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HUGっと!プリキュア

はぐっとぷりきゅあ

2018年放送のプリキュアシリーズ15作品目。
目次[非表示]

なんでもできる! なんでもなれる! 輝く未来を抱きしめて!

概要

2018年2月4日放送開始のプリキュアシリーズ15作品目。略称は「ハグプリ」「はぐプリ」。
2017年10月17日に特許電子図書館にて、東映アニメーションによる商標登録の出願(商標出願2017-129933)およびタイトルロゴが公開され、同年11月29日に公式サイト(関連リンク参照)が開設された。

HUGっと!
キュアマシェリとキュアアムール



スタッフ

メインスタッフは東映アニメーション側のプロデューサーに『魔法つかいプリキュア!』で同職を務めた内藤圭祐が再登板。

シリーズディレクター(監督)は前年と同じく二人体制となり、『フレッシュプリキュア!』で同職を務めた座古明史に加え、数々の女児アニメをヒットさせ、日曜朝8時30分枠でも多くの作品に関わってきた佐藤順一がプリキュアシリーズに初参入。
佐藤順一が古巣の東映アニメーション作品でシリーズディレクターを務めるのは『おジャ魔女どれみ』(無印)以来18年ぶりとなる。
シリーズ構成はこれまでもプリキュアシリーズのサブライターとして参加してきた坪田文が担当する。

キャラクターデザインは『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5 GoGo!』『スマイルプリキュア!』で同職を務めた川村敏江
総作画監督については『魔法つかいプリキュア!』でキャラクターデザインを担当した宮本絵美子と、歴代プリキュア作品で作画監督を務めた山岡直子が各話ごと交互に担当する。

音楽は前年と同じく林ゆうきが続投する。
下記するように15周年という節目もあってなのか、プリキュアシリーズに深く関わってきた経験者を揃え、それをベテランが支えるような手堅い人選となっている。

オープニングテーマは宮本佳那子が担当。これまで『Yes!プリキュア5(GoGo)』『キラキラ☆プリキュアアラモード』でエンディングを担当し、声優としても『ドキドキ!プリキュア』で剣崎真琴キュアソード)を演じた彼女が、節目の年でついにオープニングを担当する。
エンディングテーマは『魔法つかいプリキュア!』と同様に、本作のプリキュア役の声優が歌う。

プリキュアシリーズ15周年

2018年でプリキュアシリーズは15周年を迎えるということで、内藤プロデューサーによると「15周年目ならではの仕掛け」もあるということ。
その一つとして、秋の映画キュアブラック&キュアホワイトと共演することが決まっている。
また、サブタイトルなどでは時たま歴代プリキュアに関連したフレーズが使われている。

プリキュアエンブレム詰め
ピンクキュア集合(アンソロ表紙)



ちなみに「プリキュア10周年おめでとうメッセージ」の企画が実施された『ハピネスチャージプリキュア!』の放映年は2014年。……あれ? じゃあ2018年放映の今作は14周年じゃないの? と疑問に思う方も多いであろう。
確かに、本来ならば「周年」は人間の実年齢と同じ考え方をする。つまり、生まれた年は「0歳」で、満1年経過した2年目からが「1歳」になる。なので、プリキュアシリーズが生まれて15年目の作品である本作は14歳=14周年となるべきである。
ただ、近年では誕生年を「1歳」と扱うかぞえ年のカウント方式で周年を記念するイベントも多いのが実態であり、今回はその方式で周年を計算しているのである。

この作品の次のプリキュアはついに平成の次の元号という新しい地平に到達することになる。
ひょっとしたら今作を15周年として扱うのは、次の作品を15周年記念作品ではなく「新元号初の作品」として扱い、何かチャレンジングな企画をやろうと計画しているからかもしれない。
なお、過去にはシリーズ作目である『5GoGo!』時に、今回同様に5作目=5周年と標榜していたことがある。

