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cv:小林克也


ベストマッチ!


概要編集

仮面ライダービルドおよび仮面ライダークローズが使用する変身ベルト

ただし、何らかの形で譲渡あるいは奪取される形で他の人物に使われるケースもある。


台数編集

Vシネ「仮面ライダーグリス」時点においては

の合計5台が確認できる。

(その他、エボルトによってすり替えられた動作不良を起こす試作品のビルドドライバーも存在する)


  • 桐生戦兎のビルドドライバー
その他の使用者万丈龍我、氷室幻徳、キルバス

葛城忍の設計図を元に葛城巧が開発したビルドドライバー。当初葛城巧はこのビルドドライバーを使用し、エボルトを倒そうとしたものの、それに勘づいたエボルトに試作品とすり替えられてしまう。

その後エボルト(石動惣一)から記憶を失った葛城巧=桐生戦兎に託され、仮面ライダービルドの変身に物語を通して使われる事となった。

また、万丈が仮面ライダークローズに変身出来るようになった時は、万丈用のビルドドライバーが出来るまでお互いシェアしたり、『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダープライムローグ』では石動美空を介して(横取りして)氷室幻徳が一時的に使用した。


新世界ではキルバスによって一部のフルボトルごと強奪され、ファイヤーヘッジホッグや仮面ライダーキルバスの変身に利用されるものの、万丈がキルバスを撃破した事で再び戦兎の元に戻ってきた。


  • 万丈龍我のビルドドライバー
その他の使用者伊能賢剛

桐生戦兎が製作したもう一つのビルドドライバー。これによってビルドとクローズが戦場に並び立つ事が可能となった。

スクラッシュドライバーを使用するクローズチャージ登場以降は出番が無かったものの、ドラゴンスクラッシュゼリー破損により再び登場、クローズマグマ、グレートクローズの変身に再び使用された。劇場版では伊能が万丈を洗脳し、グレートクローズドラゴンごと奪取、仮面ライダーブラッドの変身に使われた。


  • 葛城忍のビルドドライバー
その他の使用者猿渡一海

葛城忍が使用するプロトタイプのビルドドライバー。忍に合わせてチューンナップされており、スペックは桐生戦兎のビルドを上回る。

葛城忍の死後、nascitaの奥にしまっていたが猿渡一海が持ち出し、グリスブリザードへの変身用として使用。2人の使用者が連続して死ぬ不運に見舞われた。

新世界は再び一海がグリスブリザード、パーフェクトキングダムに変身するが、これと同じビルドドライバーかは不明(ここでは便宜上、同一の物という扱いにしておく)。


  • 浦賀啓示のビルドドライバー

『仮面ライダーグリス』より、新世界で葛城忍が作成したビルドドライバー。国際テロ組織ダウンフォールにより強奪され、浦賀啓示の手に渡ってしまう。


  • 氷室幻徳のビルドドライバー

『仮面ライダーグリス』より、物語後半でプライムローグの変身に使用。説明は無かったが葛城忍が作ったスペアだと思われる。


使用ライダー編集

このように主役ライダーの名前を冠するベルトだが、拡張性の高さから様々なライダーに使用された。


機能編集

振ることで刺激を与え成分を活性化させた2つのフルボトルを装填し、右側にあるレバーを回転させることでビルドへと変身できる(フォームの中には所謂「武器腕」も存在するが、ボトル・レバーの操作に差し障るような描写は無い)。

ビルドの変身時や必殺技時に数式を実体化させる機能もあり、思考整理や必殺技時の敵の拘束にも利用する。


装着していなければビルドドライバーは装填したボトルのベストマッチ判別機としても使用可能。この機能は当初からビルドドライバーに搭載されていた機能ではなく後から戦兎の手で加えられた機能であることが第3話で明らかになった。

実際第13話の回想でビルドドライバーを使って戦兎が初変身した際にはベストマッチ音声が出ていない事が確認出来る。また、葛城忍が製作したビルドドライバーには当然ベストマッチ機能は搭載されていない為、第43話で葛城忍がビルドドライバーを使い変身した際にはベストマッチ音声は出てこなかった。


ドライバー本体のボルテックチャージャー付近には機能拡張スロット「BLDライドポート」が設けられている。

また、ネットムービーではSDカードを入れられることが判明している(描写から機能拡張スロットに入れるのではなく、その横にSDカードのスロットがあるようである)。


なお、フルボトルの中には特定の組み合わせによって過去の平成ライダーに変身するレジェンドミックス」という特殊なベストマッチが存在するが、その場合ドライバー内部に疑似回路を生成してオリジナルの仮面ライダーと全く同じ能力を再現するというディケイドもびっくりな隠し機能がある。


『L&Pアンプリファー』(回転部分にある変換装置)というパーツにも変身者の強く正しい思いが特殊成分に変換され、感情を持つ存在に精神+肉体的なダメージを与える。

この能力はビルドの最強フォームジーニアスフォームが攻撃した相手に何らかの感情を芽生えさせる能力、クローズビルドの「CBドラゴンフットシューズ」や「CBドラゴンファイトグローブ」には変身者の強い思いによって攻撃を増す能力があり、これらの能力と非常に相性がいい事が窺える。まさにラブアンドピースの為にあるベルトだと言えよう。


