赤から黒に変わるなど装いが黒を基調としたものになり、チャラ男じみていた生前からは打って変わって言動共々ダークな雰囲気に変わっている。

彼も新檀黎斗同様にバグスターとして復活しており、肉体の電子化によって神出鬼没に出現することができたり、電脳世界に侵入することも可能となっている。


貴利矢


ゲーム病患者を救うためにアランブラバグスターと戦う永夢の前にレーザーターボが出現。戦闘を妨害され変身解除した永夢らの前で自ら変身を解除し、その姿を露わにした。


正宗の側についていることを明日那に問い質されると「自分が蘇れたのはあの人のお陰」と言い、ドクターでありながらオペを邪魔したことを永夢に糾弾されると逆に「ドクターなんてもう必要ないんだよ」と言い放つ。正宗がプレイヤー・バグスターの命を管理している限り人類は安泰だとし、仮面ライダークロニクルによって世界の命のルールが変わってしまったことを永夢らに叩きつけた。


別人のようになってしまった彼を、永夢は正宗にそうプログラミングされた状態だと推測し、リプログラミングを行い生前の彼を取り戻すことを決意。貴利矢はアランブラとの再戦の前にまた現れ、彼の笑顔を取り戻そうとする永夢に対し「別に救われることなんて何もない」と呟きレーザーターボへ変身。クロノスに気をとられ攻撃の手が緩むエグゼイドに猛攻をかけるも、スナイプの援護を受けたエグゼイドにリプログラミングされそうになり咄嗟にアランブラを盾に、しかしもう一度突進してきたエグゼイドに今度こそリプログラミングされ変身解除した。


リプログラミングは成功したかに思えたが、彼は駆け寄ってきた永夢を蹴り飛ばす。実は貴利矢は自分自身の意志で正宗に味方していたのだった。後を託して消滅したのに大勢死者を出したと永夢をなじり、立ち尽くす彼の耳元で何事かを呟く。そして激昂した永夢に殴り返され、ついに二人は決別してしまう。






























「あれ。ノせられちゃった?」


……しかしそこは嘘つきなこの男のことである。


全ては正宗の信頼を得てプロトガシャットを奪還するための演技。貴利矢が復活祝いとばかりに盛大にかました大嘘だったのだ。


第35話で永夢に囁いたのは「自分のウソにノれ」。永夢が貴利矢を殴り飛ばしたのも彼の嘘に付き合うための演技。この際に永夢が「そっちがその気なら、こっちも乗ってやるよ!」と言ったのも、嘘に付き合うという意味だった。

二人の信頼関係は決して壊れてなどいなかったのだ。


第36話で、狙い通り正宗が不在のところを突き全てのプロトガシャットを奪取。そしてエグゼイドを倒すことの報酬として得たハイパームテキガシャットをエグゼイドに渡しクロノス撃破の一翼を担い、永夢らの元に帰還。衣装も生前のアロハシャツに赤のレザージャケットに戻り、CRへの協力を約束した(予告も初期と同じようにゲンムの場所に戻った)。

黎斗に関しては「永夢の判断を信じる」ということで、許してはいないが一応納得している。

いつも通りのテンションに戻っているが、ニコに引かれている(ただし、クロノス撃退時はニコと笑顔でハイタッチしていた)。

※ちなみに彼がCR側に戻る件については、第35話放送終了後のエグゼイドの夏映画の予告PVで盛大にネタバレされていた。


その後、第37話では消滅した人達のデータをプロトガシャットから取り出す為にガシャット内のゲーム世界へポッピーと共に潜入するなど、バグスターとしての能力をフルに活かしている模様(ただし、プロトガシャット自体にロック機能があった為、消滅した人達のデータは取り出せなかった)。