テーマ・特徴

本作のテーマとして公式が掲げたキーワードは「子どもを守るお母さん」「ヒロイズム」「子育て」「お仕事」の4つ。

ABCアニメーション側のプロデューサーである梅田和沙によると、
「今回の『HUGっと!プリキュア』は、愛情、友情、親愛を示す行為であるHUG(ハグ)をその名に冠する、愛にあふれたプリキュアです(HUG=抱っこ・抱きしめる)。不思議な赤ちゃん、はぐたんを守り育てるため、襲いかかってくるワルモノたちとの戦いや、日々のお世話に大忙し。そんな多忙な毎日を“子供を守る母の愛”で明るく乗り切っていきます。プリキュアシリーズはこれまで15年間、戦うヒロインを描いてきましたが、一番身近なお母さんこそ女の子にとっての強く、優しく、カッコいいヒロイン像を体現しているのではと考え、本作では“子供を守るお母さん”としてのプリキュアを描いていきます」
と本作のコンセプトを紹介している。
(プレスリリースから抜粋。全文はこちら

母なるプリキュア
下からめちょっく!!



プリキュアのデザイン

テーマの中に「お母さん」が含まれているためか、変身後にはルージュマスカラといったメイクが施され大人っぽい顔立ちになる。
ルージュがひかれるのは『ドキドキ!プリキュア』のキュアエース以来(通常の変身時の姿。サブフォームや強化フォームを含めると『ハピネスチャージプリキュア!』のチェリーフラメンコシャーベットバレエイノセントフォームがある)。

また、プリキュアたちのコスチュームも「大人のお姉さん」感を意識して、様々な職業のユニフォームをモチーフにしたデザインとなっている。

なお、3人のプリキュアにはそれぞれ、キュアエール=元気、キュアアンジュ=知性、キュアエトワール=力という明確な特徴を持っており、三者三様感が出されている。戦闘でもそれぞれの得意不得意を補い合って敵をしりぞける「チーム感」を大事にして描いているということ。
また、初期情報の段階でプリキュアが3人体制であり、これはフレッシュプリキュア!Go!プリンセスプリキュアについで3作目となる。

HUGっと!プリキュア
キュアマシェリ&キュアアムール



多忙なプリキュア

歴代のプリキュア妖精には赤ちゃんの妖精も結構いるため、育児要素は過去作でも多少は盛り込まれてはいた。だが、育児それ自体をメインテーマとして扱うのは意外にも15作目である本作が初となる。
この点について内藤プロデューサーは、
「お世話ごっこあそびは、女の子たちからは根強い人気があります。ただ、シリーズではこれまで妖精のお世話はあったのですが、描写の難しさもあって、赤ちゃんの育児はありませんでした。プリキュアは戦闘では、赤ちゃんを守りながら敵を倒す力があります。しかし変身をしていない彼女たちは中学2年生で、育児の知識はありませんし、常に育児をすることもできない。それに視聴者の子どもたちへの影響を考えると、親にうそをついて赤ちゃんを隠して育てる展開にもできません。いろいろと無理が出てきてしまう」
と過去作で育児描写をメインにできなかった理由を述べている(朝日新聞平成30年5月2日夕刊のインタビュー記事より)

しかしこの考え方には「プリキュアに変身する少女が1人で育児をする」という無意識の前提がある。ワンオペ育児が社会問題化する中「お母さん役」に育児を全て押し付けるのではなく、プリキュアたちの仲間や家族とともに「支え合う育児」ならば、プリキュアの世界観にあうのではないかとして、育児テーマが採用されることになったということ。

また、メインテーマの中に「お仕事」のキーワードがあることからわかるように、「おしごと体験を通じて社会性を育む」という要素も作中に盛り込まれている。しかしこれは主人公の母親のタウン誌の企画で行われるという設定であり、プリキュアとしての使命とは直接的には無関係なものとなっている。
つまり本作のプリキュア達は中学生として学業をこなしながら、おしごと体験も別個に行いつつ、プリキュアの使命としてはぐたんを守らなくてはならない。さらにいえば各キャラクターは自分の将来の夢を持っているものも多く、そのために割く時間も必要になっている。学び、働き、育て、戦いながら、未来の夢をつかむという5つもの役割が同時に担われているのだ。
これについては、どんな仕事をしていても、やりたいことを我慢しなくても、母親という役割は担えるんだというメッセージ性もあるだろうが、5つもの役割が同時に担われていることは、育児1つだけでも「中学生には大変だから」という理由で避け続けていた過去作からすれば180度の方向転換と言える。
過去作から見たときの特殊性はスタッフも理解しており、梅田P・内藤Pの両人ともに「多忙な日々を送るプリキュア」ということを強調している。
だが、これらについても上記の「支え合い」が前提になっており、その忙しさを一人で抱え込まないことに細心の注意がはらわれている。本作のプリキュア達は未来への不安や自分の未熟さに苦悩することはあっても、日々の忙しさ自体に疲れ果てるような描写はない。

