キミとともだち
きみとともだち
歌唱:(ED18話)愛崎えみる(CV.田村奈央)、ルールー・アムール(CV.田村ゆかり)
(One For All, All For One Ver.:挿入歌31話)薬師寺さあや、輝木ほまれ、愛崎えみる、ルールー・アムール
作詞:坪田文
作曲:藤本記子(Nostalgic Orchestra)
編曲:福富雅之(Nostalgic Orchestra)
演奏時間:2:10(18話) 5:17(31話)
BPM:80
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第15話にて、「音楽」や「歌」というもの自体を知らなかったルールー・アムールに対し、愛崎えみるはギターを片手に即興のメロディーを口ずさんで見せる。その「不思議な音と声の組み合わせ」はルールーに衝撃を与え、「もっと聴きたい」という思いを引き起こした。この出来事も一つの契機となり、心と感情を持つに至ったルールーはクライアス社から離反する。
だが彼女はまだまだ人間社会の経験に乏しく、「歌」も高いハードルの一つだった。第18話で歌う事に挑戦してみたものの、単に音程が正確な単語を並べるだけの、まさしく機械合成音のような歌い方になってしまい、えみるに「心に響かないというか…」と評されたルールーは、心とは何なのかを考えあぐねた挙句にシステムエラーを起こして倒れてしまう。
そんなルールーを元気にしてあげたいと、えみるが先述のメロディーに歌詞を付けたのが、この「キミとともだち」である。
ためらうルールーに「一緒に歌いませんか?ルールーと歌いたいのです」と誘いかけるえみる。ルールーも嬉し涙を流しながら歌いだすと、それはもう機械合成音ではなく、自然なメロディーとなっていた。こうして2人は本当の親友になったのだった。
この第18話はえみルー主役回であり、上述の流れのまま、2人が歌うこの曲がエンディングとなる大サービスの演出がなされた。
大したことでないと思われるかもしれないが、これはプリキュアの15年の歴史の中では記念すべきことである。プリキュアシリーズでのEDでの美麗なCGダンスは「本編とは独立したコンテンツ」として扱われており、本編の演出の都合でEDを変えるようなことは長らく避けられていたからだ。
最終回でも通常のEDで終わるシリーズが大半であり、「ふたりはプリキュアSplash☆Star」と「スマイルプリキュア!」の最終回に限っては特別な回想シーン的映像を流していたが、これはやはり最終回だから許されたことである(本作の最終回もEDはいつも通りだったが、代わりにOPを省略している)。
それ以外では映画の宣伝として映画のテーマソングと予告映像に差し替えることがあったくらいである。
音源としては2018年7月4日発売の「HUGっと!プリキュア」ボーカルアルバム【パワフル♥エール】の7曲目に収録されている。
またその後の第31話で、転校前に集団イジメを受けて心を苛まれていた過去が明るみに出たはなを励ますために別バージョンの歌詞でえみるとルールーが披露した。このバージョンについては2019年1月16日発売の「HUGっと!プリキュア」ボーカルベストの10曲目に『キミとともだち (One For All, All For One Ver.) 』として収録されている。
さらに最終回の第49話では大人になったえみるがある天才科学者によって開発された心も体も成長するアンドロイド・ルールーとともに歌っていた。サビ部分では主人公のはなの出産シーンが描かれた。
全プリキュア大投票歌ランキング(NHK BSプレミアム 2019/9/14放送)第19位。
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