第38話では、クロノスがパラドを倒すことによるムテキゲーマーへの変身ができなくなることを阻止するということで新檀黎斗と考えが一致し(ただし、貴利矢が人々のゲーム病が治らなくなるのを心配しているのに対して黎斗は自身の才能の集大成が無駄になることを心配しているとも思われるが…)、クロノスのもとへと向かいパラドらを逃がす。その後しばらくゲンムとともにクロノスと戦うが、クロノスから飛彩に手術を失敗させるように指示していたことを聞かされ戦闘をゲンムに任せて病院へと向かい、その内容をニコらに知らせた。

手術の成功後に目を覚ました大我に対して中々前に出ようとしない飛彩の背中を押し、その後過去との因縁に決着をつけた飛彩を笑顔にさせるためなのか、彼をからかっていた。


第40話で檀正宗にゲーマドライバーとライダーガシャットを奪われてしまうが、第40話ラストで正宗が発動したリセットによってハイパームテキガシャット完成前までゲームの進行時間が巻き戻された為、第41話では無事に貴利矢の手元に戻って来ている(ただし、ハイパームテキガシャット完成後に正宗から報酬として受け取ったプロトギリギリチャンバラと、奪ったプロトガシャット7本は全て正宗の手元に戻ってしまった)。


第41話でゲムデウスが降臨したことで始まったパンデミックを食い止めるべく、第42話で黎斗にゲムデウスウイルスを注入。グラファイトの例に注目し「バグスターならばゲムデウスウイルスに順応できる」と確信したこと、そして「一度死亡しながら蘇った自分に課せられた運命は何なのか」と自問自答を続けていたと語り、遺体を研究して医療に役立てる監察医の使命に則りゲムデウスの抗体を作るために実験体となる。

散々罪を犯し自身を殺した黎斗に対しても恨みはなく、あくまで彼が人類に貢献するための最後のチャンスを与えるために抗体ができるまで戦い続けた。途中黎斗のせいでゲムデウスウイルスに感染してしまい克服ができずに苦しめられるものの、抗体が完成した黎斗によって命を救われるという数奇な結果となった。そして抗体からドクターマイティXXガシャットを完成させた黎斗をバグヴァイザーⅡに吸引し衛生省に引き渡すのだった。ラストで日向審議官直々にCRへの就任を依頼されこれを受諾。レザージャケットの代わりに白衣を羽織り、正式にCR所属のドクターとなった。


しかし続く第43話では、正宗がゲムデウスクロノスに強化された影響で、黎斗に治療されたはずのゲムデウスウイルスのゲーム病が再発。更にパンデミックが拡大した事でバグスターウイルスの姿に変異してしまう。

続く第44話ではバグスターウイルスの姿でブレイブを襲撃するが、我が身を犠牲にしたポッピーがドクターマイティXXガシャットのゲムデウスワクチンを町中に広めた事で元の姿に戻った。

そして飛彩、大我、黎斗とともに超ゲムデウスとの決戦に臨み、圧倒的戦力差に「こんなやつ攻略できんのかよ!?」と言わせるほどに追い詰められるがそこに永夢が合流。エグゼイドに変身し、レベル1で超ゲムデウスに挑む永夢を見た黎斗の「レベル1なら檀正宗とゲムデウスを分離できる」という発言に「このレース、乗らない手はない」と爆走バイクガシャット仮面ライダーレーザーバイクゲーマーレベル1に変身(テレビ本編でレーザーおよびレベル1に変身したのはゲームオーバーになった第12話から数えて実に32話ぶりである)し、他の4人との協力プレーで形勢を逆転。パラドの決死の行動で動きを止めた超ゲムデウスにエグゼイド、ゲンム、ブレイブ、スナイプと自分を含めた5人でライダーキックを食らわせ、ゲムデウスと正宗の分離に成功する。


そして最終話では他のライダーたちと協力し遂にクロノスを撃破、仮面ライダークロニクルを終結させた。クロニクル終結後の記者会見で永夢が「消滅者のデータも命」と発言し、その救うべき消滅者の中に自身の名前も含まれていた事から「まだまだ死ねないな」と嬉しそうに呟いている。

その後、衛生省から幻夢コーポレーションと協力してバグスターウイルスの新薬を開発するための予算が下りたため、病理学の知識を活かし新薬の開発を開始。大株主となったニコの推薦で幻夢コーポレーションの新社長となった小星作と連携している。