キャラクターに担われる役割の多さゆえに、初期3人のプリキュア作品としては各話のシナリオで扱われる情報量が比較的多め。限られた尺の中でそのあたりを上手く処理するため、前回ラストと次回アバンを積極的に繋げるなどストーリー進行が過去作よりも若干スピーディーなものとなっている。また、物語の核心に迫る描写も序盤から多用している。『結果』さえ描けば伝わる内容なら『過程』をすっ飛ばすことも結構多い(ほまれの立ち直り~スケート練習復帰までの流れなど)

キュアエール2
フレ!フレ!みんな!



未来への讃歌

公式に挙げられたキーワードでは含まれていないが、本作で見逃してはいけないテーマとして「未来」がある。本作のキャッチコピーも「輝く未来を抱きしめて!」である。
本作の敵組織であるクライアス社は「未来からの侵略者」であり、タイムトラベルで時間の流れを遡行して現代世界へやってきた者たちである。そしてプリキュア達のキーパーソンであるハリハム・ハリーはぐたんもまた未来からやってきた者たちだ。ハリーやはぐたんは玩具展開の便宜上いわゆる「プリキュア妖精」として扱われているが、作中での彼らは単なる「未来人」であり、妖精のようなファンタジックな存在ではない。
その影響もあってプリキュアシリーズでは珍しくSF的なガジェットも多く登場しており、その典型例はルールー・アムールが実は人間ではなく、クライアス社の製品である人類管理用アンドロイドRUR-9500だったということである。

また、「未来」という要素は表面的なガジェット面だけに限らず、一年のストーリー構成でも重要なキーワードになっている。
本作の物語を一言でまとめるならば、未来に夢や希望などないのだから時間の流れを止めて昔の夢に浸ろうとする大人達と、「自分のなりたい大人」になるために未来の自由を手に入れようとする子供達との相容れない闘争である。世代格差を思わせるこのテーマは放映当時の世相を反映していると感じるかもしれないが、鷲尾天がプロデューサーを務めていた初期のプリキュアシリーズの敵キャラは「思春期の少年少女に対して大人の事情を盾にして理不尽を押し付ける大人達」の姿を寓話的にデフォルメしたものであったため、その意味ではある種の原点回帰だろう。

はぐっと!
キュアエール!



ストーリー

3人の新しいプリキュア誕生(第1話〜第5話)

超イケてる大人のお姉さんになりたい中学2年生の野乃はな。前髪を切り過ぎるわ遅刻はするわで転校初日は大失敗。
でも、なんだか素敵な出会いもあったりまた明日からの日々に胸躍らせていたところ、空から降ってきた不思議な赤ちゃん「はぐたん」と、そのお世話係(?)のハムスター「ハリー」と出会います。
そこへ「クライアス社」という悪い組織がはぐたんの持つ「ミライクリスタル」を狙って現れ、怪物を出して襲ってきたのです。
はぐたんを守りたい!というはなの強い気持ちによって新たなミライクリスタルが生まれると、はなは元気のプリキュア・キュアエールに変身します。
ミライクリスタルとは、この世界にあふれている明日をつくる力・アスパワワの結晶。これが奪われてしまうと、みんなの未来が無くなってしまいます。
みんなの未来、そしてはぐたん。大切なものを守るためのキュアエールの物語が今幕を開けます。
(※公式サイトから転用)

