解説
公式サイトにて投票を募り、一番好きなプリキュア・作品などをランキングするという企画番組。
投票期間は2019年7月12日(金)~8月31日(土)午後11時59分まで。
結果は2019年9月14日(土)、NHK-BSプレミアムの生放送番組にて発表された。
司会はおなじみ、西川貴教氏。
カテゴリーは以下の4つ。
あなたの好きな作品
最大1つまで。今春公開までの劇場作品も含む。
あなたの好きなプリキュア
最大3人まで。TVシリーズのレギュラーとして登場かつオールスターズ限定である模様。
キュアエコー「ぐぬぬ……」
キュアモフルン「でも大丈夫モフ、次のがあるモフ」
あなたの好きなキャラクター
最大3つまで。妖精・悪役・家族・劇場版ゲストはこちら。1回限りのゲストキャラも多数。
レギュラー以外のプリキュア(前述のエコーやモフルンをはじめ、キュアフラワー等の過去キュアや闇キュア、ハピネスチャージのモブキュア等)はこちらの範疇になる。ただしキュアアンフィニはプリキュア名では登録されていないので若宮アンリで、同様にキュアトゥモローもはぐたんで検索投票のこと。
「1回限りのゲストキャラ」の中には芸能人ゲストキャラ(プリキュア歌手も含む)も多数対象になっている(ゴン隊長やふなっしーのように除外されている場合もあるが)。なのでキュアゴリラことFUJIWARA原西への投票も可能。ただし工藤真由と宮本佳那子は本人役ではそれぞれ2作品(工藤:5とハトプリ、宮本:5とプリアラ)に出ているので、投票する場合はどちらに投票するか間違えないようにされたい。
あなたの好きな歌
最大3曲まで。基本的にアニメ劇中で流れた主題歌・キャラソン・劇場版挿入歌が対象。ミュージカル限定曲などのアニメで未使用のキャラソンや、イメージソングは範疇外となる。
なお、これまでの全ガンダム大投票・全マクロス大投票での前例からして、NHK-FMのアニソン番組「アニソンアカデミー」で裏プリキュアソングスランキングをやる可能性があったが、残念ながら告知がなく開催されずじまいに。
結果
好きな作品
1位:ふたりはプリキュア
※参考として、投票がテレビシリーズに偏りすぎたため、別途映画の上位3作品も発表されている。
1位:映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
3位:映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪
好きなプリキュア
好きなキャラクター
好きな歌
さすがの貫録と言うべきか、初代がほぼ上位を独占した。他にはハトプリとプリキュア5/GoGo、スマプリの人気も根強い。
中でもハトプリはマリンを筆頭にキュアムーンライト(月影ゆり)が12位、キュアブロッサム(花咲つぼみ)が16位、キュアサンシャイン(明堂院いつき)が19位となり、放送内に発表された25位までに全てランクイン、楽曲もHEART_GOES_ONが9位、ハートキャッチ☆パラダイス!が10位に入っている。
5シリーズも、作品部門ではYes!プリキュア5も6位に入っただけでなく、上述の通り映画2作品が映画のみで3位以内に入り、プリキュア部門でもベスト10内にキュアドリーム(夢原のぞみ)が4位、キュアレモネード(春日野うらら)が7位、ミルキィローズ(美々野くるみ/ミルク)が10位と人気の根強さを裏付けている。
最新作というハンデがありながらもスタプリも健闘を見せ、作品自体は13位だったものの、0〜9歳からの投票ではダントツの1位、プリキュア部門ではキュアミルキー(羽衣ララ)が9位、登場間もないキュアコスモ(ユニ)が11位、キャラクター部門ではフワが10位、プルンスが25位、楽曲部門ではパぺピプ☆ロマンチックが7位、これも登場間もない教えて…!トゥインクル☆が15位、スターカラーペンダント!カラーチャージ!が25位と、ランキングに爪痕をしっかり残している。
楽曲に関してはゲスト出演もした五條真由美が「票が割れるんじゃないか」と危惧していたDANZEN!ふたりはプリキュアが3バージョンいずれもランクイン(上記の無印に加え、Ver.MHが5位、唯一無二の光たちが11位)。さらに同じくゲスト出演した工藤真由の楽曲もベスト10内に5曲ランクインするという「くどまゆ無双」状態ともなった。
特筆すべきはキャラクター部門で、初代の完全制覇を阻止したモフルンはもちろんだが、上記にて「FUJIWARA原西にも投票可能」などと書いたら、本当に3位にランクインしてしまった。しかも以下ベスト10までが4位:ダークドリーム、5位:レジーナ、6位:はぐたん、7位:ナッツ(夏)、8位:坂上あゆみ(キュアエコー)、9位:ブンビー、10位:フワという錚々たるメンバーを上回っている。ウケ狙いで投票した者が相当いそうな気もするが(事実、オードリーも若林が14位、春日が16位になった)、原西本人がプリキュア好きを公言している事もあり、真に認められた人気キャラであるのは間違いないだろう。
またダークドリームはドリーム(のぞみ)と同じ4位にランクインしており、放送でもゲスト出演したのぞみ役の三瓶由布子を始めとして、夢闇夢の同順位ランクインに感激の声を挙げる人もいる。ベスト10入りした映画キャラはダクドリとあゆみ(エコー)しかおらず(50位以内でもオリヴィエ、ミデン、サクラを含めて5人のみ)、その点でも評価する声は多い。
その一方で
事前に危惧する声もあったのだが、放送時間の問題からか放送中に主に取り上げられたのは作品ランキング10位以内+現行作品のスタプリの11作品のみで、残る5作品についてはほとんど触れられない状態だった。キャラクターに関することやエンディングCGの技術の変遷などで多少は触れられたものの、プリキュアはともかく作品自体が取り上げられない事には少なからず不満を感じる意見が噴出し、関係者の中でも番組自体は評価しつつも残念がるあるいは苦言を呈する声も聞かれる。
NHKアニメワールドの公式Twitterは「ランキングは出ましたが、大切なことは順位ではなく、一人一人の心のなかにあるベスト・プリキュアですよね。」とフォローは入れてはいるものの、開始時に鷲尾天氏のコメントにあった、「私としては順位をつけることに忸怩たる思いを感じながら、それでも「皆様の熱い想い」をぶつけられる素晴らしい機会ではないかと思い、番組協力に踏み切った次第です。どうか皆様、順位やランキングにこだわることなくご感想、当時の気持などを語り尽くしてご投票ください。」という考えと乖離している面もあり、この点で考えれば今後に課題を残す形となった。
課題という面で言うと、上記でも触れたとおり、テレビシリーズに票が集中し、これまた映画作品もほとんど取り上げられなかったことが挙げられる。今回はテレビ・映画いずれもまとめて1人1票というシステムであり、「映画を含めてシリーズ全体が好き」という人が多い状況を考えるとこれも今後考えなければならないだろう。
もっとも、この状況を受けてか、映画スター☆トゥインクルプリキュア_星のうたに想いをこめての公式サイトでは、歴代映画作品の人気投票企画を実施している(上位5作品はムビチケオンライン券の特典として動画配信が行われる)。その作品に対する想いを伝えるプレゼンツイート企画も実施しているので、開催期間は短いものの、その想いを伝えてみてはどうだろうか。
関連タグ
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