主な人間関係

宝生永夢 / 仮面ライダーエグゼイド

同僚の西脇がバグスターウイルスに感染したことで協力を仰いだ、小児科の研修医にして天才ゲーマー。それ故か彼のことは「名人」と呼ぶ。

一度はコンビを組んだものの利用していただけに過ぎず、彼のついた「嘘」が永夢を怒らせる原因となった。

第5話でも永夢は警戒していたが、ゲンムの正体(当たり前のように嘘)を信じているあたり、貴利矢とは対照的に純朴な彼の人柄が窺える。

第7話では彼がゲーム病患者にゲーム病が死に至る病であることを軽々しく教えた事に憤り、上記の過去から来る言葉で彼を諭した。また、同話終盤では彼に「少しは人を疑え」と忠告した。

第8話で黎斗の言葉から彼の身に何が起きているのか興味と不信感を抱き、調査を開始した。

そして、紆余曲折を経て彼を信じる事に決め、第11話では彼の窮地を救いコンビを再結成した。

第12話では消滅間際、自身のドライバーとガシャットを永夢に渡し、彼に激励の言葉を贈った。

第23話にて、永夢は腐敗した自分のドライバーの代わりに貴利矢の形見のドライバーで、彼が遺したリプログラミングシステムを取り入れたマキシマムゲーマーレベル99へと変身。不死身のゲンムを打倒し最終的に変身不能へと追い込んだ。

第24話でも永夢はラッキーに共に戦う仲間が3人いると語っており、その1人に貴利矢を数えていた。

第35話では復活してダークな雰囲気に変わってしまった貴利矢と決別し、本格的に対立する事となってしまうが、実際は二人の信頼関係は壊れてなどおらず、第36話では抜群のコンビネーションを発揮した。


仮野明日那 / ポッピーピポパポ / 仮面ライダーポッピー

登場当初から貴利矢について知っており、ゲーマドライバーやライダーガシャットを手に入れた経緯を快く思っていなかったのか、「あいつ」呼びされていた。

しかし後の行動や真意から印象が変わったのか、12話にて倒れていた際は走って駆け寄り、間近で彼の死を看取った。

貴利矢が幻夢コーポレーションに接触していたことは知っている様子。


鏡飛彩 / 仮面ライダーブレイブ

一見ヘラヘラしていて、部外者なのに首を突っ込んでくる貴利矢を「こいつの言葉に真実など1つもない」と嫌っている。5年前の藍原が亡くなった一件を調べたものの、その裏に秘められたバグスターの影には気づかず、ますます不信を高めている。第11話で一応誤解は解けた。

第22話にて貴利矢の遺品を調べた際に彼が遺した「リプログラミング」のデータを発見。貴利矢の成果に賞賛を贈った。


花家大我 / 仮面ライダースナイプ

第4話で貴利矢が永夢のライダーガシャットを取り返すために勝負を挑んだ相手(ただし、永夢に貸しを作るのが目的)。

彼が仮面ライダーブレイブと戦っている最中に、貴利矢は隙を突いてホルスターに刺していたマイティアクションXガシャットを奪って永夢に渡した。

生前ではこれらがありつつ消滅寸前では見送られるのみの接点ではあった。

しかし復活してCRに戻った第36話では、自分を避けて大我に隠れるニコを見るなり、「え、なに?どういう関係!?」と面白半分に大我をからかっていた。


檀黎斗 / 檀黎斗神 / 仮面ライダーゲンム

自身に変身アイテムを提供した相手。その際の手口こそ脅迫そのものであるが、そこまで邪険に扱われているわけではなく、盗まれたガシャットの情報を彼から教えられていた。

また、偶然の目撃で仮面ライダーゲンムの正体を知ったが、ゲンム本人にそれを仄めかした瞬間、レベル1の状態でレベル3のゲンムに一方的に攻撃される(そして重症を負って失神KOされ、入院する羽目となる)。