キュアエール
HUGっと!プリキュア_03



転校生のはなは、不思議な赤ちゃんのはぐたんとハムスターのハリーと出会う。
彼らは自分たちの世界の「未来」を奪った悪の組織「クライアス社」の魔の手から逃れるべく、現代日本の「のびのび町」にやってきた。
未来が奪われた世界は時間の流れが止まってしまい、生きているものも生きてないものも風も海も空も大地も全てが凍りついたように動かなくなる。そんな状態になったはぐたんたちの世界を元に戻すには、「4人のプリキュア」が扱える「8つのミライクリスタルの力が必要だという。
最初は戸惑うはなだったが、クライアス社の好きにさせては誕生日もクリスマスもイケてるお姉さんになる夢も全部無くなってしまう。

その一方、クライアス社も「ミライクリスタル・ホワイト」を持つプリキュアを探しており、その任務にクライアス社の係長・チャラリートが任命されていた。
己の保身のため、キュアエールに覚醒したはなに続き、薬師寺さあやがキュアアンジュに覚醒したことを隠し続けていたチャラリートだったが、2人のプリキュアを誕生させた失態を上層部に知られており、組織から「最後のチャンス」を与えられて余裕がなくなっていた。
輝木ほまれを誘拐してプリキュアを倒そうと覚悟を決めるチャラリートだが、結果的にはほまれがキュアエトワールに覚醒することになり、チャラリートは最後のチャンスをも失敗して撤退する。

さあやちゃん♪
HUGっと!プリキュア_04


ほまれ
キュアエトワール



そして、元気で頑張り屋のはな、優しくて豊富な知識を持つ薬師寺さあや、クールでオシャレな輝木ほまれ。3人の新しいプリキュアはみんなの輝く未来を守るため戦うこととなる。

心の深いところから生まれる輝き(第6話〜第11話)

ヒョンなことからミライパッドの力もありお花屋さんの"仕事"を体験したはなたち。
その楽しそうな様子に目をつけたはなの母親・すみれは彼女たち3人に様々なお仕事体験をさせる雑誌連載企画を思いつく。はな達も乗り気で、学業に育児に加えてお仕事まで加わった多忙な日々が始まることになる。
また、独善的だが憎めない男の子若宮アンリやちょっと変わった女の子愛崎えみる、そしてミステリアスな大人の男性ジョージなどとの新しい人間関係も広がり、はな達の日常はより濃厚に充実したものとなっていった。
もちろん、プリキュア活動も忘れていない。
チャラリートの再三に渡る不祥事の結果、ルールーパップルが代わりにミライクリスタル奪還の任務に就くこととなったクライアス社は相変わらずオシマイダーを暴れさせていた。
働く大人たちが本来守るべき人々の笑顔も未来も奪うのが仕事だというクライアス社に、はな達は改めて闘う決意を固めことになる。

さて、はなたちがプリキュアに覚醒してからも輝く未来へ向かうためには困難がつきものだった。
みんなを応援することは出来ても直接誰かの役に立てず落ち込むはな、母親の威光と周りの期待に呑まれ、自分が本当にやりたいことが何か分からないさあや、一流選手として友達といる時間とモスクワという素晴らしい舞台を天秤にかけられるほまれ。
さあやの「今まで認め支えてくれた仲間の気持ちに応え、いつか自分の道を自分で開きたい」、ほまれの「たとえ寄り道でも、たくさんの経験を通してもっと自分を輝かせたい」という決意等、彼女たちは現実と向き合いながら少しずつでも答えを自ら見つけ出す。

