「この花嫁を私の妃にし、あの男が消滅した時、私は完全な個体となるのだ!」
概要
『仮面ライダーエグゼイド』第2話に登場したバグスター。
ファンタジーRPG「タドルクエスト」のデータを取り込んでおり、そのゲームに登場する悪の大魔法使い「アランブラ」の姿をモチーフとしている。
全身が赤く、白い装束を身にまとっており、赤い魔法の杖「アランブラスタッフ」を駆使して、拘束(シバール)、麻痺(シビレール)、回復(イエール)といった多彩な魔法攻撃を繰り出す。また、人質を取って戦闘を有利にしようとするなど狡賢い一面を持つ。
バグスターユニオン時の姿は城の塔とファージを合わせたような姿で、城壁を出現させて敵の攻撃を防いだり、矢の雨を降らして攻撃を行うことができる。
本編での活動
グラファイトによって散布され、婚約を間近に控えた青年、名取蓮介に感染。「発症」によって蓮介の身体を乗っ取り、ブレイブとエグゼイドに襲いかかる。ブレイブによって分離させられるも、突如現れたゲンムの妨害によって、逃亡する。
その後、結婚式場に来た蓮介の結婚相手・豪田麻美を妃にする事で完全な姿へ覚醒する事を目論み、駆けつけたエグセイドに、「変身すれば麻美を殺害する」と脅して戦闘不利に追い込む。
しかし、後に現れたブレイブによって形勢が逆転。魔法の杖を使い様々な魔法を繰り出すも、ブレイブのガシャコンソードの氷結技により魔法の杖を凍らされ、魔法が使用不可能に陥る。最期はエグゼイドのガシャコンブレイカー・ハンマーモードの「マイティクリティカルフィニッシュ」で吹っ飛ばされ、宙を浮いている所へ追撃したブレイブのガシャコンソードの「タドルクリティカルフィニッシュ」を受け爆散した。
なおこの裏ではもう一つの事件が起こっている(後述)
Lv5
「ブレイブ、いや天才外科医。貴様を葬る!!」
CV | 松本大 |
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身長 | 198.5cm |
体重 | 103.6kg |
第13話より登場するアランブラの強化復活形態。
外見的にはただフードを被っているだけだが、フードの効果で以前にも増して魔力と耐久力が大幅に上がっており、「アランブラスタッフⅤ」から相手の時間を止める「トマーレ」の魔法などの強力な魔法を身に付けている。
天才外科医・白河一樹に感染し、彼の身体を乗っ取って実体化。かつて自身を倒したブレイブとエグゼイドに復讐するべく、途中から参戦した仮面ライダーゲンム・ゾンビゲーマーレベルXと共に彼等を圧倒するも逃亡される。
その後、白河と同じく天才外科医である鏡飛彩を再び襲撃し、途中で合流したゲンムやスナイプを交えた戦闘になるも、永夢が変身したエグゼイドダブルアクションゲーマーを見て唖然とし、永夢と「M」の人格が喧嘩している間に逃亡する。
そして今度は病院に直接襲撃を仕掛けるも、エグゼイドが爆走バイクガシャットで召喚したバイクゲーマーレベル2によって無理やり港まで移動させられ、そこで合流したゲンムと共にエグゼイドと再戦。ゲンムとの連携で彼を追い詰めるも、永夢と「M」が双方の人格を肯定したダブルアクションゲーマーにゲンム共々圧倒され、最後は「マイティダブルクリティカルストライク」を受け爆散。残った彼のデータはゲンムのガシャコンバグヴァイザーに回収された。
その後
なお、第24話ではパラドの手によって他のバグスター逹と共に再度復活を遂げており、『仮面ライダークロニクル』のプレイヤーとしてエントリーした。
レベルは不明だが、第25話では複数のライドプレイヤーを圧倒していた。本人曰く「伝説の魔法」と呼ばれる「クダケチール」なる魔法が使用可能になっているらしいが、使用する前に撃破された為詳細は不明。
その後、第26話ではパラドクスやソルティと共にライドプレイヤー逹を追い詰めていたところに仮面ライダー達が駆けつけ、自身はスナイプシミュレーションゲーマーレベル50と対決。最終的に『バンバンクリティカルファイヤー』でまたしても撃破されてしまった。
しかし第25話でのソルティの発言から、今後もまた復活すると思われていた。案の定、第28話ではソルティと共に再度復活した事がニコのスマホの情報から判明した…が、とうとう画面に映る前に倒されてしまったらしく、彼を倒したクリアの証しをニコが入手している。
その後も第35話で再登場したが、ライドプレイヤーを相手取ろうとしたところをエグゼイドやゲンムに邪魔され、再戦時はレーザーターボプロトコンバットバイクゲーマーの射撃による流れ弾を浴びるなど散々な扱いを受けた挙句、撃破される際は「マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ」を防ぐ為にレーザーターボによって盾代わりにされてしまった。
本編以外での登場
『仮面戦隊ゴライダー』では、黒幕が開発したゲームの影響で復活を果たしたバグスターの一体として登場。
いくら倒しても復活を繰り返し、他のバグスターと共にブレイブとスナイプを追い詰めていくが、ゲームの世界が消滅した事で復活出来なくなり、消滅した。
『仮面ライダージオウ』第4話でも一瞬だけ登場。2016年の時代で初めてエグゼイドとブレイブに倒されるところをゲイツに目撃されている。
余談
名前の由来は、「アブラカダブラ」と、スペインに実際に存在する「アランブラ城」と思われる。
彼の必殺技である伝説の魔法「クダケチール」は毎度発動直前に撃破され、失敗すると言うのが半ばお約束になっている。結局その全貌は物語最終盤で、彼の能力を取り込んでいるゲムデウスが発動するまで事で不明のままであった。そのプロセスは相手の頭上に展開した魔法陣から炎と雷を纏った氷の塊の召喚し、叩きつけて爆砕するという物。
関連タグ
仮面ライダーエグゼイド バグスター タドルクエストガシャット
関連・類似項目
- 仮面ライダーブレイブ:こちらは同じくタドルクエストガシャットで変身する仮面ライダー。