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ジーニアスフルボトル

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じーにあすふるぼとる

ジーニアスフルボトルとは、特撮番組「仮面ライダービルド」に登場するキーアイテムの一つである。

『グレート!』

「オールイェイ!」

「『ジーニアス!』」

概要

仮面ライダービルドジーニアスフォームに変身に使用する究極のパワーアップアイテム。

その原型は第36話で桐生戦兎が捨て身作戦に使用したパンドラパネルであり、それを元に葛城がジーニアスフルボトルとして完成させた。

ジーニアスフルボトルを保護する外装メタルパーツは二重構造になっており、外装はパンドラパネルを用いたものを使用。

内部の空間圧縮コンテナには60本のフルボトルの成分、ラビットタンクスパークリングの発泡増強粒子、ハザードトリガーの万能増強粒子、フルフルラビットタンクボトルの万能調整粒子などが個別に保管されている。

今まで戦兎が使っていたアイテムの機能全てが詰まった、まさに『天才』の意味を冠するボトルである。

普通に変身アイテムとして使うだけでなく、対象に直接セット部分を刺す事で毒などを解毒することが可能な模様。

名称は「フルボトル」となっているが、公式での紹介では「缶型アイテム」とも紹介されているため、モチーフはボトル缶と思われる。

起動すると変身音のイントロが鳴る。

経歴

初登場は第39話

記憶を取り戻した葛城巧が対エボルト用に開発した。第36話で桐生戦兎の捨て身作戦に使用したパンドラボックスの一部を元に葛城が開発した。

そして葛城は内海成彰が変身するマッドローグに対抗するため、ジーニアスフルボトルを起動させようとするが……

「反応しない?」

なんと理論上使用可能なはずのジーニアスフルボトルが起動できないという事態に陥ってしまう。

そんな時、龍我「桐生戦兎はなあ……正義のヒーローなんだよ!」という発言をトリガーに戦兎の記憶が復活。

「自意識過剰な正義のヒーローの復活だ!」

復活した戦兎はジーニアスフルボトルを起動し、ついにジーニアスフォームへと変身を遂げるのであった。

「さぁ、実験を始めようか」

劇場版ではベルナージュの力によってゴールドラビットフルボトル、シルバードラゴンフルボトルと1つになりクローズビルド缶となった。戦闘後には元のボトルに分離した。

第48話では、白と黒のパンドラパネルとロストボトルによる、新世界創造の際に内部のエネルギーを利用されて、パワーを失ってしまい、使用不能になってしまった。

後の劇場版で再使用可能になるかが気になるところである。と思いきや、Vシネマ『ビルドNEW_WORLD仮面ライダークローズ』にて、どうやったのかは不明(仮にファイナルステージの設定が生きてる場合、新世界が出来上がるまでの戦いの中でジーニアスボトルが力を取り戻した為であると考えられる。そうでない場合はボトルの成分を再充填したものと思われる)だが再び使用出来るようになっていたようでキルバスの毒に侵された戦兎が自身の解毒と、旧世界での人体実験のダメージが残っている人々の治療に使用した他、続編のVシネマ『仮面ライダーグリス』では最終決戦でジーニアスフォームに変身している。

ハイパーバトルDVD「プライムローグ」では、変身の一瞬を付かれてエボルトにジーニアスフルボトルを奪われるのだが、その際手品感覚で『天才』と描かれた缶に摺り替えられてしまう(突然の出来事に戦兎も驚愕している)。ちなみに、この変身の隙を妨害するのは過去にエボルトリガーでの変身を妨害されたことへの意趣返しと思われる。

その後、どうなったのかは不明だが、ちゃんと手元に戻ってきた模様。

立体物

DXトイが2018年の6月16日に発売。

連動アイテム

フルボトルを2本挿せるアイテムでのみ連動可能、それ以外は連動不可。

ビルドドライバー/エボルドライバー/ツインブレイカー(ただしツインブレイカーに装填した場合ジーニアス側のスイッチが押されるため変身待機音が流れたままになってしまう)

余談

なんと、このジーニアスフルボトルの音声は本作ではビルドドライバーでお馴染みの小林克也氏とスクラッシュドライバーでお馴染みの若本規夫氏両名が交互にボイスを言うという仕様になっている。

戦兎と葛城が統合された事で使用できるようになったジーニアスフルボトルがこの両名のボイスが当てられているのは、過去(葛城巧)と未来(桐生戦兎)が一つになるという意味があるのだと思われる。

なお、「フルボトル」という名称だが特に振る要素もギミックもない。

劇中でもこれまでのフルボトルのように内部成分を活性化させる為に振る動作を行わずに使用されているが、これは設定上ジーニアスフルボトルに加えられた振動を60倍に増幅させる装置「マテリアルアクティベイターGN」が搭載されている為。かすかな振動であっても十分に内部成分を活性化させる事が出来るので、ボトルを取り出してセットする動作のみで問題無く使用出来るようになっている。

原典の「パンドラの箱」において、パンドラが箱を開けて災厄を全て外に出してしまった後、「希望」だけが中に残ったと語られている。このジーニアスフルボトルはパンドラボックスの一部をベースに作られている事から、ブラックホールフォームという災厄が解き放たれた後に残された「希望」そのものと言えるだろう。

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