さあやは天使
ほまれちゃん誕生日おめでとう~



その一方で、はなだけは「大人になれば何でもできる、何でもなれる」という幻想を無邪気に信じていたがゆえに、まだ自分の未来について真剣に向き合っていなかった。
雑誌のお仕事体験企画のために「はぐくみフードフェスティバル」のお手伝いに参加したはな達。
自分がさあやとほまれの2人と比べて未熟で、特別な能力や才能を持ち合わせていないことを思い知らされたはなは打ちひしがれ、自らとその未来への自信を失い、それゆえに一時的にプリキュアに変身できない状態になってしまった。
そこにパップルが現れてオシマイダーを暴れさせる。アンジュとエトワールだけでオシマイダーに立ち向かう中、応援だけでもと戦場から離れなかったはなとハリーだったが、彼らにオシマイダーの攻撃が襲いかかり絶体絶命の危機に。
その時、はぐたんが不思議な光を放ってオシマイダーを浄化し一命を取り留めた。だが、その代償としてはぐたんのアスパワワは激しく消耗。はぐたんは高熱を出して昏睡状態となる。
夜を徹した皆の必死の看病のおかげで峠は越えたはぐたんだが、自分のせいではぐたんを危険な目に合わせてしまったとはなは激しい罪悪感に苛まれてしまう。

その後、最後通告を受けたチャラリートがパップルの計画によってオシマイダーに成り果て、プリキュアを倒そうと街中を無差別に破壊しだす。
はぐたんの一件でプリキュアをやめようと考えていたはなも、この状況を座視することはできなかった。自分にしかできないことが目の前にあるならば逃げてはいけない。その気持ちで再び変身したキュアエールは街を守ろうと躍起になるが、強大な力を得ていたチャラリートに圧倒されてしまう。
はなは自分の中の弱さや罪の意識を克服できないまま必死に戦い続ける。何も持たない自分にこの状況を克服できる力が欲しい。心からそう願ったとき、遂にはなからも新たなミライクリスタルが生み出される。
そのクリスタルははなの願いを叶えるために「力」を形として顕現させ、後の世に伝説として語られる武具「プリキュアの剣」へと変化する。これこそ、伝説の戦士のために約束された奇跡の力。未来にまで語り継がれる英雄の証。
その剣を手のしてチャラリートにとどめを刺そうとしたキュアエールだが、その自分の姿にチャラリートが激しく怯えていることに気づき、彼女はすんでのところで刃を止める。
だが、このキュアエールへの恐怖心がきっかけでチャラリートの精神は暴走し、自身のコンプレックスを暴露しながら自分で弱体化していく。
そんなチャラリートの姿は、劣等感に苛まれていたさっきまでの自分と同じだとキュアエールは気づき、「必要なのは剣じゃない、それは自分のなりたいプリキュアじゃない」と悟る。
「何も持てない誰かの悲しい気持ちを、例えそれが敵でも傷つけたくない。本心から応援したい。それが私のなりたいプリキュアだ」という彼女の心の奥底の想いに応えるように、プリキュアの剣は剣としての属性を失い、全く新しいアイテム「メロディソード」へと姿を変える。

ガールズの約束7
私がなりたいプリキュア!



そして、メロディソードを使用したプリキュアの新たな必殺技「プリキュア・トリニティ・コンサート」を受けたチャラリートは浄化されて元の姿に戻り、彼をクライアス社から離脱させることに成功する。

留学生? ルールー・アムール(第12話~第17話)

ビューティーハリーショップにて開催されたパジャマパーティー。夜も更けたころ、ハリーはほまれに促され、ようやく身の上を明かした。
ハリーとはぐたんは、今の時代よりもはるか未来の世界の出身であり、クライアス社によって「世界の未来」が奪われ時間の流れが停止する直前にタイムトラベルによる逃走をはかり、この時代にたどり着いたのである。
そして、ハリーがいうには、剣をとって戦ったはずのプリキュアの歴史が、剣を拒否したはな達のために変化しているという。ハリーは歴史改変の影響を恐れて今まで黙っていたが、はな達ならば輝く未来を切り開けると確信したのだった。
その一方クライアス社では、チャラリートの失脚後、プリキュアの力に興味を持った同社のアルバイト・ルールーが、有給休暇を取って個人的に行動を開始していた。
ルールーはプリキュアの出現地域を分析しその正体を特定。アスパワワを増幅させ予測不能な奇跡を呼び起こすプリキュアの中でも特にキュアエールに着目し、その力の源を解明すべく留学生「ルールー・アムール」と身を偽り、なんとはなの家でホームステイを開始するのだった…。