第8話で黎斗は貴利矢の前で正体を隠さずに変身して対決。戦闘の末に永夢に纏わる謎を聞かされ、調査を始める切っ掛けとなった。

その後は彼の正体を知りながら手が出せない状況にやきもきしていたが、第11話にて遂に彼の正体を暴くことに成功した。

しかし、第12話では彼の罠に嵌り重傷を負い、ライダーバトルの末に彼に命を奪われる事に…

それからの復活後、第35話では自分を一度始末した彼を、永夢たちCRが味方に就けてることを非難していた。

第36話では概要にある通り嘘を明かしてCRに戻り、彼には「永夢の判断を信じる」という事から一応共闘関係になった。が、彼のこれまでの行いを許したつもりはないと自らの本音も発する。永夢達を非難したことは演技とはいえ、彼への確執は本心である様子。

第42話ではゲムデウスウイルスの抗体を作り出すため彼のライフが4になるまで戦い続ける。自身も感染してしまうが最終的に黎斗に助けられた。

第44話のレベル1での決戦ではゲンム/黎斗と連携して超ゲムデウスを撹乱。「いくぞ、神」と黎斗をのせた上でなんとゲンムとのダブルライダーキックを披露。一度はお互いを死に追い込んだ同士とは思えない抜群のコンビプレーを見せた(この時“神”と呼ばれて「よく言った」と簡単に乗せられた黎斗に対して「ハッ、チョロいな」と呟くコミカルな一面も見られた。まぁ、黎斗神としては仮にも神と認めてもらえて嬉しかったのだろう)。


西馬ニコ / ライドプレイヤーニコ

貴利矢と入れ違いになる形で登場した為、第35話まで面識はなかったが貴利矢本人はニコの事を知っていた模様。

第36話のムテキゲーマーの戦闘中はほとんど面識がないにもかかわらずかなり意気投合したようにハイタッチするなど気の合った様子を見せていたが、CR帰還後は黎斗と同じバグスターゆえかはたまた性格的に苦手なタイプゆえかは不明だが彼女から警戒されていた。


西脇嘉高

同僚で友人である男性。莉子と言う妹がいる。

彼がゲーム病になり妹がバグスターに連れ去らわれた事が貴利矢が他の仮面ライダーに接触する切っ掛けになった。第4話におけるモータスバグスターの宿主でもある。

なお、上記の通り貴利矢が故人となった事は知らない。


藍原淳吾

医科大時代の友人。故人。

本編の5年前にバグスターウイルスに感染、その事実を貴利矢に突き付けられた事で恐怖に捉われてしまい、最終的に事故死してしまった。


日向恭太郎

16年前に事故に遭った永夢の手術を担当した元医師で衛生省の役人。

貴利矢は彼が行ったその手術内容に疑問を抱いていたが、最終的に彼を疑う事は止めた様子。


檀正宗 / 仮面ライダークロノス

第34話で貴利矢を生き返らせた幻夢コーポレーションの社長。

貴利矢は自身を生き返らせてくれた恩人として、自らの意思で彼に付き従っている……かに思われていたが、これは彼からプロトガシャットを取り返すための演技であり、彼から10本のプロトガシャットとハイパームテキガシャットを奪い返した。

第38話で黎斗と共に戦うが、正宗が負傷した大我の手術を行う飛彩にわざと失敗するよう指示し、もし助けたら恋人のデータを消すと脅迫した事を話した時には、普段飄々としている彼も「それがアンタのやり方ってわけ!」と激怒した。













以下、トリロジーネタバレ注意













八乙女紗衣子

アナザー・エンディングで登場した再生医療を研究する女医。

彼女に対しては、食事に誘って欲しそうな様子を見せたり、人差し指を口に添えられると初々しい姿を出すなど何かと意識している。

しかし彼女がきっかけで永夢が負傷すると態度が一転。彼女の身の回りを探り、正体を見事に暴いた。

その後も彼女の行方を追い、ピンチを救うことに。失意に落とされた彼女の首に、職員証を掛けエールを贈る。

最終的には、今まで相手にされていなかった彼女からウインクを貰えるように。

更にトリロジーから3年後の小説で、デートに誘われたことを皆に報告し、「恋のレースは自分が一番独走状態でしょ」と言うほど仲は良好。


『てれびくん超バトルDVD 【裏技】仮面ライダーレーザー』(ネタバレ注意)