フルボトルホルダー編集

その名の通りフルボトルのホルダー。ビルドドライバーの左に付いており、任意のフルボトルを3本まで装填しておくことが可能。だが戦兎と龍我(初変身時のみ)しか使用することはなかった。


音声編集

(動物・職業のフルボトル名)! (無機物のフルボトル名)! 【(ベストマッチの場合)ベストマッチ!】 Are you ready!?」までは共通。

ベストマッチでの変身時はその後フォームごとの専用音声が流れ、トライアルフォーム(亜種形態)への変身時は共通の音楽が流れる。


開発者編集

開発者は悪魔の科学者こと葛城巧プロジェクト・ビルドの一環で開発された。

後にファウストに誘拐された美空を救出する際、惣一がフルボトル・パンドラパネルと共に奪い、戦兎に託されることとなる。

相性のいいフルボトル同士を装填した場合のベストマッチ判別機能は戦兎が開発・搭載したとされているが、トゥルー・エンディングに登場した葛城巧が変身したビルドや終盤で葛城忍が変身した際には、ベストマッチ判別機能が発動しており、この設定は曖昧であり矛盾している。


変身するにはハザードレベル3(ネビュラガスを注入されながらもスマッシュに変貌しない人間)以上の素質が必要になる。


終盤になると巧の父である葛城忍が「究極のドライバー」を元に設計・立案したことが明らかとなる。


玩具版編集

『変身ベルト DXビルドドライバー』が2017年9月2日に発売。ラビットとタンクのフルボトルが付属。

音声はベルト側に搭載されているため平成二期恒例の黙ると死ぬベルトタイプ。


食玩『ラクラクモデラー』シリーズの第一弾、第三弾にラインナップ。同シリーズのフルボトルホルダーに付属しているフルボトルを装填することが可能だが、装填方法が異なる。


ビルドドライバーの音声を担当する小林克也は、本職は声優ではなくラジオDJ(ただし、最近は役者タレントとしての活動も多くなってきている)。76歳の現在も現役バリバリで活動を続けており、特に洋楽のヒットチャートを専門に扱う番組「小林克也 Best Hit USA」は多くのリスナーを持つ、小林の人気番組となっている。他にも割と色々な場所で彼の声を耳にする機会は多いため、視聴者の中には、声を聴いた瞬間、ピンときたという方もいたかもしれない。


DXビルドドライバーのフルボトルを装填するスロットには、ヤクルトボトルシーズニングボトルアストロスイッチウルトラカプセルもベストマッチするので、Twitterではその点がネタにされている。


余談編集

本体下部のチューブとギアの配置をよく見るとカタカナで「ビ」「ル」「ド」と読める。


また、戦兎が開発したライダーの変身待機音やビートクローザー等、武器の必殺技待機音やBGMノリやセンスが良いのは佐藤太郎の音楽的センスが影響しているのではと考察するファンもおり、一部ファンからはDJ葛城」「佐藤太郎の頃の音楽性のノリが残っているのでは」等と言われている。

無論、佐藤太郎と戦兎との間に直接の繋がりは無いため理論上はありえない考察であり、一種のネタとして見るべきであろうが、彼もまたこんな形で戦いに華を添えていたと考えるのも胸熱かもしれない。


尚待機音やレバー回転音が単調な分汎用性が高く、クローズドラゴンラビットタンクスパークリングをはじめとした追加アイテムの待機音やレバー回転音とミックスすることで(玩具版ではほとんどずれてしまうが)新たな待機音やレバー回転音ができる。


名称の「ドライバー」の前につく単語が「ド」で終わる場合、「ドライバー」と繋げて「○○ライバー」となるのが『ディケイド』以降の変身ベルトのお約束になっているのだが、これのみがそうなっていない。

何故なら東映の過去作品に既に「ビルドライバー」が存在するからである


装着音がライドウォッチジクウドライバーに装着した時の音声になっているシーンがある(第44話、ハイパーバトルビデオ等)。


関連タグ編集

変身ベルト 平成ライダー

ビルド(仮面ライダー) フルボトル


主役ライダー&2号ライダー&劇場版限定ライダー変身ベルト

ゲーマドライバービルドドライバージクウドライバー



外部リンク編集

ヤクルトを入れた場合

調味料の瓶を入れた場合 その1 その2

アストロスイッチを入れた場合 その1 その2 その3

ウルトラカプセルを入れた場合


音声演出(ネタバレ注意)編集

変身前に発される「Are you ready?(準備はできたか?)」の音声は、劇中で何度か単なる音声を超え戦兎に対する覚悟の問いかけの演出として使われることがある。

代表的なのは第16話での戦兎がアイデンティティを取り戻し立ち上がるシーンと第21話でのスタークとの特訓前。前者は「過去を背負う覚悟はあるか」、後者は「人を殺す覚悟はあったのか」という意味で受け取ることができる。


第46話では猿渡一海の「命を懸ける覚悟」への問いかけとして使われており、それに応える形となっている。


ちなみに30分前の番組の合体技発動時においてもも上記の言葉が使われている。


一方、映画『Be_The_One』では戦兎がクローズビルド缶を使用する際にスナップビルダーの展開に巻き込まれて困惑する龍我が「ダメです!」と喚くのを無視してそのまま変身する、といったどこかコミカルな演出がされた。

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