そんなわけで始まったホームステイに何も知らず大はしゃぎのはな。
ところがルールーはあくまで任務第一で、心の機微も上手く理解できないため、はなやクラスメイトの歓迎を「理解不能」と一蹴し距離を置かれてしまう。
そんな中はなは「好きだから、家族として色んなことを一緒にやろう」と心からの気持ちを懸命に伝えるのだった。
はなの優しさに触れたことで胸の痛み……愛情を僅かに自覚したルールーは、それをきっかけに本音と建前を覚えたり無自覚ながら赤ちゃんに笑みをこぼしたり、任務に無関係な人間社会に溶け込みはじめていた。
またとある休日にはプリキュアのまねごとをしていたえみると出会い、彼女なりのヒーローの心と音楽を教えてもらう。
短い間の交流はたしかにルールーの中の何かを変えていく。
だがそれは、クライアス社アルバイト社員として信じてきた道を揺るがすことと同義だった。

はぐっと!
ぷりきゅあHUG



そんな二足の草鞋を履き続けるうち人の愛を知らず知らず覚え、遂にはオシマイダーから一般市民を守ろうとまでしてしまう。
偶然にもその様子を見ていたパップルは「プリキュアの正体が分かったのならさっさと変身アイテムを奪うべき」と命令、ルールーは内心躊躇しつつも承諾する。
が、大ピンチのキュアエールとキュアアンジュ、そんな2人を助けたいと願うほまれを見て遂に裏切りを覚悟で友を救いたいと決意。丁度騒動で落ち込んだ隙にこっそり盗んだほまれのプリハートを正面から堂々と返却した。
オシマイダー浄化後、プリハートのことを知っていたことから彼女の素性を怪しむキュアエールたち。
そこにクライアス社の制裁だろうか、強烈な光線がルールーを襲い、耐えきれなかった彼女は金属音と火花を残しながらその場で崩れ落ち……。
ルールーはもともと時間停止した世界を管理するためクライアス社が作りだしたアンドロイドで、はなたちを調査するため潜入してきたスパイだった。
その事実を突きつけられても彼女をなんとか助けようとするはなたちを、過去が過去だけにハリーは大反対。しかし最後に見た光景もあってルールーを信じようと再決意する。

だがそこへ、リストルとパップルの手によって記憶を初期化された上、強化パワードスーツを纏ったルールーが現れた。
プリキュアたちはルールーの変貌に戸惑うも、何とか止めなくてはと変身し、激しい攻防を繰り広げる。
そんな中いつものように分析を開始するルールーはやがて、さあやが負けず嫌いなこと、ほまれが先日脈拍の上昇などをさせていたこと、はなが「家族になろう」と言ってくれたことを思い出す。思い出は消去されたはずだが、彼女自身が無意識に消去を拒絶していたのだった。
思い出と育った心を取り戻したことで、それと相反する任務でたくさんの人を騙し裏切った己の所業を後悔し、「バグが発生したための」胸の痛みに苦しむルールー。
それでもキュアエールは変わらず答え続ける。
「だまされてなんか……ない!」 「わたしがそう思ってないからそうなの!」
その上でルールーが好きだから、今戦っている間も心が痛いと優しく諭すのだった。
心から寄り添ってくれた皆の優しさに耐えきれず、声をあげて泣き出すルールーはもうクライアス社の製品などではない。
先程までの痛みはバグではなく、新たに心が生まれた証。ひとりの少女『ルールー・アムール』となった彼女は再びはぐくみ市に帰ってくる…今度は正真正銘はなたちの友達として。

拳のツキアイ
無題



ところが間の悪いことに、彼女たちははなの妹のことりのクラスの女の子・愛崎えみるに正体がばれてしまう。

愛のプリキュア覚醒(第18話~)

ルールーが新たな人生をスタートさせたその日、プリキュアの正体がはな達であることを知ったえみるがやってきた。
ルールーと一緒にプリキュアになることを目指すえみるは、プリキュア修行と称してはな達に接近する。
当初は初めて知った人間の心に戸惑いながらも、次第にえみると確かな友情を育んでいくルールー。
しかし、残念ながらプリキュアは4人限定だった。
それでも夢を諦めず互いが互いを想い合う心が奇跡を呼び起こし、ふたりは「愛のプリキュア」キュアマシェリとキュアアムールへの変身を果たす。
エール、アンジュ、エトワール、マシェリ、アムール……こうして、運命を越えて集結した5人のプリキュアの新しい日々が始まるのだった。

えルっと!
愛のプリキュア💖



登場人物

プリキュア

フレフレみんな!
輝く未来を抱きしめて!