「この映像が見られてるってことは、自分の身に何か起きたってことだ」

「あんたには自分の意思を継いで、あるゲームをプレイしてもらいたい」

「ゲームの内容は宝探しだ。クリアしたら超・超・超豪華なお宝が待ってる。あんたにクリアできるかな?健闘を祈る」



「…念のため言っとくけど、嘘じゃないからな!」


貴利矢が残したPCからメッセージと宝探しゲーム「爆捜トレジャー」が見つかったことから物語は始まる。

メッセージを見つけた飛彩と永夢がゲームクリアに挑むが…?


(以下ネタバレ注意)
















まず飛彩がプレイするとレーザーレベル1がナビキャラとして登場、テンプレ的な対応をする。

飛彩は速攻でゲームオーバーになってしまい、続いて永夢がプレイするも宝へ続く扉から何故かゲンムが出現、永夢もゲームオーバーになってしまう。

その際、レーザーに「名人」と呼ばれたことが引っかかり再度チャレンジすると、実はレーザーはただのナビキャラではなく、ゲームに侵入した貴利矢だったことが明らかに。

貴利矢は「爆走トレジャー」が実は「究極のゲーム」こと仮面ライダークロニクルのプロトタイプであり、プロトガシャットのデータがその中にあるということを明かす(これが「お宝」であった)。


永夢はレーザー1人ではセキュリティプログラムであるゲンムを突破出来なかったことも見抜いており、久しぶりにコンビを復活、共にゲンムに挑む。

ゲンムはプロトシャカリキスポーツガシャットでプロトスポーツアクションゲーマーレベル0にレベルアップして立ちはだかるが、レーザーとのコンビネーションで翻弄し、さらに永夢の力で「コンビ復活ver.」に変化したプロト爆走バイクガシャットでバイクアクションゲーマーレベル0となってついに撃破する。しかし…


「やったな永夢! …じゃ、ガシャットはもらってくから」


なんとレーザーがプロトガシャットを持ち逃げしてしまい、そのままゲームクリア。

貴利矢を「プログラムとは思えない動きだった」と怪しむ飛彩にポッピーは「永夢の中の貴利矢のイメージがバグスターウイルスと結びついて生み出されたのかも」と推察したが、永夢は本当の貴利矢が会いに来たのだと信じることにした……


スタッフロール後、背景がバグったゲーム世界に立つ、黒ジャケットの貴利矢の姿があった。

その手にはプロト爆走バイクガシャット、そして「そろそろ乗り頃だな」と笑みを浮かべながら呟いて……


(時期的にバグスターとしてのコンティニューは当分先なので、恐らくゲームオーバーとなり消滅してしまった貴利矢はプロト爆走バイクガシャットにデータが保存され、そのデータが「爆捜トレジャー」に侵入した、という筋書なのだと思われる。ここで手に入れたプロト爆走バイクガシャットのデータと永夢から奪ったゲーマドライバーでコンティニューを行った…のだろうか?)


劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』(ネタバレ注意!)

仮面ライダークロニクルクリア後を描く劇場版でもCRのドクターとして活動している。

仮面ライダー風魔忍者プレイヤーの聖都大学附属病院襲撃事件を運よく逃れ、残された黎斗と共に事件の真相を知るべく調査を開始。小星作からマキナビジョンジョニー・マキシマの情報を入手した貴利矢は、忍者プレイヤーの手裏剣でゲーム病に感染した人々の意識が仮想現実の世界に囚われていることを見抜き、マキシマの元へ向かう。しかし南雲影成にウイルスを投与され彼も仮想現実の世界に囚われてしまった。


