「ハイパームテキ!」
「ドッキーング!」
「パッカーン! ムーテーキー!」
「輝け!流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼイド!」
概要
『仮面ライダーエグゼイド』に登場するライダーガシャットの一つ。
初登場は第35話。第34話から仮面ライダークロノスを倒すために新檀黎斗により開発が行われていた。
新黎斗曰く、「私の才能の集大成」。
ゲーマドライバーに装填したマキシマムマイティXガシャットに合体させ、このガシャットの上面にあるスイッチを押し込むことでガシャットエングレイブが開いてゲーマドライバーを覆い、エグゼイドムテキゲーマーへと変身する。
ただし、変身には天才ゲーマーM=パラドの力が必要となる。
必殺技発動時の無敵状態を再現・維持することであらゆる攻撃に対して無敵となり、さらにゲームエリアと自身を遮断する遮蔽フィールドを発生させることで、ゲームエリア内の時間を止める「ポーズ」中でも動くことができる(遮蔽フィールドについてはムテキゲーマーの設定でしか言及されていないが、同アイテムで同効果が見られる以上同じ仕組みだと思われる)。
形状
ラベルには長髪の黄金のマイティが描かれており、ガシャット自体の色も金。
トップ画の通り既存のそれとはまったく異なる形状をしており、ムテキゲーマーの変身時にはゲーマドライバーのディスプレイの上にセットしマキシマムマイティxと合体させる。
上部のスイッチを押すとゲーマドライバーのディスプレイを覆うようにパネル=ガシャットエングレイブが下に開き、マキシマムゲーマから飛び出すムテキゲーマーのグラフィックが表示される。
無敵モード
「ムテキガシャット!」。
「ガッチャーン!ムテキレベルアップ!」
横に突き出た十字の星の部分を端子としてゲーマドライバーの二つ目のスロットに挿入することで、他のライダーガシャットで変身していても無敵効果を付与できる。
劇中ではブレイブ・レガシーゲーマーレベル100とゲンム・ゾンビアクションゲーマーレベルX-0が使用した。
ただし効果時間は10秒ほどと短く、ゲーマドライバーの二つ目のスロットに挿入する関係上、使用できるのは基本的にそのスロットが空いているレベル0か2の基本形態に限定されることになる。
ただしこれは同時に、ゲーマドライバーで変身しないパラドクスレベル50・スロットを両方使っているパラドクスレベル99、およびバグルドライバーⅡで変身するクロノス等の強敵には扱えないという安全性にもなっていると考えられる。
またレベル3以上の形態から差し替えで変身した場合、直前の形態を引き継いだまま無敵を付与する仕様らしく、初使用の第36話ではデンジャラスゾンビガシャットを差し替えたゲンム・ゾンビアクションゲーマーレベルX-0が無敵モードになった。ゲーマドライバーを使用し、且つ一本挿しの基本形態をもつライダーでさえあれば変身に制限はないのかもしれない。
···と言っているが上記のゲンムが使った際の無敵時間をカウントすると、初めて使った故ポーズの中で動けるまで多少ラグが生じていたがそれを差し引いても25秒ほど経過してからタイムアップになっていた。謎の初登場補正···
なお、10秒間というのはガシャットが生成する発光強化粒子「スパーキングリッター」が限界量に達するまでの時間であり、時間制限はオーバーフローによる変身者の自壊を防ぐための安全措置である。
そのため、「10秒ごとにレバーを開け閉めすれば実質ムテキでは?」ということにはならない(それを裏付けるかのように、第40話ではブレイブ、スナイプ、レーザーターボ、ゲンムが交代して使用しようとしていた)。
無敵の力こそ付与されるものの攻撃力は据え置きなので、結局のところ無敵モードは有効打にはならなかったがこの時点ではポーズの中で動けるライダーがムテキゲーマー以外1人もいなく無抵抗のままやられるよりポーズ内で動けるこのモードを使うのも良い選択だったのかもしれない。
小説版では永夢がムテキの力を無制限に使えるのはマキシマムマイティXガシャットがあるためだけでなく、永夢自身のアイデアから生まれたからだと推測されている。
「・・・タイムアップ!」
追加機能
第40話にて窮地に立たされた正宗の「ハイパームテキさえなければ」という思いから発現した能力「リセット」により仮面ライダークロニクルの時間を戻され、ガシャットが消滅してしまう。
続く第41話にて永夢と黎斗の協力(貴利矢も付き添っていた)により再開発が行われ、夜を徹した作業と黎斗の12回もの過労死の末、新たに仮面ライダークロニクルの攻略状況を保存する「セーブ」機能を搭載された。
ゲーム内容
新黎斗曰く「あらゆる攻撃が一切効かない主人公最強の無双ゲーム」。
………実際にやって楽しいかは謎。
"あらゆる攻撃が一切効かない"という文面や"無双ゲーム"という単語が指し示す意味が各ゲームによって異なるため厳密に言えば不明だが、一応現実にもスーパーソニックのような制限時間があるものやワリオランド2のように主人公が不死身でダメージの概念がないため死なないというゲーム自体は存在している。
ダメージを一切受けないという意味ではスーパーマリオメーカーのスターランがゲーム内容としては近いのかもしれない。
小説『マイティノベルX』にてキャラクター原案は幼少期の永夢が黎斗に送ったファンレターにあったゲームのアイデアだったことが判明した(TV本編で映ったイラストには、パーフェクトノックアウトやマイティブラザーズXX、マキシマムマイティXの元になったキャラが描かれている)。
玩具版
単品・マキシマムマイティXガシャットとのセットの二種類で2017年6月17日(土)に発売。
前作のムゲンゴーストアイコン同様、主人公宝生永夢の音声も収録されている。
ガシャットの端子形状が特殊なため、ガシャコンスパローやバグルドライバーなど一部玩具は対応しておらず、ガシャコンキースラッシャーやパラブレイガンなどのように一部機能が使えないものも存在する。
またゲーマ召喚用ガシャットとの組み合わせも可能だが、ムテキにして何をするんだと思われるようなゲームもあったりする。
こういったゲームではオプション機能・消費アイテムとして「一定時間ミスを無効にする」というものが存在する場合がある為完全に無意味という訳ではないが。
余談
第36話では説明に終始して無敵モードでは攻撃しなかったが、ガンバライジングでは無敵モードの状態で敵にタックルするという技がある。無敵状態での体当たりはアクションゲームではよくあること……であるがアクションゲーマーでなくともタックルを行う(ブレイブ・スナイプ・ゲンム・レーザーターボの4人で共通)。
関連タグ
ムゲンゴーストアイコン←ハイパームテキガシャット→ジーニアスフルボトル