妖精

はぐたん
ハムスターやない!ハムハム・ハリーさんや!



クライアス社

リストルさん
ルールーちゃんとチャラリート


代表取締役社長

社長秘書

あざばぶ支社の社員

新幹部

怪物


プリキュアの家族

野乃一家の人々
愛崎正人


野乃家

薬師寺家

ほまれの保護犬

愛崎家


取り巻く人々

戻ってくるんだ!…無理です!
ハグプリ8話2


ラヴェニール学園の学生

ラヴェニール学園の教職員

その他の人物

???

  • ジョージ(声:森田順平
  • 未来世界のプリキュア?(第2話の回想シーンらしき場面で存在が仄めかされた4人のプリキュア。恐らくハリハム・ハリー達が暮らしていた未来の時代で活躍していたものと思われるが、現時点では詳細不明)


プリキュアスーパースターズのキャラクター

幸せ
闇の鬼火



漫画

上北ふたごによるコミカライズ版が『なかよし』2018年3月号より連載された。

映画

2018年3月公開の『映画プリキュアスーパースターズ!』にキュアエール&キュアアンジュ&キュアエトワールがプリキュア映画初登場。魔法つかいプリキュアキラキラプリキュアアラモードの各メンバーと共演する。
2018年10月27日にプリキュア15周年記念映画として『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア』が公開予定。キュアマシェリ&キュアアムールがプリキュア映画初登場。

主題歌

オープニング

We_can!!HUGっと!プリキュア (1話-)

  • 作詞:藤本記子(NostalgicOrchestra)
  • 作曲・編曲:福富雅之(NostalgicOrchestra)
  • 歌:宮本佳那子

エンディング

HUGっと!未来☆ドリーマー (1話-)

  • 作詞:ミズノゲンキ
  • 作曲・編曲:睦月周平
  • 歌:キュアエール(CV.引坂理絵)・キュアアンジュ(CV.本泉莉奈)・キュアエトワール(CV.小倉唯)
キミとともだち (18話)
  • 作詞:坪田文
  • 作曲:藤本記子(Nostalgic Orchestra)
  • 編曲:福富雅之(Nostalgic Orchestra)
  • 歌: 愛崎えみる(CV:田村奈央)、ルールー・アムール(CV:田村ゆかり)
*ストーリーからエンディングテーマに代えた形で流れた。

放送回(注意:この項目はネタバレを含みます)