バグスターゆえに役割を演じさせられることは回避し、人々を助けるべく仮想現実の世界にやってきた永夢と合流、情報を共有。追ってきた風魔とクリエイターゲーマーの戦いを見守り、クリエイターゲーマーの力で無事に脱出に成功した(現実の肉体は雨が降る野外に放り出されていた)。


事件を起こした真意を語る影成と永夢のぶつかり合いの中、突如としてマキシマが登場。その正体であるゲムデウスマキナへと変貌した彼に他のライダーたちと共に立ち向かうも全く歯が立たず一撃で変身解除。黎斗とパラドの行動で力を封じ込まれたゲムデウスマキナが去り、力を取り戻すまでのわずかな時間の中、影成の娘であるまどかの緊急手術に向かった永夢・飛彩・明日那を見送った貴利矢は不完全なうちにゲムデウスを倒そうとする大我の後を追い、彼と共に立ち塞がった風魔との戦闘を開始する。手術に挑んでいるまどかのことを伝え彼女の元に行こうとしない影成に「父親失格だな!」と告げ、スナイプとの同時攻撃で撃破した。

しかし時既に遅くゲムデウスはある程度力を取り戻し行動を再開、立ち向かうもののやはり敵わずにゲームオーバー寸前まで追いつめられるも手術を終えたブレイブのレベル100の力で助けられる。その後戦線を離れ、永夢の説得を受けた影成の元にレーザーレベル2で駆け付け、彼をまどかの元まで送り届けた。


最終決戦後、リプログラミングに関する新たな論文を纏めている。また明日那との会話からバグスターウイルスのワクチンの開発に成功しているようだ。


劇場版においても未だバグスターのままな貴利矢だが、いつかまた人間として再び永夢達と並び立つ日は来るのだろうか。だが、人間としての己を待つ相棒に救われた男は、今日もまた戦い続ける。相棒を助けるバイクでもあり、真実を求めるドクターでもある仮面ライダーレーザーは今日も困難なレースを走り続ける。


仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』(ネタバレ注意!)

そして、かつて人間としての自分を殺めた檀黎斗とは、ワクチン作成による78回の殺害も含め、奇妙な友情ともいえるものが生まれていた。貴利矢は黎斗をからかい半分ながらも「神」と呼び、黎斗自身も貴利矢との絶妙なコンビネーションを見せていた。


…だが、本編から2年後に黎斗は、監獄から脱走、ラスボスと化してしまう。そして神の名と彼を一度は破滅に追いやった「マキシマム」の名を併せ持った彼のガシャットのレベルはビリオン(10億と完全なウイルスの意味の英単語とのダブルミーニングと思われる)。

最後のゲーム「ゾンビクロニクル」発動により、世界は未曽有のパニックに包まれた。


そして『ゲンムvsレーザー』の表題の通り、消滅した筈の正宗にある言葉を託された貴利矢は、神に等しい力を手に入れたゲンムレベルビリオンに挑むことになる。

ゼロデイから始まるこの因縁の決着の勝敗は神《ゲンム》か、それとも一筋の希望の光《レーザー》か。いま戦いの火蓋が切られようとしている―――。

パラドクスWithポッピーでパラドが永夢を半殺しにした件など騒動の背後に居た再生医療センター研究員・八乙女紗衣子に違和感を覚えてから、事態を嗅ぎまわっていた貴利矢は、その裏に居た黎斗にいち早く辿り着く。

ゴッドマキシマムの偉力を思い知った貴利矢だったが、そこに乱入した正宗から、今度は「嘘のない」願いを託される。


紗衣子に感染者の未来を託し、永夢に自身の「白衣」を預け、貴利矢は自らの命を捨てた決戦に挑む。

檀櫻子を医療が救えなかったことにより、倫理だけが狂ってしまった孤独の天才・檀黎斗を止めるために。


だが、逆を言えば、ドクターすらも対処に疲弊し、誰もプレイしなくなってしまった「ゾンビクロニクル」に、唯一挑んだのが九条貴利矢である。ある意味で貴利矢は最も黎斗を理解していたのだろう。

