演:野村宏伸
概要
衛生省の衛生大臣官房審議官。
元は臨床の医師と言う経歴の持ち主で、当時は技術・人格とも優れた医師として患者にもスタッフにも慕われていた。また、主人公である宝生永夢が幼少期に事故に巻き込まれた際、彼のオペを担当し彼の命を救ったと言う過去を持ち、彼の言動は永夢に多大な影響を与えた。
現在は臨床を離れ、バグスター対策の政策を担っている。
5年前の「ゼロデイ」の悲劇の再発を防ぐべく、「幻夢コーポレーション」の檀黎斗に仮面ライダーの変身システムの開発を依頼した。
劇中での動向
初登場は第1話。
衛生省にて天才ゲーマーMならゲーマドライバーの適合者になれるはず、という仮野明日那の進言を「適合者なら間もなく帰国する」と遮り、適合者のために電脳救命センター(CR)復旧を命じる。
その後は巡り巡って永夢がゲーマドライバーを使ってエグゼイドへと変身するのだが……
第9話にて久しぶりの登場を果たす。
CRへやってくる途中だったがグラファイトによりプロトドラゴナイトハンターZガシャットから散布されたバグスターウイルスに感染させられ、ゲーム病を発症してしまう。
CRにて治療を受ける最中、再会した永夢に「ゲーム医療はドクター自身の命に関わる危険な行為」と説く。そして、自分にストレスがあるとするならばその原因は「機密にしているバグスターの存在が一般人に知られ、パニックになること」と断じた。
第10話では、自分1人で治療を行おうとする永夢の発言に対して「それがドクターを志す者の言葉か!」と叱咤し、同時に「ドクターに必要なのは、チームの信頼関係だ」「自分1人の力を過信するな」とも告げた。
同話の終盤にて、グラファイトが倒された事で無事にゲーム病も完治した。
当初、九条貴利矢からは永夢の適合手術を密かに行っていたのではないかと疑われており、周辺を調べられていたが…。
その後、グラファイトが引き起こした大規模感染を受けて情報操作を打ち切り、第13話冒頭にて自ら記者会見を行い、日本国民へ向けてバグスターやCR関係の情報を開示して理解を求めた。
第23話では黎斗の陰謀を阻止するよう永夢達に指示。同話の終盤では、黎斗の命を救えず意気消沈していた永夢に「誇りを持て。君は人類の命を救ったんだ」と優しく諭した。
第26話では、人類を滅亡させるためのゲーム「仮面ライダークロニクル」の対策に乗り出した。当初はパニックを起こさない為にゲームの使用禁止及び回収のみを通達し、ゲーム内でレアキャラ扱いされているライダー達にはあえて待機命令を出した。
その後は日本国民へ向けての記者会見に臨むが、マスコミからの厳しい追及に苦しめられる。しかし、永夢達が患者を救う為に待機命令を無視して戦いに臨んだと言う知らせを受けて覚悟を決め、「ゲームのプレイヤーはゲーム病の進行かゲームオーバーで死に到る」と言うそれまで隠して来た事実を公表。自らの保身や組織の体裁より人々を救う道を選び、「どうかCRのドクター=仮面ライダー達を信じて欲しい」と訴えた。
第42話では、ゲムデウスのウイルスに感染した患者達を救う為のワクチンとなるドクターマイティXXガシャットの完成、新檀黎斗の身柄確保に貢献した貴利矢に、正式にCRに所属して貰いたいと通達。
そして身柄の確保された黎斗については、彼もドクターマイティXXガシャットの完成に貢献した事を考慮し、特例措置として「彼の身柄は今後も引き続きCRに任せ、衛生省の許可が無い限り彼の身柄を自由にする事を禁止する」という通達を出した。
なお、第13話で明日那が新しいナース服にチェンジした場面や、新檀黎斗が檀黎斗神へ改名した場面などは特に突っ込む事なくスルーし、後者に至っては無言で映像通信を切っている。
主な人間関係
事故に遭った幼い頃の永夢の手術を担当、完治するまで彼を見守っていた。入院していた彼にゲーム機を与えたのも、彼に「患者が笑顔にならないと意味が無い」との信念を抱かせたのも恭太郎。『マイティノベルX』ではさらに彼が永夢に与えた影響が語られている。
なお、彼が「天才ゲーマー『M』」と同一人物だと言う事に気付いていたかについては不明。
仮野明日那 / ポッピーピポパポ / 仮面ライダーポッピー
恭太郎の部下にして永夢たちドクターのパートナー。
飛彩の帰国を待たずして天才ゲーマーMの捜索にあたった。そしてこの事が巡り巡って数年越しの永夢との再会に繋がった。
九条貴利矢 / 仮面ライダーレーザー / 仮面ライダーレーザーターボ
永夢が適合手術無しに変身できることに疑問を抱いた監察医。
彼が調べたところによると永夢の手術は後にも先にも幼少時の手術しか行われておらず、担当医が恭太郎であったため彼に疑念の視線を向けられた。なお、その後の調査で貴利矢は永夢を信じる事に決めて恭太郎への疑いを一応打ち切り、物語の進行と共に永夢の謎も暴かれていった。
第42話ではドクターマイティXXガシャットの完成と黎斗の身柄確保に貢献した彼に、正式にCRに所属して貰いたいと通達を出した。
前述の通り、ゲーム医療システムを開発を依頼した。