話数サブタイトル初登場キャラ※1概要/関連タグお仕事スタイル※2
1フレフレみんな!元気のプリキュア,キュアエール誕生!野乃はな薬師寺さあや輝木ほまれはぐたんハリハム・ハリー(妖精体)十倉じゅんな百井あき阿万野ひなせ千瀬ふみと内富士先生梅橋先生野乃森太郎野乃すみれ野乃ことりプレジデント・クライリストルダイガンパップルチャラリートルールーオシマイダー野乃はながキュアエールに覚醒-
2みんなの天使!フレフレ!キュアアンジュ!ハリハム・ハリー(人間体)薬師寺さあやがキュアアンジュに覚醒-
3ごきげん?ナナメ?おでかけはぐたん!(なし)はぐたんとハリー、野々家と家族ぐるみでの付き合いが始まる-
4輝け!プリキュアスカウト大作戦!もぐもぐ輝木ほまれがキュアエトワールへの覚醒に失敗-
5宙を舞え!フレフレ!キュアエトワール(なし)ほまれがキュアエトワールに覚醒-
6笑顔、満開!はじめてのおしごと!咲田マリ、草間お仕事体験がスタート/ドリル少女花屋さん
7さあやの迷い?本当にやりたいことって何?一条蘭世若宮アンリ薬師寺修司薬師寺れいらさあやが女優の卵の道を歩み始める/野菜少女キャビンアテンダント
8ほまれ脱退!?スケート王子が急接近!ジョージほまれがフィギュアスケーターとして再起-
9丘をこえ行こうよ!レッツ・ラ・ハイキング!愛崎えみるえみるとはな達との出会い/はなかっぱ(プリキュア)-
10ありえな~い!ウエイトレスさんは大忙し!(なし)自信喪失したはながネガティブな気持ちに囚われ、プリキュアへの変身能力を失うウエイトレス(さあや・ほまれ)たこ焼き屋(はな)
11私がなりたいプリキュア!響け!メロディソード!!(なし)はなの再起、メロディソードの誕生-
12ドキドキ!みんなでパジャマパーティー!ルールー・アムールみんなでパジャマパーティー、そして恐怖の訪問者が野乃家に……-
13転校生はフレッシュ&ミステリアス!(なし)ルールーが野乃家にホームステイという形で潜り込みスパイ活動開始-
14はぎゅ~!赤ちゃんスマイルめいっぱい!せいたろう、すずか、吉見リタさあやとルールーの育児対決。負けず嫌いさあや保育士
15迷コンビ…?えみるとルールーのとある一日愛崎俳呑愛崎都愛崎正人えみるとルールー、運命の出会い/キュアえみ〜る/キュアらりるれルールー/えルっと!プリキュア/ギュイーンとソウルがシャウトするのです-
16みんなのカリスマ!?ほまれ師匠はつらいよ(なし)サブキャラ主役回その1(じゅんなとあき編)。ルールーの正体がはな達にバレる/制服パップル-
17哀しみのノイズ…さよなら、ルールー(なし)記憶消去されたルールーとプリキュアとの悲しき対決。えみるにプリキュアの正体が知られる/ルールーロボ-
18でこぼこコンビ!心のメロディ!(なし)ルールーがクライアス社を正式に離反。えみると親友になる-
19ワクワク!憧れのランウェイデビュー!?ジェロスサブキャラ主役回その2(アンリと正人編)。えみるとルールーがファッションショーに出演画家
20キュアマシェリとキュアアムール!フレフレ!愛のプリキュア!(なし)えみるとルールーがそれぞれキュアマシェリ、キュアアムールに覚醒-

※1…エンディングの「声の出演」で名前が出ていたキャラクター名
※2…ミライパッドで変身したお仕事の衣装

なお回によっては、シリーズ15周年に因んでかサブタイトルに過去の作品を思わせるフレーズが入っていることがある。現時点では第6、9~14話が該当(表のリンク先は元と思われる作品)。また第19話では本編内で初代を思わせるフレーズを多用している。

関連イラスト

レイフレ18新刊サンプル
マシェリとアムール



関連タグ

カテゴリータグ名
作品関連プリキュア/プリキュアシリーズ一覧
略称・表記ゆれハグプリ/HUGっとプリキュア
アイテムミライクリスタル/プリハート/ミライパッド/メロディソード
用語アスパワワ/トゲパワワ/プリキュアの剣/のびのび町
集合絵タグ
黒化・闇落ちタグ
userタグHUGプリ100users入り/HUGプリ500users入り/HUGプリ1000users入り/HUGプリ5000users入り
感想タグ
カップリングHUGっと!プリキュアカップリング


キャラ別タグ

野乃はなめちょっく/はなこれかわいい/散髪前はな/はなかっぱ(プリキュア)/さあやさん巡回済み
薬師寺さあや野菜少女/ドリル少女/眼鏡さあや/さあやちゃんマジ天使/はなはな大好きさあやさん/変態さあやさん
輝木ほまれなにほまれかわいい/ほまれ高きかわいさ/ほまれちゃんはお化け嫌い
愛崎えみるキュアえみ〜る/ギュイーンとソウルがシャウトするのです/ソウルシャウトえみる
ルールー・アムールキュアらりるれルールー
その他アカルイアス社/制服パップル


関連サイト

HUGっと!プリキュア |東映アニメーション
HUGっと!プリキュア |朝日放送

プリキュアシリーズ」タグ

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