決戦は正宗の想いを受け、互いに相討ちとなる。黎斗も、そして貴利矢もまたライダーゲージが0となり、再び無へと還ることになった―――。


はずだったのだが。黎斗も貴利矢を理解していたのか、ゴッドマキシマムマイティの力により、ゴッドマキシマムを打ち破った貴利矢は人間としての再生が始まっていた。

互いに救い救われる関係となった紗衣子にも、貴利矢に対しては思う所があったようであり……貴利矢に与えられたのは、全くの想定外である希望にあふれた『アナザー・エンディング』であった。


……本当に、黎斗は消滅したのだろうか?

貴利矢に一瞬見えた、土管と黎斗は、幻影だったのだろうか?

果てにある未来を知る者は、誰もいない。


余談

「監察医」という仕事

本作に登場する衛生省や聖都大学病院は架空の組織・施設であるが、監察医務院は実在の組織である。

正式名称を「東京都監察医務院」といい、東京都福祉保健局の外部部局で、監察医の養成も行っている。


そもそも「監察医」とは、死体解剖保存法第8条に基づいて、都道府県知事が特定の地域(市町村単位。東京都の場合は東京23区)を対象として設置する役職である。

伝染病・中毒・災害により死亡した疑いのある死体や死因が判明しない死体を検案(死亡を確認し、死因とその種類、死亡時刻、異状死との鑑別を総合的に判断すること)・解剖し(「行政解剖」と呼ぶ)、死因を解明するのが監察医の仕事である。

犯罪の疑いのある死体を解剖する「司法解剖」は裁判所が大学医学部に依頼するのが通常で、監察医本来の業務では無いが、東京都の場合は東京地方裁判所が東京都監察医務院に依頼する場合もある。


2017年現在、監察医を設けている都道府県は東京、大阪(大阪市)、兵庫(神戸市)、愛知(名古屋市)の4都府県だけで、「監察医務院」という形で常勤の監察医と自前の解剖室を持っているのは東京のみ。大阪と兵庫は事務所を設けているが実務は大阪大学神戸大学が行い、愛知は「愛知県死因調査研究会」を構成する名古屋大学名古屋市立大学・愛知医科大学・藤田保健衛生大学に委託している。

『監察医・室生亜季子』(『エグゼイド』と同じ東映制作)などのヒットで脚光を浴びている仕事だが、あまり充実しているとは言えないのが現状である。

東京監察医務院は元々東京大学慶応義塾大学の法医学教室に委託されていた流れを汲む。

上記の事情から監察医専業というのはかなり少なく、大学の法医学教室教員や開業医と兼業している者が数としては多い。


本作の設定がどこまで現実に準じているかは不明である(ゲーム病は患者の死と共に肉体が消滅するため、解剖が行えない)が、貴利矢も基本的には臨床より法医学寄りである。

作中では衛生省や幻夢コーポレーションの意向に背いて貴利矢が行動している場面も多い。


番組関係

第12話放送後の2016年12月25日朝、東映公式ニュースがtwitterで第12話についてのツイートを発信したが、その際#なんできりやすぐ死んでしまうんと言う公式ハッシュタグを発行した。このタグ及びそれが原因で起きた騒動は個別記事を参照されたし。

更にその後、有料サービスの東映ファンクラブ限定で仮面ライダーレーザー メモリアルTシャツの受注開始を発表したが、前面のレーザーレベル3のドット絵の下に大きく描かれていた言葉は、よりにもよって「GAME OVER」…何故そのチョイスにしたし。

おい東映公式、貴利矢先生が何をしたというのか


仮面ライダー鎧武/ガイム』にて早期退場し物語のターニングポイントを作った初瀬亮二/仮面ライダー黒影役の白又敦が、第11話と第12話の放送後にtwitterで貴利矢へのメッセージを送っている。

※①第11話後のツイート

※②第12話後のツイート


第14話のOPでは彼の姿が消滅しており、他のライダーに差し替えではなく存在していた場所にノイズだけが残っている、サビ直前のシーンではレーザーだけ既に変身していると言う演出は、ますます視聴者のトラウマをえぐった模様。なお、第25話以降の新OP映像でもこの演出は引き続き採用されている(檀黎斗も同様)。

(実は第13話の時点で上述の演出はとられていたが、テレビ放送版では平成ジェネレーションズの予告映像に差し替えられていたため、ノイズのシーンが無かった。因みに第13話に限り、レベル3だけは引き続き登場していた。)


なお、東映HPによると(スタッフ側で)一番彼の消滅に焦ったのは、リプログラミングを作品に取り入れようと提案していた医療監修の林昇甫《しょうほ》だったとか。


第12話とその後の出番

「レギュラーと思われたキャラクター」が「物語のターニングポイントとなる時点」で「死亡(消滅)」するという点から言えば、次回予告である程度覚悟は出来ていたとはいえ彼は第3話の悲劇の亜種とも言える。

もしかして戦場のメリークリスマス


彼の死亡が決定的になった直後、ネットでは「ナリアこい」「ナリアはよ」と30分前のコンティニュー担当者を呼ぶ声が多数投稿された。

その甲斐あってか、どうやらコンティニューする機会を得たようである。

超スーパーヒーロー大戦』『仮面戦隊ゴライダー』『【裏技】仮面ライダーレーザー』


ちなみに、第30話放送後に黎斗を演じる岩永徹也氏が投稿したツイートが、もしもの可能性を浮上させており、第35話で遂に彼は復活を遂げた。

該当ツイートへの外部リンク


その復活した第35話にて、立ち尽くす永夢の耳元で呟いたことは何かが真面目に議論される中で、別方向で「何を永夢に言えば彼を激昂させられたのか」を競う大喜利のようなものも一部で流行しており、最有力候補はゴルフバグスターによる番組侵略というのが定説となっている。

ついには公式ツイッターでも大喜利が。やはりゴルフバグスターなのか……。

そして、第35話ラストで永夢の耳元で囁いていた言葉は「自分(俺)の嘘にノれ」だった事が本人のツイッターで明らかにされた。


第36話からは第11話以来のOP復帰を果たし、変身後のレーザーも次回予告に復帰している。


ちなみに、消滅することは最初から決まっていたが、復活は当初の予定にはなく、ファンからの人気を反映する形で決まったとのこと。TV本編での再登場は平成ライダー史上前例のないことであるといえる。


結果的にその後の物語にも密接に関わり、役者の影響で大幅にキャラクター・展開変更がなされた檀黎斗同様に初期の構想から大幅に物語を変えたキャラクターだと言える。その物語への関わり具合や岩永徹也、小野塚勇人氏の演技もあって、この二人が関わらなかった後半の物語が想像できないという視聴者も多い。

なお貴利矢が復活しなかった場合、西馬ニコがレーザーに変身する予定だったそうである(「公式完全読本」によるニコ役の黒崎レイナ女史へのインタビューより)。


撮影エピソード

第12話の退場シーンの撮影時、真冬かつ雨でずぶ濡れの中撮影が行われていたため、永夢役の飯島氏が大量の鼻水を流していたらしく、それを見た小野塚氏は「俺…、コイツに運命預けられないわぁ…。」と内心思っていたそう。


関連タグ

仮面ライダーエグゼイド 仮面ライダーレーザー 仮面ライダーレーザーターボ

4号ライダー ドクターライダーズ


関連・類似キャラクター


4号ライダー変身者

呉島貴虎九条貴利矢氷室幻徳


外部リンク

九条貴利矢 | 仮面ライダー図鑑 | 東映


TVLIFE webの小野塚勇人のインタビュー

劇団EXILE公式twiiter上の第12話についての小野塚勇人のツイート

第12話後の小野塚勇人の公式ツイート

番組公式ブログの第12話についての小野塚勇人の記事

【インタビュー】劇団EXILE・小野塚勇人、シリーズ史上異例の復活『仮面ライダーエグゼイド』で見つけた「自分らしさ」

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